通りゃんせガイド
もう、皆様ご存知の「TSUNAMI」のカップリング「通りゃんせ」

曲は知ってるし、鎌倉のことを歌ってる・・・ということはわかるけど、

出てくる地名や言葉が具体的にはわからないという方多いんじゃないでしょうか?

そこで、歴史'sの一員の私がお教えしましょう!「通りゃんせ」のこと!!

少しでも「通りゃんせ」の中に隠された(?)史実に触れていただければ幸いです。

 

 

一の鳥居
二の鳥居
三の鳥居
 鶴岡八幡宮からまっすぐ由比ヶ浜に向かって伸びる若宮大路に立つ。由比ヶ浜よりが一の鳥居。二の鳥居から三の鳥居までは源頼朝が政子(北条)の安産を祈願して作ったといわれる盛り土と石垣で一段高くなっている道「段葛」が続く。
北条はん  「通りゃんせ」の歌詞の「北条はん」が具体的にどこを指しているのかは不明。
 源頼朝が築いた鎌倉幕府は、頼朝の死後、子の頼家、実朝によって受け継がれたが実権は頼朝の妻の実家に当たる北条家に移っていったため、鎌倉には北条氏ゆかりの寺院や旧跡などが多数存在する。
大町小町  若宮大路の東側には並行して小町大路がある(小町通りとは異なる)。大町は小町の南側。
静御前と桜舞う頃  静の舞・・・1186年、源義経を愛した静御前が、源頼朝を前にして「しずやしず 賤(しず)のをだまきくり返し むかしを今に なすよしもがな」と、義経への思いを込めた踊りを舞った。当時の義経は、兄頼朝から謀反の罪で追われていた頃。静御前は頼朝の怒りを買うことを承知で舞い踊ったといわれる。現在は鎌倉まつりの初日、桜の花が咲き乱れる頃、静御前が舞ったといわれる摂社若宮回廊の跡に建てられた下拝殿(舞殿)にて静の舞が披露される。
半僧坊  半僧半俗の姿をしているという建長寺の鎮守、半僧坊大権現を祭る寺で建長寺裏山にある。半僧坊に続く石段の両側には半僧坊のお供である天狗や烏天狗の像が巻物を持ったり、天をにらんだりして立っている。ご利益は火災除け、福寿増長。
大天狗小天狗  半僧坊に続く階段の両側に立っている像。大小の天狗像がある。
盂蘭盆会  陰暦七月一五日を中心に行なわれる仏事。祖先の霊を自宅に迎え供物をそなえ、経をあげる。現在では、一三日夜に迎え火をたいて霊を迎えいれ、一六日夜に送り火で霊を送る。一般的には「お盆」という。
白き蓮花咲く頃  7月中旬〜8月下旬が見頃。
 三の鳥居の先、太鼓橋のかかる源平池は右側が源氏池、左側が平家池と呼ばれる。昔は源氏池には白、平家池には赤(ピンク)と蓮の花が咲き分かれていたが、現在は両池に紅白の花が咲き乱れる。
戦は七里の磯づたい  七里ヶ浜・・・浜の長さが7里あることから七里ヶ浜と呼ばれるようになったという、稲村ヶ崎から小動崎までまっすぐに伸びる海岸。実際には約4km。源頼朝以来歴史に何度となく登場し、合戦の場ともなった。
太刀洗  梶原太刀洗水・・・旧金沢街道の十二所七曲りのあたりにある。梶原景時が反逆の疑いがあった千葉広常を討ち、その血刀を洗ったという湧水。鎌倉五名水のひとつ。
流鏑馬  流鏑馬神事・・・長さ260mの馬場に並んだ3つの杉板の的を馬に乗った武者が射るというもの。1187年に源頼朝が始めたとされる。 現在は、鎌倉まつりを締めくくる行事として4月の第3日曜日に、また、鶴岡八幡宮例大祭の最終日9月16日に行なわれる。「通りゃんせ」の歌詞では「萩見て流鏑馬の頃」とあるので後者のことと思われる。
お十夜  光明寺十夜会・・・10月12〜15日、浄土宗の信徒が全国から集まって夜を徹して御詠歌や念仏を唱える行事。もともとは10日間続く行事だったのでこの名がついた。
化粧坂  源氏山公園近くにあり、鎌倉七切り通しのひとつ。新田軍と北条軍の戦いの舞台。名前の由来には、この辺りにかつて遊郭があって化粧をした女が行き来したから、秋になると化粧をしたような紅葉が眺められるから、戦に敗れた北条高時の討ち取られた首に化粧を施したからなど諸説がある。
薪能  鎌倉薪能・・・毎年10月に鎌倉宮に設けられた野外舞台で、幻想的なかがり火のもと行われる。鎌倉宮は明治2年に創建された歴史の新しい神社。
やぐら  櫓ではなく「やぐら」。寺の境内や山の中などで岩を掘って作ったほら穴のようなもの。お墓として使われた。
六地蔵  今小路と由比ガ浜大通りの交差点に立つ。6体のうち5体は関東大震災で壊れ、新たに立てられたもの。この交差点辺りは昔、飢渇ガ原という名の刑場だった場所で罪人の霊を弔うため安置されたといわれている。
古を“歌にせし雅”  六地蔵の傍らには松尾芭蕉の「夏草やつわものどもが夢のあと」の句碑が立っている。
禅寺  座禅によって仏道をきわめようとする仏教の宗派、禅宗のお寺のこと。鎌倉には鎌倉五山をはじめとして禅寺が多数ある。
名刹古刹  刹とはお寺のこと。名刹は名高いお寺、古刹は由緒ある古いお寺。鎌倉には鎌倉五山という禅寺の名刹があり、1位から5位まで順位が付けられている。順に建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺。
大銀杏  鶴岡八幡宮本宮前の石段下手にある、樹齢1000年といわれる高さ30m、幹の周囲7mの大木。1219年3代将軍源実朝が、この木の陰に隠れていた甥の公暁に刺殺されたと伝えられていることから別名「隠れ銀杏」とも呼ばれている。現在、この大銀杏には台湾リスが棲みつき、観光客の足を止めている。