
| ■どんな人だった? |
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彼がどんな人だったかについて、本当のことを知っているのはもちろん家族や友達、バンドのメンバーなどの限られた人達だけですが、1ファンの目から見た彼のことを当時のTVや雑誌などを参考にしながらつらつらと書いてあります。今はあまりまとまっていませんが、今後構成等を考え直て行きたいと思います。とりあえず、91年以降にバンドを知った方に彼のことを少しでも知ってもらいたくて、このページを思いつきました。 彼は、とてもシャイで、笑顔がとても素敵でした。昔はインタビューではほとんど喋らないことで有名でしたが、"Hysteria"が出てからの取材では結構喋ってたりするものの、面白い発言はあんまりありません(笑)。このページを作るに当たっていろいろ記事を読み返したところ、よくあったパターンは誰かの発言に補足して何かを言うくらい、とういのがほとんどでした・・・・。 TV取材の時も同様で、彼が進んで話すことは、好きだった音楽についてきかれた場合に「ZEPとかUFOが好きだった!」と力を入れて言うくらい。こういった話題の場合、主にスポークスマンであるJoeが自分の好きだったグラムロック系の名前を最初の方に挙げてしまうことが多かったので、この時ばかりは、進んで発言していたことが多かったです。 そのせいかどうか、"Rocket"のビデオクリップの中に出てくるTV画面で、メンバーが担当楽器をチェンジし、グラムロックバンドをパロディしている様子が映し出される中に何故かSteveだけがいません。でも、ビデオでギターを弾く彼は、なんだか不健康そうに見えるので、時期も考えると(アルコール問題でリハビリプログラム中か何かで)スケジュールが合わなかったのかもしれません。今となっては確かめようも無いことなのですが。 好きなバンドといえば、彼のプロフィールのところにも書いてあるThe Sensational Alex Harvey Bandもかなり好きだったようです。"Hysteria"レコーディング中にはPhilと2人でクラブへPrince(当時の名前ですね)に会いにいって演奏してもらい大喜びしたエピソードも有名です。ただし、PrinceはPhilの趣味の可能性が高いです。 私の中でとても印象的だったのは"Hysteria"リリース直前(もしくは直後)にオランダのスタジオでのインタビュー後、PhilとSteveの2人が、これから始まるワールドツアーが楽しみなのでは?というような質問に対し、Philが答えている間に、感極まって(当時としてはリリースに4年間があくのは珍しいこととされてました。さらにこのアルバム製作中にはいろいろなことがあったので、バンドのヒストリー本などを参考にしてくださいね)つい、声に詰まってしまったその瞬間、それまであんまり喋っていなかったSteveがサッと出て、ペラペラと話し出したことがあり、それを見た時は「おお」と思ったものです。 同じようなエピソードでは、88年来日の時に滞在ホテルでの雑誌の取材で予定ではJoeとPhilの2人が受けるインタビューだったところ、Joeの奥歯が抜けて歯医者に行かなくてはならず、Philとだけとりあえず始めよう、という時に、ふと見るとPhilの横でSteveが質問を待つ顔をしていた、というのがあります。結局、途中でマネージャーに部屋から出されてしまったそう。なので、この雑誌の記事にはPhilと、30分遅れて合流したJoeの発言/写真しか載っていないのでありました・・・・。 |

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ここで懐かしい発言を紹介します。88年に来日した際のギター誌のインタビューで彼はこんなことを言っていました。「どこのバンドでもそれ(Liveでのギターソロ)をやっているから僕らは、ふたりで一緒にやるソロパートを開発したいと思ってる」 当時14歳でこの時の来日では彼らを観に行くことが出来なかった私は、この発言の実現をとても楽しみにしていました。きっと2人ならやってくれると思えたのです。この頃は丁度HR/HM大ブレイク中で、多くのバンドのライヴにおいて、ギターソロの時間がやたら長いことが物議をよんでいたものです。私はそういった場合に退屈していたほうなので、彼らが普通のギターソロとは違う形で何かをやってくれたら、しかも2人のギタリストが技術を披露するための場としてだけでなく、「一緒になにかやる」ソロなんてきっと仲の良いこの2人にしかできないかもしれないと思っていたものでした。もちろん、残念なことに次はなかった訳ですが。 そんな彼のギターは出来る人から言わせると、とても「巧い」部類には入らないそうなのですが、詳しいことはあまりよくわかりません。でも、ことテクニカルな知識は一切ない私も含め、彼は多くの人の心を捉えていたと思います。個人的には「リフがカッコいい!」ことと「ステージングがカッコいい!」の2点で充分満足してしまっています。彼の死後、実際メンバーの口から何度も語られたいくつかの点(彼は歌えない・等)は彼個人ののファンでなくとも結構どうでもよかったと考える人も多いのではないでしょうか。 私自身、当時はSteve個人のファンではなく、あえて言えば、2人仲良く、時には笑顔で見つめあいつつギターを弾く"terror twins"に心奪われていたところがあります。 |