STIGMATA 85点 メロデス界の王者の2nd。デスメタルというともう音もぐちゃぐちゃで絶叫しまくっているというイメージを持ってしまうが、彼らの作品は確かにヴォーカルの声質上デスメタルに該当するのだが、かなりメロディアスで、雑音というイメージは無い。そしてなりよりここのバンドの魅力はマイケル&クリストファーのアモット兄弟によるツインギターだ。その超絶泣きギターは、ギターの事を詳しく知らない人でも(実はあっしもだけど(汗))唸らせる。それほど難解なテクニックを披露するわけではないが、その一音一音丁寧なタッチとこれ以上無いエモーションは全ての音楽シーンを通して屈指のレベルだ。これより後の作品で超絶手数ドラミングを聴かせてくれるダニエル・アーランドソンは数曲のみの参加。それ以外はピーター・ウィルドア−という人が叩いている。世間の評価通り、ダニエルの方が凄いと思うけど、ピーターもかなりのドラマーだ。(vo)のヨハン・リーヴァはややブルータルな表現は足りない様な気がするが、なかなか泣きなどの感情表現が巧みなヴォーカリストでこの人自身の味というものがある。
彼らの作品はこの手の作品としてはブルータリティに欠けるといわれているが、個人的にそもそもそっちの方は好きじゃないので(元々アンチデスメタル)、全然OK。さぁアモット兄弟の泣きギターを堪能しましょう。
Burning Bridges 95点
ARCH ENEMYの3rdにして最高傑作。前作よりさらに表現力を増した感じの(vo)ヨハン・リーヴァ。そして今作では全楽曲で叩いている超絶ドラマーダニエル・アーランドソン。ダニエルと絶妙な兼ね合いを見せる(b)シャーリー・ダンジェロ。そしてこのバンドの最大の魅力マイケル&クリストファーによるアモット兄弟彼らの魅力が最高レベルで詰まった作品に仕上がっている。
1曲目の"THE IMMORTAL"この曲のギターソロはマジカッコええ。1曲目から舞い上がっちゃいます。2曲目も疾走系の曲。この曲のヨハン・リーヴァの声は個人的に大好きだなぁ。勿論この曲もギターソロはかっちょええ。3曲目の"PILGLIM"は一転してヘヴィでスローな曲だが、ここでもやっぱアモット兄弟のギターがねぇ…、極上なんですよ。4曲目はデスメタルはここまでメロディアスになれるのか?と思うほどの爽やか前向き系デスメタル(なにそれ?いや、まじでそんな感じなんだって)"SILVERWING"この曲のギターソロは…マジでお空へ飛んでけぇー状態。この後、悶絶ギター狼が奏でるスーパーギターソロが続きまくり。行っちゃいましょう宇宙まで状態に(意味不明)とにかく凄い。そんで持って悶絶タイム終了6分前を告げるFIELDS OF DESOLATION '99はヨハン・リーヴァが感情を吐露しまくってるのにギターソロ地味だなぁと思ってたら最後の最後でキター!もげふっ!ラストかっこよすぎ。捨て曲ナッシング。日常生活に不満だらけのそこの君。これをきいて満たされなさい(誰やねん!)
Wages Of sin 89点
前作までいい味を出していたヨハン・リーヴァを解雇して新ヴォーカリストアンジェラ・ゴソウを迎え入れた作品。新任女性ヴォーカリスト、アンジェラは女と言われなければ絶対に女とわからないすんげぇデス声。デスメタルに欠かせないブルータリティは、前任ヴォーカリストよりはるかに持ち合わせている。ただ、奇抜さとかそんなの抜きにした純粋な歌唱力は前任の方が持ち合わせていたような気がする。また、アークエネミーの最大の魅力である泣きという点においても前任ヴォーカリストの方が貢献度が大きいような気がする。
楽曲面のほうにおいては従来作よりスピードは控えめだが、ザクザクした感じは健在。怪しげなピアノからザクザクしたギターリフが展開されそこにアンジェラのデスヴォイスが絡むキラーチューン"Enemy within"、泣きヴォルテージを滝登り(?)させるギターソロが魅力の"BURNING ANGEL"、リフ、ソロプレイがカミソリのごとき、切れ味を発揮しているRavenous"などギラリと光るキラーチューンは流石。
魅惑のギタープレイなどアークエネミーの魅力が随所に詰まった作品なんだけど、上に挙げた曲以外の印象が希薄で、全楽曲において完膚なきまでにマイツボを突かれまくった前作に比べるとやや内容が薄いような気がしないでもない。世間一般の評価はこちらの方が前作を上回っているという意見が多いが、ギターの泣き具合、ヴォーカルの声などを勘案したら個人的には前作を超えるには至らなかった。確かにブルータリティの点で言えば、こちらが上と言う意見にも同調できるけどね。泣きという点においてはギターソロにしてもヴォーカルの声にしてもやっぱり前作より希薄。まぁデスに関してはあんまり聴きこんでいないので、その他の人の評価の方が正しいんだろけどねぇ。
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