by Kodai Yamase
さて、唐突に始めました、このコーナー。
ベースに関する大きな事からチンケな事まで色々 エラソーに語ろうか、と思っております。
さて今回は、まずベースを弾く上で決して外せない要素の一つどころかそれ以前の問題である 「どんなベースを買えば良いのか?」について、私的考察してみたいと思います。
ベースを買うにあたってまず、どんな事を考えるでしょうか?
1 自分のお気に入りのベーシストと同じのが欲しい!
2 自分の予算の中で買えるものが欲しい!
3 自分の好きな音が出るものが欲しい!
4 とにかく弾きやすいものが欲しい!
5 見た目が自分好みの物が欲しい!
6 夢でなっちゃんに「買ってネ」と言われたベースが欲しい!
7 夢で薬師丸ひろ子に・・・。
等など、千差万別であると思います。
おそらく、ベースを買うに到った経緯を考えた場合まずなんと言っても1がくると思います。
私も、なんだかんだ言って、その理由でサンダーバードを買い、アリアのSBを買いました。
その昔、サンダーバードを、CDとベース音をミックスできるヘッドフォンアンプで NIKKI・SIXX気取りでノリノリに弾いてたら、いつの間にか大学の後輩が上がり込んで隣に突っ立っていた、 という穴があったらマントル層まで潜り込みたくなるような事があったっけ。
その時にも感じていた事ですが、往々にしてどんなコピーモデルであろうと、特有のシェイプのベースは、やはりそのベース独特な音質のキャラクターを持っている、という事です。
例えば、プレシジョンのシェイプでプレシジョン・タイプのPUがついていれば、たとえフェンダー製でなくとも、音のレンジに多少の差はあれそれなりにプレシジョンの音がするのです。
詳しい専門的な事は、後の機会に取り上げようと思っていますが、 そういった意味では、1と3と5がそれなりにカブっているのなら、コピーモデルにせよ、オフィシャルなアーティスト・モデルにせよ、後は予算と、こだわりと、本人の美学の問題でしょう。
ただし、やっぱり定価10万円の物と1万円程度の物を比較した場合、見た目は同じようなものでも、価格の違いがそのまま「質の違い」に繋がるのがほとんどである事は否定できません。
問題なのは、価格と引き換えに犠牲にしたものがなんであるか、でしょう。
大抵問題となるのがボディとネックに使用される木材。その次がPUやブリッジなどのパーツ類でしょう。
ネックにしろ、パーツにしろ結局は使用していく上で耐久力は重要な要素の内の一つです。
季節の変わり目にネックが反ったりする事は珍しくありませんが、いくらチューニングしても音が合わなかったり、トラスロッドをいくら回しても反りが治らなかったり、これは私の友人が遭遇した悲劇ですが、ゾウキンを絞ったみたいにねじれてしまったり、なんてことが起こったらシャレになりません。もう楽器がどうこう言う以前の問題ですな。
パーツ類であるなら、PUにしろブリッジにしろ後から交換がきくので、後々対処できますが、ネックやボディとなると「そんなら別のベース買えば良いじゃん」となりかねないです。
大体、ボディとネックがネジ止めされているデタッチャブル・タイプならともかく、セット・ネックやスルーネックとなると、もうお手上げ。
ボディに関しては、数多くの材が存在するし私自身未だよく把握してないので、偉そうには言えません。しかし、色を塗り替えようと思って塗装を自力で剥がしたら、ボディがベニヤの合板だったなんてことも、確か友人に起こった哀しい悲劇です。
それを考えると、9800円くらいのノンブランドなベースよりも、それなりのメーカーが出している定価5万円以上の物ならば品質的にそう問題は無いと思います。何よりメーカー保証やリペアもちゃんとしてるし。
その辺は、予算と相談していくのが無難でしょう。
要は、見た目と音質と弾き易さのバランスに、自分がどこまで妥協できるか、だと思います。
「たとえルックスが良くても、弾きづらかったり音質が好みでないと、どうも...」という人もいれば、 「多少弾きづらくとも、このベースのルックス(もしくは音)がたまらんのじゃ!!そんなもん根性で弾き倒したるワイ!!」なんて人もいる事でしょう。
結局は、そのベースに対する愛情があれば、多少の欠点はあばたにエクボにしか過ぎない事もあるのです。
サンダーバードや初期のプレシジョンなんざ、「弾き易いかどうか」という点で言えば間違いなく弾きづらいベースとなってしまいます。
しかし、サンダーバードにはサンダーバードにしかない魅力、プレベにはプレベでしか出せない味があり、 そうした魅力に対して、自分がどれだけ愛情を注げるか、と言う事になります。
ベースだって、1ヶ月以上もケースにしまいっぱなしだったものより、毎日弾いて、ちゃんとお手入れしてあるベースの方がしっくりくるし、良い音を出してくれるもんです。
結論「やっぱ、愛だろ、愛」 等と、強引に綺麗にまとめたところで今回はこの辺で。リクエスト、御意見御希望お待ちしております。