CHILDREN OF BODOM

HATEBREEDER
90点
バンド名のチルドレン・オブ・ボドムは、昔フィンランドのボドム湖というところで起こった殺人事件が由来になっているという。作品全てが死神ジャケットという素敵な悪趣味さを振りまく、フィンランドのデスメタルバンド。このバンドの驚きは、ネオクラシカルメタル=クリアハイトーンヴォーカルのイメージを覆し、デスヴォイスでネオクラシカルメタルをやるという従来の常識を覆したことにある。ネオクラでなぜデスヴォイスという疑問は聴くだけナンセンス。だって文句無しにかっこいいから。このバンドの(vo)&(G)&メインコンポーザーとこのバンドの顔であるアレキシ・ライホはアイシャドウがやたら濃い目のナルシスさを醸し出す、激ヤヴァめの魅力を持つ若者。そしてそのわきを固めるメンバーの実力も非常にハイレベル。特に(key)ヤンネ・ウィルマンはデスメタ界のイェンス・ヨハンセンという言葉がピッタリくる超絶キーボーディスト。
彼らもソナタアークティカ同様、同郷の英雄、ストラトヴァリウスに多大な影響を受けている様だが、そなたと同じルーツを感じさせられながらも、ソナタが蒼い閃光の様な美しさだとするなら、チルドレン・オブ・ボドムは悪魔的な禍禍しさを放った美しさを持つバンドである。
楽曲面に関しては、1曲目からいきなりやってくれました。悶絶疾走チューン"Warheart"アレキシの囁きから一転して疾走するイントロがメッチャカッコええ。2曲目の"Silent Night Bodom Night"この曲もギターとキーボードが絶妙のハーモニーを生み出す。短い曲だが実に聴き応えあり。3曲目の"Hatebreedeer"も疾走曲。アレキシがお下品に喚き散らす出だしがいい感じ。曲全体かっこいいんだけど、この曲最大の見せ場はラストのギターとキーボードのソロバトル。激しくも美しい美旋律の応酬にKO確実。4曲目はミドルテンポな"Bed of Razors"。5曲目はファストチューン"Cowards Dead End"この曲も美旋律満載でいい感じ。6曲目"Black Window"は悶絶曲の多いこの作品の中では個人的に地味に感じたが、この曲もなかなか。7曲目Wrath withinは激走チューン。この局はアレキシの声の下品さがアップしてていい感じ。緩急がうまく織り交ぜられた彼らの中でも屈指の悶絶疾走チューンChildren of Bodom"は個人的本作1のヒット。9曲目"Downfall"は出だしのキーボードが美しい曲。曲全体的にもかなり悶絶度高し。ボーナストラック"No Commandsもイキがよくていいい感じ
作品全体3〜5分程度で収まっている楽曲なので、非常にコンパクト。無駄を感じない。デスメタルはどちらかというと敬遠しがちだが、この人らは別。非デスの人にも訴えかけるものがある。マジすげぇわ彼らは。

HATE CREW DEATHROLL
96点
今回の死神ジャケは赤色ということで、素敵な悪趣味さ倍増です。とっても素敵。今回の作品は従来作(といっても2ndしか聴いてないけど)に比べて実に攻撃的。まさに、大手レーベルにも移籍した事もあって、このシーンを牽引するに相応しい作品のものを世に送り出してきた。個人的にはメロデス界の中でアーク・エネミーと彼らが2大巨頭ということになっている(イン・フレイムのファンの皆さん彼らよりCOBを上にしてしまってすんません。)。最初楽曲は好きだったものの、あまり好きになれなかった御大アレキシ・ライホの声も聴きなれると実は結構いい声やんと思えるようになった。
1曲目は…いや、カッコよすぎて全曲紹介して行くのが面倒だ。ということで短く紹介しよう、全曲かっこいい、これを聴いてなんも思わん奴はメタル向いてない。理屈なんていらん、マジスゲェ。特にオープニングチューン"NEEDLED 24/7、9曲目"HATE CREW DEATHROLL"の2曲はマジ死ぬほどいい。また、スレイヤーのSILENT SCREAM,RAMONESの"SOME BODY PUT SOMETHING IN MY DRINK"の2曲のカヴァー曲もメッチャカッコイイ。
しっかしフィンランド恐るべし。ソナタ、ストラト、ナイトウィッシュ、そしてCOB。こんなんが日本の1/20くらいの人口の国に揃ってるんやからねぇ。ここの国に生まれてたら、そんなにHMもマニアなジャンルではなかろうに。いいなぁ向こうの人は。あっ、そういや向こうの国には兵役があったんだった。兵役はやだなぁ兵役は。