CHILDHOOD'S END 1985/5/22 リリース All Songs Arranged By TK
CHIDDHOOD'S END・・・ 作曲 小室哲也
パーカッションの音がとてもいい感じです。美味そうな音を出しています。
特に、木製の打楽器の音色は、自分がアーモンドやマカダミアナッツを食べる時の歯ごたえと
共通するものがあります。本当です。
ACCIDENT・・・ 作詞 松井五郎 作曲 小室哲也
風のつよい日、砂丘で二人だけでいる状態のイメージが最初の印象でした。
初めて聞いた時は、なんかフツーの曲だなあ、と思っていたのですが、聴くとやはり味が出るものなんですね
このBPMの速さといい、フィルインのタムの異様な音量といい、気に入ってしまいました。
しかし、この曲ではアコースティックギターを使ってるそうですが、全然聞こえません(笑)。
せめて1974のくらいのアコギのボリュームにはしてほしいですね。
FAIRE LA VISE・・・ 作詞 作曲 小室哲也
”疾走感のある曲(アクセスみたいな)”というのを、80年代にもって来たという印象が強いです。
ドラム周りを中心にアレンジすれば結構今でも通用する曲なのではないでしょうか。
でも、これはこれで良いです。気に入ってるところは、Aメロのバックのエレキオルガン、
高音で”ピロロッ ピロロッ ピロロリ”と軽く響いているシンセ、そして最後のウツのコーラスです。
歌詞も 伝えたい気持ちをカッコよく、無駄なく書かれていて良いです。
惜しむべきところを挙げれば、間奏の突然のピアノソロはミスマッチだと思うので、省いた方が良かったかもしれません。
このアルバムが中途半端といわれる部分のひとつかも・・・・。
永遠のパスポート・・・ 作詞 SEYMOUR 作曲 小室哲也 木根尚登
これもアクシデントと同じ、浜ですね。でも、アクシデントは結構辛い状況だったけど
こっちはとってもハッピーそうで、自分の頭の中の曲のイメージでは、快晴の浜です。
これは自分がけっこう辛い時によく聞いてたので、今も時々聞くと、センチメンタルな気分になってしまいます。
特に、曲最後のシンセストリングス、あれには泣きが入りました。
あと、間奏のヘボめのシンセブラスも、なんか懐かしいんだなあ・・・・・・・・。
でも、この作詞をした人って、一体どんな人なんでしょう?TMの中で、この一曲しか作曲をしてないし
第一、名前の読み方がわからない!!!
八月の長い夜・・・ 作詞 三浦徳子 作曲 小室哲也
このアルバムの中で、生音が多めの、ワイルドな曲です。すこし次のアルバムの予兆というものもみえるような気がします。
なんといっても、ディストーションギターをふんだんに使っている、これは特徴ですね。
でも、僕はこの曲そんなに好きじゃないんです・・・・。ヴォーカルのささやくような歌いかたを真似して歌ってたら
疲れちゃって、それであんまり好きじゃないんです。とてもわがまま。まるで、小室と木根君がイパネマを
嫌ってるのと同じみたい・・・・・。
TIME・・・作詞 三浦徳子 作曲 小室哲也
曲はTMにしては結構昔っぽいなあ、と思いましたが、やはり、これは昔の曲をひっぱりだして入った曲だそうです。
ピアノの一つ一つの音が大切にされています。こういう、一音を大切にしてくれる曲は好きです。
サビの詩には、始めて聞いた時には、かなり共感しました。何てあの頃は純情だったのだろう・・・・。
DRAGON THE FESTIVAL・・・作詞作曲 小室哲也
アルバム版のほうが FESTIVAL してますね。シングルは生音は多いのですが、ちょっと怖いイントロが
あんまり好きじゃありません。アルバム版は歌詞も多くて楽しそうで、良いです。
でも、やっぱりこれはライブでアマゾン語(?)を叫びながら、みんなでノるために作られた曲ですね、はい。
ライブバージョン最高です。
さよならの準備・・・作詞 三浦 徳子 作曲 小室哲也
曲全体としては中途半端な感じがしますが、そのミスマッチがなんか好きなんですよね。
”細めた瞳の端で〜”のいきなりのハッピーな曲調、FAIRE LA VISE のように間奏の突然のピアノソロ、
意表を突かれる展開が面白いです。また、ベースの音も妙に尖っています。
歌詞で出てくるこのオンナは・・・もしあんな態度とられたら、僕だったら殴る蹴るなどの暴行を加えて、島流しにします、たぶん。
INOCCENT BOY・・・作詞 TMNETWORK 作曲 木根尚登
この曲の歌詞は、未だにどういう状況を想像したらいいのかがわかりません。
曲の名前からしたら、宇都宮君のことを指してると思うのですが・・・。
曲のイントロのパーカッションをきくと、小節の区切りがどこか惑わされてしまい、いきなり曲が始まるような感じがするのは
僕だけなのでしょうか。最近はそうでもなくなってきましたが、そうなるまで、1年くらいかかりました・・・・。
FANTASTIC VISION・・・作詞作曲 小室哲也
このアルバムで一番最初に気に入った曲です。今もある地方の天気予報では使われてるらしいです。
BPMが150と早めで、ハッピーでポップな曲調がとても良いです。ヨーロッパの田舎の原っぱでの結婚式、
みんなが色紙を投げて祝福して、喜びで空にも昇ってゆきそうな二人のウキウキ状態が良く表現されています。
一曲としての完成度としては、”愛をそのままに”とならんで、よくできてると思います。
愛をそのままに・・・作詞 西門加里 作曲 木根尚登
初めて聞いた時は、イントロの旋律の音色が いやであんまり聞いていなかったのですが、あとですごく気に入りました。
曲を流しながら、プレステのグランツーリスモの夜の首都高のコースを一人でゆったりと走れば、たちまち
この曲の世界に連れて行かれることでしょう。曲の後ろでオクターブ単位で変化しているシンセが、
”サイドシートに眠る君を青く照らすTWILIGHT”の歌詞との絶妙なハーモニーを・・・・作ってます。
アルバム評
このアルバムは中途半端とよく言われますが、僕はこの中途半端さがとても好きです。
TMというのは、非常にクールで、感情を外にあまりださないというイメージがあるのですが
このアルバムでは、TMが自分たちを自分たちたらしめるために必死に探りをしている、そんな、クールを装うには
かけ離れた過酷な状況のなかで作られたアルバムということで、彼らの感情 心が表に現れてしまった、という感じがします。
TMとしては、そうなって欲しくはなかったと思いますが、逆に、僕の目から見ると、あ、TMもやっぱり人間なんだな
と、確認できた気がして、少し親近感を覚えるのでした。そういう、暖かさを感じ押させてくれたアルバムでした。