アニソン泪橋

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アニソンの、隠れた名(迷?)フレーズについて頼まれてもいないのに語るコーナー

「機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙」

御存じのように「機動戦士ガンダム」はかれこれ20年以上前に富野由悠季監督、日本サンライズ製作でテレビ放映された。

それまでのロボット・アニメの一般常識であった「主人公は熱血漢」「攻撃の際には技の名前を叫ぶ」「敵は侵略して来た宇宙人やミュ−タントで、問答無用に悪いやつ」「主人公側のキャラは基本的に死んだりしない」などをことごとく破り、後のロボットSFアニメのエポックメイキング的作品となった。
今さら語るまでもなかろうが、ザっとスト−リーを。

宇宙世紀0079年、人類は増え過ぎた人口を宇宙に移民させて半世紀。
地球から最も離れたスペースコロニー・サイド3は「ジオン公国」を名乗り地球連邦政府に独立戦争を仕掛けて来た。
レーダー等の誘導兵器を一切無効にするミノフスキ−粒子の発見により、巨大人型兵器「モビルス−ツ」が開発される。8ヶ月あまりの戦いで総人口の半分が死に戦闘は膠着状態に陥った。
そんな中ふとした偶然から連邦軍の新兵器「ガンダム」のパイロットとなった少年、アムロ=レイは幾多の戦いや仲間との出合いと死を通して成長し、やがては人類の革新たる「ニュ−タイプ」へと目覚めて行く・・・。

当時は一部に熱狂的ファンが居たものの、斬新すぎてガキはついて行けず、またオモチャ(プラモではなく)の売り上げも芳しくなかった為に、52話完結予定が打ち切りの為に43話で終了となった。

しかしバンダイから発売されたプラモデル人気と、再放送によってその世界観が視聴者に咀嚼されていったのもあってか人気は全国的に爆発し、ついには劇場版3作が製作・上映され、これまた大ヒットとなる。
夕方の時間帯に再放送が行われていたが、最高視聴率が約30%だった事を考えると当時の化け物じみた人気が伺えるだろう。プラモを求めて将棋倒しになったり、シンナ−が引火して火事になったりして死人も出たくらいだ。
その後ビデオのみでのオリジナル作品や続編などが製作され、現在もダメ人間を大量製造高い人気を誇っている。

さて今回はその中でも劇場版の3作目にあたる「めぐりあい宇宙編」の主題歌、「めぐりあい」を取り上げてみよう。

「めぐりあい」
作詞:井荻麟 作曲:井上大輔

Believe!人は悲しみ重ねて大人になる
Believe!悲しみの彼方から舵を取れば
いつの日にか巡り合えると信じて
Believe!涙よ、海に帰れ

恋しくて つのる思い
宇宙(そら)茜色に染めてく

Yes,my sweet Yes,my sweetest
I wanna get back where you're
誰も独りでは生きられない

この曲はガンダム劇場版完結作と言う事もあってか、スケ−ルの大きいバラード的作品になっている。

作詞は富野監督(井荻は作詞の時のペンネ−ム)、作曲は前作「哀戦士」に引き続き故・井上大輔。終焉に向かう劇中で効果的に流れていて、曲を聴く度にシ−ンやセリフが浮かんで来たりしてしまう。
この曲についての思い入れを語るともう止まらなくなるので、とっととフレ−ズに目を向けてみよう。

まずはAメロ。
イントロの後このパ−トは、基本的にヴォーカルとピアノのみで進行して行くのだが後半の「いつの日にか〜」からヴォーカルのバックでベースが下降フレ−ズを弾いてくる(EX-1)。

これが絶妙にヴォ−カルと絡んでいて素晴らしい。
間奏部分のスライドから判断するに、ベースは恐らくジャズベタイプのフレットレスなのだが、ここでは「フレットレスでっせ〜」的なニュアンスではなく、スタッカ−ト気味に弾いている。ピアノでせっかく緊張感を出しているので、ここでテヌ−ト気味に弾くとそれが台なしになりかねない事になるからだろう。

そしてここからBメロ直前のフレ−ズ(EX-2)。

ルート&オクターブを反復している。次に控えているBメロが白玉系なのでちょうど「バネを縮めて縮めて、次でド〜ン!(なんかあったま悪い言い方だが)」的役割をになっている。
Bメロ最後の、サビ直前フレ−ズと比較してみると面白いかもしれない。

そんでサビ。
経過音などを上手く使って、盛り上げている(EX-3)。

ハイポジションであおりまくる、というテも有るがここではそれをせずにバッキングに徹している。
しかし、これで充分にメロディックであり、しかもヴォ−カルの邪魔をしていない。
このフレ−ズ弾くだけでも歌が歌えてしまう。素晴らしすぎて、軽く御飯3杯はいけそうだ。

さて、今回はこんな所で。
次は・・・なるべく早く更新・・・出来るといいなぁ。

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