YUSUKE’S HOT CORNER  by:yuu-kun

Standard and Custom


2台のレスポ−ルにはけっこう違いがあるんです!!

LesPaul Standard

レスポ−ル・スタンダ−ドが世に送り出されたのは、半世紀前の52年である。ギブソン初のソリッド・ギタ−であるこのギタ−は、数回のマイナ−・チェンジを繰り返し、当時”レスポ−ル・ギタ−”だとか”レスポ−ル・ギタ−”と呼ばれていた。だが58年、それまでマット・ゴ−ルドだったフィニッシュがチェリ−・サンバ−ストに、ボディ・トップのメイプルが2ピ−スになるという5度目の大幅な仕様変更にともない、”レスポ−ル・スタンダ−ド”に改名。だが、その3年後の61年には、ギブソンが独自に作りだしたニュ−・モデル・カッタウェイのSGシェイプにフル・モデル・チェンジされてしまう。スタイルが一変してしまったにもかかわらず、63年に正式にSGモデルが登場するまで、レスポ−ル・スタンダ−ドと呼ばれていた。その後、61年に製造中止となったスタンダ−ドの再生産が開始されたのは、68年であった。以降、ボディ・カラ−やピックアップ、ブリッジ、材質などが幾度も改良され、現在のスタンダ−ドに至る。現在の基本的な仕様は50年代のものと同様だが、チェリ−・サンバ−ストの色合いはとても鮮やかである。多くの人間を惹きつけて止まないギタ−である。

<ヘッド>
ヘッド中央部には、その由緒正しい証として”レスポ−ル”のロゴが刻まれている。ペグは、他のパ−ツと同様にシルバ−のものを使用している。トラスロッド・カバァ−には、”スタンダ−ド”と書かれている。
<ネック・指板>
ネックにはマホガニ−、指板には明るい茶色のロ−ズウッドを使用している。ロ−ズウッドは手になじみやすく、吸水性に優れている為、運指がしやすいのが特徴。輪郭のハッキリしたサウンドが得られる。
<ポジションマ−ク>
ストラトなどに多く見られるドット・タイプに比べ、はるかに目立つポジション・マ−クは、台形のようなディッシュ・インレイ。お皿のような形をしていることから”ディッシュ”と呼ばれる。ちなみに、材質は貝。
<フレット>
スタンダ−ドには、59年の途中から幅の広いワイド・フレットが使われるようになった。それまでは幅の狭いナロ−・(またはスモ−ル・)フレットが使われていたが、より太く甘めの音を求めて変更がなされてたと思われる。
<ボディ材>
メイプル・トップとマホガニ−・バックによる、ラミネイト・ボディとなっている。また、ボディの中間あたりが盛り上がっているア−チド・トップの形状には、抜群の音響効果を誇るものになっているのも特徴。
<バインディング>
ボディの前面、ネック・サイドにクリ−ム色の縁取りがされており、これをバインディングと呼ぶ。このバインディングは、装飾であると同時に、ラメネイト・ボディを接着するという、保護の役目を果たしている。
<コントロ−ル>
レスポ−ルのコントロ−ルの2ボリュ−ム、2・ト−ン。ギタ−立てたときに、右上がリア・ト−ン、左上がフロント・ボリュ−ム、左下がフロント・ト−ンになる。ノブは、ゴ−ルドのハットボックスとなっている。


LesPaul Custom

レギュラ−のレスポ−ルから遅れること2年、そもそもレスポ−ル・モデルの上位機種として生まれたのが、レスポ−ル・カスタムである。当初、ボディはオ−ル・マホガニ−、ブリッジには最初からチュ−ン−O−マチックが搭載されていた。カスタムの大きな特徴と言えば、フレットレス・ワンダ−、積層バインディング、スプリット・ダイヤモンド・インレイなどであろう。また、豪華な印象を与える金属パ−ツやブラックのフィニッシュから”ブラック・ビュ−ティ−”と呼ばれるようになったカスタムは、その名の通りどこか気高さをも感じさせるたたずまいだ。発売以来、何度もモデル・チェンジが行われてきたが、現在はその歴史の中でも特に人気の高い、60年代末の仕様をもとに構成されており、エボニ−の指板以外の基本的な仕様は、スタンダ−ドと共通となっている。もともとはフレットレス・ワンダ−やオ−ル・マホガニ−・ボディなど、スタンダ−ドと明らかに異なる構造を持っていたが、60年代末〜70年代前半には2ハムバッキングのスタンダ−ドが生産されていなかったり、以降ロック・シ−ンでカスタムが多用されたために、スタンダ−ドの仕様に近づけられたと思われる。


都合により白いカスタムの画像
<ヘッド>
ヘッド中央に貝をあしらったスプリット・ダイヤモンド・インレイがあるのが大きな特徴。ペグには、ゴ−ルド・パ−ツを使用している。トラスロッド・カヴァ−にし、”レスポ−ル・カスタム”と書かれている
<ネック・指板>
ネックにはマホガニ−、指板にはエボニ−を使用。高級機種の指板として重宝されるエボニ−は硬い材木特性をもつため、硬質でメリハリのあるサウンドが得られる。サスティ−ン、音の立ち上がりが良いのも特徴である。
<ポジションマ−ク>
スタンダ−ドのディッシュ・インレイに対し、カスタムのインレイは真四角はブロック・タイプだ。また、通じようは入っていない1フレット目にこのブロック・インレイが入っているのも、カスタムの大きな特徴と言える。
<フレット>
54年の登場当時から、非常に低く平らなフレットが大きな特徴であったカスタム。これは”フレットレス・ワンダ−”といい、まるでフレットが無いかのような滑らかな感触を持つことからこう呼ばれ、抜群の操作性を誇る。
<ボディ材>
もともとオ−ル・マホガニ−だったが、再生産以降はメイプル・トップもラインナップに加わっている。写真のカスタムも、スタンダ−ドと同様のラミネイト・ボディ。また、音響を考慮したア−チド・トップ形状になっている。
<バインディング>
カスタムにはボディの後ろの面、ネック・サイドの白色(写真は黒色)バインディングに加え、ボディ前面とヘッドの周囲に何層もの積層バインディングが施されており、スタンダ−ドとは一味違った繊細な雰囲気をかもし出している。
<コントロ−ル>
ブラック(写真はホワイト)のボディカラ−を生かしたハット・ボックス・ノブである以外は、スタンダ−ドと相違は無い。トグル・スイッチをセンタ−にしたとき、どちらかのボリュ−ムが0になっていると音が出ないので要注意。

TEAM PROJECT2002