2000年4月11日 スポーツニッポン

サザン「初」聖地ライブ
−桑田の故郷・茅ケ崎−

 

 最新曲「TSUNAMI」が大ヒット中のサザンオールスターズが“グループゆかりの地”茅ヶ崎海岸で初めてのコンサートを8月に開催することが10日、分かった。湘南の海を背に神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎公園野球場で8月19、20の2日間、大規模な野外コンサートを行う。茅ヶ崎は桑田佳祐(44)の生まれ故郷。実現に向けて地元市民が署名活動を展開し、5万人が後押し。デビュー23年目の凱旋ステージとなる。

 

“故郷のみなさん、盛り上がりましょ〜”
烏帽子岩をあしらったカツラをかぶり、
添田高明・茅ヶ崎市長と肩を組む桑田佳祐


署名5万人


 サザンの一連のヒット曲にとって、これ以上ない設定の“究極ライブ”が実現する。真夏の湘南、しかも海を間近に望む野外。高校野球など普段は市民球場として親しまれている会場の茅ヶ崎公園野球場は国道134号沿いに位置し、道路を挟んでしぎ南側に「チャコの海岸物語」でも歌われた烏帽子岩も見える茅ヶ崎海岸が広がる。
 
 きっかけは昨年末、横浜アリーナ公演での桑田の発言。「茅ヶ崎の海でコンサートをやりたい、あくまでも夢なんですが・・・」とぶち上げたところ、市民が反応。有志70人による「茅ヶ崎にサザンを呼ぼう!市民の声 実行委員会」(細谷一彦委員長)が発足する市民活動へと展開。有志は2月末から駅前などで街頭運動を起こし、3月9日に約5万人分の署名を茅ヶ崎市に提出。人口20万人のうち4分の1に当たる署名の数に添田高明市長も立ち上がった
 
 
添田市長は「桑田さんは茅ヶ崎の名前を全国に知らしめた、市の最大の功労者の一人。コンサートが実現したら、みんな喜んでくれるでしょう」と桑田を直々に訪問。茅ヶ崎商工会議所の大村日出雄会頭、湘南祭実行委員会の金子星地実行委員長を伴い“市を挙げての要望”を強く訴えた。
 
 市長らのラブコールに桑田も感激し「茅ヶ崎でのコンサートは長年の夢でもあったし、協力し合って良い形でコンサートを実現させましょう」と開催を即答。チケットなどに関する詳細は5がつ中旬以降に主催者側から正式発表される。



新曲も7月発売

 
最新曲「TSUNAMI」は10日付オリコンチャートで3位と、依然上位をキープ。発売日の1月26日から250万枚のセールスに達し、サザンにとって歴代最高の売り上げ曲となった。各カラオケチャートも断トツの1位を独走、2000年最初の幅広い世代からの愛唱歌となっている。これに続くシングルCDが7月19日に発売されることも決定した。


壁クリアし実現

 
サザンは過去にも、横浜みなとみらい21臨港パーク(95年)静岡・浜名湖畔渚園(98年)などで大規模な野外コンサートを行ってきた。その都度、集客問題や音響面などをめぐって会場探しに苦労してきた。茅ヶ崎市での初公演は会場の確保、周辺の交通整理問題など、市の行政と地域住民からの協力体制が得られたからこそ23年目にして実現できる公演だ。