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ウクライナ人キーボーディストヴィタリ・クープリを中心にスイス人ギタリスト、ロジャー・スタルフバッハに加えイングヴェイのバックでもプレイした(dr)マイク・テラーナ、EDWIN DAREというバンドで活躍していたという(b)ケヴィン・チャウンそして、現ロイヤル・ハントの(Vo)ジョン・ウエストの3人のアメリカ人により結成されたバンド。 音楽性は、キーボード版イングヴェイというよりかはむしろキーボード版シンフォニー・Xの方がピンとくる。他のプログレ風ネオクラの音楽より、さらにプログレ色が強いので、ネオクラ風プログレとイメージが強い。肝心の内容の方は、ヴィタリ他、楽器隊がテクニカルな演奏を披露し、ジョン・ウエストが余裕たっぷりのヴォーカルを聴かせてくれるんだけど、5曲目"Lost Memory"7曲目"Song Of The Desert"9曲目"Let it Ride"の3曲の疾走曲とバラード曲の6曲目"The Key"以外は悪くはないものの、掴み所のない感じで、言葉で説明することが困難。悪くはないんだけど煮え切らないといった感じ。また、(g)ロジャー・スタルフバッハはテクニカルなのはテクニカルなんだけど丁寧さに欠けるというか、渾身の速弾きを披露してくれるが、あまり耳に心地よくない音色なのよねぇ。自分が求めているギターの音色と違う感じでいまいち。また、ジョン・ウエストもまだ荒削りな感じで、ロイヤル・ハントを聴いてからこちらを聴くと違和感があるかもしれない。まぁ前述の3曲の疾走曲はネオクラが好きな人には聴き応えのある楽曲だと思う。 彼らより先にリチャード・アンダーソンを聴いてしまっていたので、この作品に関してはあまり驚きはなかったんだけど、もしこれを最初に聞いていたら、あまりにもキーボード比率が大きいので驚いていたに違いない。リチャードに比べるとアクがあり、とげとげしい感じがあるので、マジェスティックやタイムレクイエムが好きだった人も必ずしも好きになるとは限らない。超絶キーボーディストには違いないが、好き嫌いのわかれるリチャード・アンダーソンより、さらに好き嫌いがわかれる感じ。個人的で勝手な位置付けで申し訳ないが、イェンス・ヨハンセン、リチャード・アンダーソン・ヤンネ・ウィルマン・アンドレ・アンダーセンのネオクラキーボーディスト四天王には及ばなかった。 |