YUSUKE’S HOT CORNER  by:yuu-kun

LesPaul history


<レスポ−ル誕生秘話>
 30年代からソリッド・ボディ・ギタ−に関して実験を続けていたギタリスト、レス・ポ−ル氏が、41年に”ザ・ログ(丸太)”という名前のギタ−を製作した。ネックに4インチ四方の木をつなぎ、その左右にエピフォンのホロウ・ボディを半分に切ったものを取り付けたこのギタ−をギブソンに持ち込んだところ、当時はその斬新なアイディアは受け入れられなかった。しかし、48年のフェンダ−・ブロ−ドキャスタ−(後のテレキャスタ−)の開発をはじめとするエレクトリック・ギタ−の波は、伝統を重んじるギブソン社をも巻き込み、やがて50年にはレスとギブソン社は手を結ぶこととなった。カ−ビング・マシンのないフェンダ−社に差をつけたカ−ブド・トップのデザイン、レスのデザインしたコンビネ−ション・タイプのブリッジ(トラピ−ス・ブリッジ/テイルピ−ス)の採用など、いくつもの革新的な試みの末に誕生したレスポ−ルは、その後全世界の音楽シ−ンに多大な影響を与え、半世紀に渡り愛され続けているのだ。

<1950年代>
・レスポ−ル第1モデル登場(1951)
 トラピ−ス・ブリッジ/テイルピ−ス、ソ−プ・バ−・タイプのP−90ピックアップ、ゴ−ルド・フィニッシュのボディ・トップ、1コブのボタン(ペグ頭)がついたクル−ソン製ペグなどが特徴。また、この時期ものにはシリアル・ナンバ−がつけられておらず、ピックアッ  プ切り替えスイッチの周囲に円形のプレ−トがないのが普通だ。ピックアップ・カバァ−はセルロイド製なので、色焼けせず、白い  ままで残りやすい。このギタ−よりさらに初期のものとして、ネック・サイドにバインディングがつけられていないものも存在する。
・レスポ−ルの第2モデル(1953)
 このモデルは、ブリッジがスタッド・ブリッジ(ストップ・テイルピ−ス)に仕様変更され、これに合わせてネックのジョイント感度も変更された。この時期からシリアル・ナンバ−が刻印されるようになった。
・レスポ−ルカスタム、レスポ−ルJr(1954)
 レスポ−ルの最初のバリエ−ションモデルである。レスポ−ル・モデルの上位機種であるレスポ−ル・カスタムのボディはオ−ル・マホガニ−で、フィニッシュはブラウン。ピックアップはフロントがアルニコV、リアがP−90。ブリッジには最初からチュ−ン−O−マチックが使われた。フレットは非常に低く平らで、これは”フレットレス・ワンダ−”と呼ばれている。ボディとヘッドの周囲には積層バインディングが施され、ヘッド中央にはスプリット・ダイヤモンド・インレイがつけられている。金属パ−ツはすべてゴ−ルドで、その豪華な印象のパ−ツとブラックのフィニッシュから、カスタムは”ブラック・ビュ−ティ−”の愛称で呼ばれるようになった。また、スタンダ−トと異なり、コントロ−ル・キャピティの底部が平面に削られているため、4つのコントロ−ル・ノブはすべて同じ方向を向いている。下位機種であるレスポ−ルJrは、シングル・カッタウェイのフラット・トップ・ボディが特徴。ボディの素材はマホガニ−。ピックアップはドッグ・イヤ−・タイプのP−90がひとつで、プリッジはスタッド・プリッジ。ペグは片側3つ同士がつながった3in1タイプ。
・レスポ−ル第3のモデル、レスポ−ル・スペシャル(1955)
 第3のモデルは、チュ−ン−O−マチック・ブリッジ&スタッド・テイルピ−ス仕様となる。前年に出たレスポ−ルJrをもとに、それをグレ−ドアップさせたモデルである。ピックアップはソ−プ・バ−・タイプで黒いカバァ−のP−90が2基搭載され、指板にはバインディングがつけられた。
・レスポ−ルの第4のモデル、レスポ−ル・カスタムの第2モデル(1957)
 前者が、P−90に代わってハムバッキング・ピックアップが搭載されるようになる。後者は、ハムバッキング・ピックアップが3つ搭載されるようになった。第1モデルと同様、カスタムの代表的な仕様。
・レスポ−ル第5のモデル(1958)
 トップのフィニッシュがチェリ−・サンバ−ストに変えられ、メイプルはセンタ−2ピ−スとなった。また、これにともないレスポ−ル・モデルのレスポ−ル・スタンダ−トと改名。
・レスポ−ル・スタンダ−ド、レスポ−ル・スペシャル・ダブル・カッタウェイ・ヴァ−ジョン(1959)
 前者が、これのフレットがレギュラ−・タイプからラ−ジ・タイプへと変更。後者は、ボディ形状の変化に伴い、ピックアップ切り替えスイッチがブリッジ近くに移された。
<1960年代>
・レスポ−ル第6のモデル(1961)
 ペグが1コブから2コブのものへ変更。塗料も褪色しにくいものに変えられた。
・レスポ−ルの事実上の生産中止(1962)
 ボディ・シェイプがダブル・カッタウェイのSGタイプにモデル・チェンジし、2年後には名前自体もSGに変更。
・レスポ−ルの再生産開始(1968)
 レスポ−ル・スタンダ−トは、基本的に1955〜6年頃のレスポ−ル・モデルを再現(ゴ−ルド・トップ、P−90、チュ−ン−O−マチック・ブリッジ)しているが、ネックのジョイント角度やヘッドの角度の変化、コントロ−ル・ノブの頭にVOLUME、TONEの文字が入ったメタル・プレ−トがついたり、バインディングの幅がやや太くなったりと、オリジナルと異なる部分もいくつかあった。レスポ−ル・カスタムは、オリジナルでは3基だったハムバッキング・ピックアップが2基になり、トップはメイプル2ピ−スになった。ペグの頭はメタルになっており、フレットは変わらず、フレットレス・ワンダ−だ。またトップも、1950年代の雰囲気を保っている。
・レスポ−ルデラックス、レスポ−ル・パ−ソナル、プロフェッショナルの発表(1969)
 前者は2基のハムバッキング・ピックアップが特徴。また同年カタンダ−ド、カスタムともに、ネックが3ピ−スニ。トップのメイプルは2〜4ピ−スになり、スタンダ−ドは従来よりもヘッドがひと回り大きくなった。
<1970年代>
・レスポ−ル・レコ−ディングの発表(1971)
 ロ−・インピ−タンス・ピックアップでボディはひと回り小さく、ブリッジはワイドトラベル・チュ−ン−O−マチック。また、50年代風のスタンダ−ドが限定発売される。
・レスホ−ル・カスタムの1954年型の復刻モデルの登場(1972)
 この72年のカスタムと71年のスタンダ−ドは、両者ともに1ピ−ス・ボディ、1ピ−ス・ネックだった。
・レスポ−ル・シグネイチャ−の発表(1973)
 レスポ−ル・シリ−ズ初のセミ・ホロウ・ボディ、段違いになったダブル・カッタウェイ(6弦側が少し長い)で、ロ−・インピ−タンス・ピックアップを2基搭載。
・レスポ−ル・カスタム20thアニバ−サリ−(1974)
 レスポ−ル・カスタム2周年を記念して作られたモデル。15フレットのポジション・マ−クに”20thAnniversary”という文字が刻印されているほかは、レギュラ−のカスタムと全く同じ仕様。
・2ハムバッキング仕様のスタンダ−(1975)
 当初マホガニ−3ピ−スだったネックは、翌年メイプル3ピ−スに変更される。ブリッジは従来のABR−1チュ−ン−O−マチックに代わって、ボディ・トップに打ち込んだアンカ−Iアジャスタブル・スタッドをねじ込む方式セットされ、ガタつきやスタッド曲がりが少ないシャ−ラ−製のナッシュビル・チュ−ン−O−マチックが採用された。
・ザ・レスポ−ル、3ハムバッキング仕様のカスタムが限定発売(1976)
 前者は、ピックガ−ド、エスカッション、ノブなどのパ−ツが全てロ−ズウッドというユニ−クで豪華な外見を持つ限定生産モデルだ。指板は左右がエボニ−<中央がロ−ズウッドで作られている。
・レスポ−ル・プロ・デラックス登場(1977)
 1968年のスタンダ−ドと同じく1955年型の復刻版だったが、リイシュ−・モデルとての充実度は低く、ヘッドはラ−ジ・タイプ、ネックはメイプロ3ピ−スだった。
・レスポ−ル25thアニバ−サリ−、レスポ−ル・カラマズ−が限定生産(1979)
 前者は、レスポ−ル・モデルの25周年とレス・ホ−ル氏の音楽活動25周年を記念として作られた。後者は、当時ほとんどのレスポ−ル・モデルはナッシュビルの新しい工場で生産されていたが、このモデルは古いカラマズ−工場で作られた。また、同年ボディとネックはウォルナット、指板はエボニ−という高級材で作られた、ザ・ポ−ルが発売される。
<1980年代>
・レスポ−ル・ヘリテイジ80、レスポ−ル・ヘリテイジ80エリ−トが登場(1980)
 オリジナル(1959年スタンダ−ド)への回帰を目指し、前者が製作される。トラ目のメイプル・トップ、ネックはマホガニ−3ピ−ス、ロ−ズウッド指板。また、その上級機種として後者が登場。こちらは、キルテッド・メイプル・トップ(トラ目も多少あり)、1ピ−ス・ネック、エボニ−指板という高級モデル。
・レスポ−ル58ビンテ−ジ、レスポ−ル・レオズ・ビンテ−ジの発表(1982)
 前者は、当時はギブソンの日本代理店からからの注文で作られた。後者は、レオという楽器店からの発注によって作られたカスタム・オ−ダ−・モデル。
・レスポ−ル59ビンテ−ジ発表(1983)
 ヘリテイジ80発表後、さらに仕様をオリジナルに近づけるべく企画されたのが、このモデルである。
 

〜その後80〜90年代にも、新しいモデルは発表されている。〜

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