アニソン泪橋

(C)Kodai Yamase.

アニソンの、隠れた名(迷?)フレーズについて頼まれてもいないのに語るコーナー

「必殺仕事人」

hissatu

え?アニソンじゃねぇ?

まあそう言いなさんな。
言うまでもなく「必殺仕事人」は藤田まこと扮する中村主水を主人公にした時代劇。
必殺シリーズは1972年に第1弾「必殺仕掛人」がスタートしてから1991年「必殺仕事人・激突!」に至る間に全30作が製作された。
「必殺仕事人」はその第15弾にあたり、その後も仕事人シリーズとして続編や劇場版が製作されている。

物語の概要は、江戸時代、法では裁かれない悪に対して「仕事料」と引き換えに制裁を加える仕事人チームの活躍を描いたもので、中村主水は普段は南町奉行に勤める同心。
「昼行灯」と同僚からも言われ、家では婿養子のため姑と嫁からイビられるしがない中年男。
しかし実は剣の腕は天才的で、幾多の流派に精通している。
主水は「仕置人」からいくつもの裏稼業チームを経て仕事人を結成する。
仲間には錺り職の秀や三味線屋の勇次を始め、組み紐屋の竜、花屋の政、なんでも屋のお加代等がいて、いずれもバラエティに富んだ殺しのテクニックを披露していた。

今回はその仕事人達が殺しの仕事に取りかかる時に流れる「必殺仕事人ー出陣のテーマ」を取り上げてみようと思う。
まずはこの曲の柱となるリズムをギターとスネアがつくり、ベースはそのノリに対して4部音符でルートと5度の音を交互に弾くというのがメインになっている(EX-1)。

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いわば、カントリー&ウエスタンとかで良く出てくるフレーズにも通じる、ただ譜面にしてしまうとナンてこと無いフレーズなのだが、4部音符をただ弾いているだけではうまくノリが出せないのがミソ。
柱となっているリズムをちゃんと感じつつ弾いてみると、その違いが分かると思う。そんな訳でこちらはニュアンス込みでの譜面の方(EX-2)。

score02


また、この曲での盛り上がり部分後半ではちょっとしたオカズも入っている。
こうした、ベースラインがコード進行に関係無くリズム的に固定されているような曲だと、フとした時に入るオカズがより効果的に聞こえる(EX-3)。

score03

必殺シリーズのテーマやBGMは比較的こうしたリズムの曲が多く、いかにも時代劇チックなものは余り無いのが大きな特徴である。
「法では晴らせぬ尽きせぬ恨みを晴らす」仕事人を描いたものだけに、哀愁や、やるせなさを感じさせる独特のメロディだったりして、個人的にはドラマ部分だけで無く音楽的な所でも大好きなシリーズ。
まだ観た事が無い、と言う方にはぜひ観てほしいものです。

そんな訳で、今回はこんな所で。
では!

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