我が心のベーシスト様

by Kodai Yamase

JOHN PAUL JONES(LED ZEPPELIN)

さて、今回はいよいよ大御所の登場です。
初めてLED ZEPPELINの事を知ったのはラジオとかテレビで彼等の曲を知って...という良くあるパタ−ンではありませんでした。
当時中学生だった私は大の新日本プロレスファンでして、毎週「燃える闘魂」 アントニオ猪木の勇姿を古館一郎の名調子と共に楽しんでいたのでした。

で、当時猪木と死闘を繰り広げていた外人レスラーの1人で大好きだったレスラーに ブルーザー・ブロディがいたのですが、彼の入場テ−マが実は「IMMIGRANT SONG=移民の歌」 だったのです。
ブロディは2メ−トル近い長身にカ−ルの掛かった長髪(黒)にヒゲ。ダイナミックなレスリングを得意としていて「大学時代にアメフト-新聞記者- 友人スタン・ハンセンの勧めでレスラ−」という変わった経歴から「インテリジェント・モンスター」というニックネームがついていました。

入場時にはチェーンをブンブン振り回しながら雄叫びを上げつつリング・インし、試合中も 「ハウ!ハウ!」と野獣のような声を上げて大暴れ、という中西もマッ青なモンスターぶり。
しかも強い!!猪木はシングルで何度も対戦しているのですが、暴れ過ぎちゃったブロディが「反則負け」したことはあっても3カウントのフォ−ル勝ちは1回もナシ。

そんなブロディが入場するバックに、ロバ−ト・プラントの例の雄叫びは実にマッチしていてこれまたプロレスファンのいとこに早速「ブロディのテ−マって誰の曲!?」と聞いたのでした。
それが、私がLED ZEPPELINを知る切っ掛けとなったのです。

今や知る人のいないであろうLED ZEPPELIN。
そのボトムを支えるのはジョン・ポール・ジョーンズ。
1946年1月3日に生まれ彼は1960年頃に初めてベ−スをプレイし始めます。
その後、スタジオ・ミュ−ジシャンとして活動をはじめたジョンはベースのみならず、アレンジャーとしても活躍。
YARDBIRDSの「Little Games」やTHE ROLLING STONESの「She's A Rainbow」のストリングス・アレンジを手掛けています。
そうした活動の中でジミー・ペイジと出会いLED ZEPPELIN結成となるのですが、当時アマチュアだったロバート・プラントとジョン・ボーナムに、デビューしてしばらくはジミー・ペイジとジョンがギャラを支払う形で参加してもらっていたそうな。

ジョン・ポール・ジョーンズのベース・スタイルは「オースドックスかつ痒い所に手が届く」ものだといえるでしょう。
彼自身がモ−タウンの大ファンで、ベ−スをはじめた頃ラジオで掛かるモ−タウンの曲に合わせて 練習していたそうです。
同じアップテンポのナンバーでも、1stに収録の「Communicathion Breakdown」とDEEP PURPLEの「Highway Star」とを 比較すると両バンドの違いが分かります。
アップテンポであってもビミョ〜なスイング感があったり、「Dazed And Confused」後半のテンポチェンジする所のバックで 弾いているグルーヴィーなラインや、「D'yer Mak'er」でのミュートしまくったピッキング等実に「クロっぽい」要素を感じます。

ジョンは曲に応じて使用ベ−ス&弦を変えるのですが、主に有名なのがジャズベ−ス+フラットワウンド弦と 初期型のプレベ (所謂テレキャスベースね)にラウンドワウンド弦という組み合わせ。
CDでの音質から前者がメインだったイメージがありましたが、2年程前に出た「BBC SESSIONS」でリマスタ−された音源を聞くと、 「Immigrant Song」「Heartbreaker」辺りのサウンドは実にアタックが強く おそらくこれらの曲がプレベによるものと思われます。
特に「Immigrant Song」はヘヴィ・ファンクともいっていいくらいで、Bメロでのあの「ドレミファ〜上昇フレ−ズ」はもとより、後半のインタ−プレイの所でのボーナムとのコンビネーションといいバケモノじみた演奏です。

また彼はオルガンもプレイし、ライヴでは「You Shock Me」などにおいてフットペダルでベ−ス音を弾いています。
こういった鍵盤楽器でのベ−ス・ラインをふつうのベ−スに置き換えて弾いてみると、音使いの違い等発見できたりして面白いかも知れません。

さて、LED ZEPPELIN解散後はソロやTHE MISSION等バンドのプロデュース等が主な活動の様です。
ライヴは規模は小さいながらもちょこちょことやっているらしく、数年前のMTVのイベントでドラムにジェイソン・ボーナム、ゲストにスティーヴン・タイラー&ジョー・ペリーを迎えてのスペシャル・セッションでも スティーヴンに明らかに声量が劣っていた ロバ−ト・プラントや、ジョーにフォローされまくっていたジミー・ペイジを裏目に(確か)アレンビックのベースをブンブン弾き倒してる姿 は実にカッコよかった物でした。ちなみに「Bring It On Home」をプレイしていました。

おススメは・・・全部でしょ!あえて選ぶのならば1〜4枚目まではどれもハズレが無いと思います。
また「BBC SESSIONS」はDisc2の「Immigrant Song」だけでも聴く価値ありですぜ!!

そんな所で今回はこの辺で。 実は、前回も「ジョン」。次回も...。

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