ゲーム所感

最終更新日:2009/3/30

けっしてゲームをする時間が余っているわけではないのですが、若い人がゲームの話をしていると、「いや、それ元ネタはね……」とか、「我々の時代は…」とか言いたくなってしまうので、王様の耳はロバの耳の床屋さんの気分で、色々書き連ねさせていただきたいと思います。今まで・最近・やってみた・印象に残った・古い・新しいゲーム等、思い出していきたいと思います。

2009/3/20

アンディーメンテ「アールエス」その1

(注:画像はすべてゲーム中のキャプチャです。そのへんの権利関係など理解して閲覧して下さい。)

この方はなんで、こんなにも永遠の十代(赤ちゃん?猫?)のようなスタンスと作風でゲームをほいほいと作れてしまうのだろうか。
私はかれこれ10年近くも前に、カードワースというフレームワークでさんざん苦労して3作しかゲーム(しかもどれも30分程度で終わる)を作れなかった覚えがありますが、これだけアヴァンギャルドにゲームを『量産』できる人というのを他に知りません。
ゲームを作って自分のページで公開をする、という方法だとはっきりいってクオリティーなど二の次でとにかく「○○作目作りました!」とか言って出せるものですが、「フリーのゲームですから!」とか「自分の作りたいものを作ってますから!」というスローガンのもとに作り手がどんどん甘えてしまうというのは、いい悪いは別として世の常ですよね。そこで自己満足とわりきられずに、アンディーメンテのように独特のファン層を獲得しているのは、同系のクリエイターの目からすれば、羨ましい限りではないだろうか?

RPGだけをとっても、数多くの作品がある。古くは『スターダンス』などの作品を始めて、多くはシステムにはある程度体系化されたものを共通して使用している感があるが、何せ私はすべてプレイできていないので正確でないかもしれないが。私が他にプレイしたのは、『ライヂング☆スター・レヂェンド(2007)』。あとは動画で『やきにく(2008)』『助けて!』などを視聴した程度。たぶんファンの方からはそんなもんで判断すんなとぶったたかれそうです。
惑星
最初の主人公、ルインとピアー。
最初から登場人物が多くてすぐに記憶キャパオーバー。
舞台は、この「アールエス」の場合、SFチックないわゆる「大破壊」後の世界(大雑把ですみません)。ピアーという方言しゃべり(語尾がいつも「…じゃ」になる)の少年がルインという両性具有っぽい謎の同世代の少年を助けるあたりから、物語の幕が開ける。
どうですか?上の画像見ただけでもなんだか801のにおいがプンプンしませんか?
序盤をプレイしただけなのでわからないが、スターダンスでも登場人物の性別に相当混沌としたものがあったので、きっとサブプロットにせよ、何か伏線があるのかな…と思ったりしますが。だってこの二人まるで『魔女の宅急便』のキキととんぼじゃん?と勝手に思ったりしまして。

惑星
ゲームは基本、マウス操作オンリー(ショートカットとしてキーボード入力もあるが)。クリックで基本マップ(左上に表示されている)建物に入ってそのダンジョンを攻略していく(途中で撤退などもあるが)スタイルで、基本マップにだんだん入れる建物が増えていく(建物の名前にラベルがついていく)形でゲームが進んでいく。

ダンジョンは「進む」ことで距離(AU)の値が増加し、ゴールに近づいていく。
ダンジョン内部もまた一枚絵。左下にXXX/XXX AU(XXは数字)という表示があるが、これが現在の到達距離をあらわしていて、「進む」「戻る」でこの値が増減していく。なので、ダンジョンを攻略するにはひたすら「進む」をクリックすればいいじゃん!?とか思っていると、途中で敵と遭遇したり、木にぶつかったりする。

確かにちんまりしてて地味なんだけど…なんだけど…でもやってみるとやっぱり面白い!お約束の誤字(ステタース)にも注目。
戦闘画面。カチカチカチカチ…
木は「斬る」コマンドを使わないと、進めない。(進もうとするとダメージガンガン)
道の途中に木が……。最初のプレイでは気づかずに進むをクリックし続けたあげくダメージで全滅とかしてみた。

なんだかすごく地味そう、と思われるかもしれないが、ある意味事実で、そこにこそアンディーメンテ作品の中毒性があるのだと思う。
最近のRPGではあまり流行らなくなった(感がある)レベル上げやアイテムコンプの『作業』の快感を思い出させてくれるのである。こういうのってネットワークゲームとかの開けた世界になってからのゲーム以降、なんとなく忘れられていたんでないですか?と誰に問いかけるわけでもなく思ってみたりするんですが。

バリエーション1
バリエーション2
私がアールエスで気に入ったのは、起動毎に変わるタイトル画面。他作品に比べるとやや力が入っているように思えるが、それでもグラフィックなどを個別に見ると商業的なプロダクションが作るものよりは明らかに粗が見える(かむしろクオリティのベクトルが違うのだろうが)のに、画面効果やら細かな設定は抜け目なくやっていたり、また致命的なバグはプレイバランス崩壊というのもきいたことがない。ゲームシナリオにボリュームがあるのは最初から警告されている。

もうすぐ4月。出会いの季節だけど、どうしよう続きやろうかな…。なんて真剣に悩んでしまうほどやりこみ度の強いゲームです。
この人のゲームは画面が少し小さかったり、正方形だったりして独特なんですが、ケータイとかでは出してくれないのかな?あとはLinux/Mac版移植とか。

続く

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