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ジャーマンメタル黄金期を牽引バンドの一つ。 ファンタジー色の強いバンドであるが前編にわたって荒々しい雰囲気が漂っていて、昨今のシンフォニックなものよりも無骨な感じが漂っている。どうやらこの作品当たりが全盛期のようで近年の作品は煮え切らないものが多いらしい。(この作品しか聴いた事が無いんですよ。)因みに10年以上前の作品であるとはいえ、中古CD屋で\580で売られているのをみてなんちゅう過小評価した値段やと思った。(それを買ったんやけどね(汗)) さて、この作品の内容の方だが、メタルらしからぬ、フォークっぽいアコギから始まる荒々しい疾走曲"Time What Is Time"で幕を開け、続く2曲目"Journey Through The Dark"もジャーマン好きなら美味しい疾走曲。3曲目は一転して何と57秒という超短縮系バラード曲。4曲目は哀愁を孕んだドラマティックなミドルチューン"Theatre Of Pain" 現ガンマレイのカイ・ハンセンが参加したなんかどって事ない曲の様に思えながらも耳に残る緩急を巧く織り交ぜた"The Quest For Tanelorn"。6曲目は駄曲といえば駄曲かもしれないが、まるでMT車がシフトアップして行くようにテンポアップして行くサビの部分がなかなか興味深い"Ashes To Ashes"。続く、嵐のような楽曲が続いた後に、束の間の静粛感を与えてくれるアコギの音色が美しいThe Bard's Song-In The Forest〜The Bard's Song-Hobbit"そして短いインストなりも、バグパイプの音色がこれから始まる疾走曲の幕開けを告げると続く今作屈指の悶絶チューン"Somewhere Far Beyond"。バグパイプや鐘の音が導入されていたり、荒々しい疾走曲の中にも細かなこだわりを感じさせる。まぁ残りのボーナストラックの3曲もそれなりのレベルのものを持ってきている。 (vo)のハンズィ・キルシュは荒れ声で歌うタイプのヴォーカリストで、そのての歌い方が嫌いな人にとっては疲れる声ではあるが、この人なりの味というものがある。このバンドの作品自体、同じくジャーマンメタルをリードしてきたハロウィンに比べると、より荒々しく、さらにドラマティックな感じ。この作品に関しては、最高峰のレベルといっても過言でもないが、近年の作品はちょっとだめっぽいからねぇ。まぁでもこの作品はいいよ。ジャーマン好きなら買いです。 79点 |