ARTHEMIS

〜The Damned Ship〜
83点

イタリアのXametalバンド。とにかくこのバンドの売りはアンドレア・マートンゲリ&マテオ・バロッターリのツインギターの速弾きです。メタル好きが聴くだけでにんまりしてしまいそうなファストプレイには感服致します。
1曲目の"QUEST FOR IMMORTALITY"はいきなりツインギターが高速っぷりを醸し出す疾走チューン。ギターソロはやっぱり圧巻。2曲目の"VOICE OF THE GODS"は特別疾走と言う感じではないが、ヘヴィな展開が良い。3曲目"SUN'S TEMPLE"もギターの音が気持ちいい、疾走チューン。4曲目の"STARCHILD"も疾走チューンでメロの部分がアイアンメイデンの"ACES HIGH"をヘヴィにしたような感じ。最後らへんバカみたいに疾走するところが◎。5曲目はインスト。6曲目は"THE NIGHT OF THE VAMPIRE"は退廃的な雰囲気の漂う疾走曲。ちょっと怪しげな展開が良い。7曲目はギターがいい感じのインスト。8曲目の"NOBLE SWORD"も疾走曲。サビの高揚感が良い。9曲目"THE DAMNED SHIP"は男クサいコーラスから始まるこの作品では希少なスローテンポな楽曲。10曲目のボーナストラック"TWILIGHT"は一転して疾走曲。イントロがちょっと風変わりな感じで面白い。
全体通して、デヴュー作にして日本デヴューを実現しただけの事あって、ハイクオリティーなんだけど、シンフォニックなアレンジを極力抑えて、ギターが前面に出ている分、粗さを感じるですわ。ギターが前面に出ている曲は大好きなんだけど、彼らがやっているジャンルの事を考えるともう少しキーボードによる装飾が欲しかった。また、ヴォーカルの声があんまり好きじゃない。下手じゃないんだけど、マイケル・キスクを意識しまくった強引な高音(本家のは気にならないけどね)は正直アルバム通して聴くと疲れてしまう。ということで、このバンドに他のバンドには無い魅力を感じつつも、あんまり気に入らない部分があり、どっぷり聴きこむ事は少なかった。しかし、このギターコンビの演奏力の高さは欧州でもトップクラス。次の作品の成長次第では、かなりのメジャーバンドになるだろう。