ソプラノ   詩・曲 江口峰幸

 

家路を辿る子供達を見送るいつかの夕暮 水面に映る笑顔がほんの少しぼやけてる

「ねえ、もしもこの先で僕に力がなくなったら…?」 そう問う声に負けないように君が口を開く

 

「このままこうやっていれるだけでいい…」 そう言って僕の手を強く握り締めた

 

風が空高くのぼりつめて遠くに消えてゆく 渇いた頬に忘れかけてたぬくもりが甦る

あの頃聞いたしゃがれた声を再び繰り返す 幸せそうな二人の歌をいつも紡いでる

 

夜空をなぞる君の目を見つめるいつかのように 不自然に揺れる気持ちととまどいがふざけてる

「ねえ、もしもこの先で離れてゆくとしても…?」 そんな苦しい空想を一人で描いてる

 

すれ違いの繰り返しため息の日々でお互いの存在を薄めていくのかな

 

見知らぬ街で見知らぬ声に何を想うだろう 笑い合う日々に押し込まれてくから悲しみすら忘れるの?

あの頃気付いた過ちさえも洗い流せるだろう 幸せそうな二人の声をいつも覚えてる

 

風が空高くのぼりつめて遠くに消えてゆく 渇いた頬に忘れかけてたぬくもりが甦る

あの頃聞いたしゃがれた声を再び繰り返す 幸せそうな二人の歌をいつも紡いでる