ジミ・ヘンドリックス
ジミ・ヘンドリックスについては様々な人が、様々な事を
いっているので、書こうと思えば本当にいろいろかけるのではない
だろうか。(見聞きした全てを思い出せるとしての話であるが)
本当かな、と思っていることについて書くと、ジミは本当は
右利きだったという話かもしれない。
確かに、ピッキングせずに音を出す奏法(右手のみのタッピング
も含める)が得意だったジミだが、何かの写真で、左手で
ペンを持っていた写真を見たことがある気がする。
ある雑誌の記事で覚えていることとしては、利き腕と言うのは
定義が確立されていない概念のようであり、大雑把に、ペンで何かを
書ける方の手が利き腕である、といえるらしい。
(この説に従えば、どちらかの腕を使い投げる、打つなどの動作からは
利き腕を特定することはできないと言うことになるようだ。
(この説は一般的な感覚とそぐわないので、信憑性に欠けている
といえる気がする))
どちらにしろあれだけのピッキングワーク、フィンガリングができた
というのは、彼がいかに常人の域を逸脱していたかを如実に物語っている
と思う。
ジミのアルバムで一番好きなのは、『live at fillmore east』。
音をよく聴いているとファズフェイスとオクタヴィアを切り替えて
使っているのがわかる。(wild thingはどう聴いてもファズのみに
聴こえるから)
クリーンな音の使い方も絶妙。
特にソロでのユニヴァイヴとオクタヴィアによる強烈な音像は
狂気の世界、多分、譜面に直すと普通になると思われるが、やっぱり
エフェクトとギター、アンプ全てをフルに使った表現と言うのが
ジミの音楽観だった気もする。
強烈なアーミングによる音世界を確立したのはジミだと思うけれど
、多分、ジミの影響を受けたであろうオリー・ハルソールのアーミング
のほうが個人的には好み。
オクタヴィアによるソロのところでは、ファズフェイスもオンになっている
のか、オン、オフ使い分けているのかはわからない。
(セットはシンプルだったようだ)
オクタヴィアって何って言う人のために簡単に説明すると、
恐らくファズ系のエフェクトの一種で一オクターヴ上の音が実音に加味された
ような金きり音が出るもの。
当時、タイコブラというメーカーから市販されていたという話も聴いたことが
あるけれど、ジミが使っていたのはどちらにせよロジャー・メイヤーという
エンジニアによるハンドメイドか改造品だったと思われる。
ロジャー・メイヤーは会社を持っていて、オクタヴィアの現代版
のようなものは一応ラインナップにはある。(実際問題、入手は困難な筈)
ついでに書くと、フルトーンというメーカーからも出ているが、
これは値段から言っても殆どプロ向け、マニア向けで、入手はやはり
困難。
なぜこんな話題を取り上げるかと言うと、アルバムを聴けばわかるのだが
パフォーマンスがあまりにあまりなのである。結局言いたいのはジミが
試したことがエレクトリックギターによるアーティスティックな音表現
の極限だったのではないか、ということ。まさに表現の極限です、
『live at fillmore east』。
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