10代アートの考察(vol.1)

私が見るところ、10代が支持する10代が増えてきたように思います。

そういったアーティストを考察するページです。


一般論

1999年はJ-POPの世界が広がった年となりました。Misiaが開拓し、宇多田ヒカルが定着させた

R&B、椎名林檎が名付けた新宿系は完全にJ-POPに定着したといってもいいでしょう。

 

1990年頃にはじまり、次第にその内容を増やしてきたJ-POPですが、その影で重要な変化を

推進しているのです。それは、アーティストの低年齢化です。J-POP以前にも10代でデビューして

いる人は存在しますが、10代の時からアーティストだった人はいませんでした。しかし、安室奈美恵

withスーパーモンキーズ、SPEED、DA PAMP、知念里奈を輩出した沖縄アクターズスクールは、

10代でありながらいきなりアーティストとしてデビューさせるという離れ業を演じました。彼ら彼女らは

みごとアーティストの才能を身につけ(礼儀作法なども当然ですが)10代アーティストとしてデビューして

いったのです。

 

もちろんアクターズスクールはダンス、ボーカルなどの基本技能をみっちり英才教育するので、

10代でアーティストとなることは可能です。しかし、彼らとは関係ないところで10代でアーティストとして

デビューする人が増加してきました。私の記憶の中でも、ELT(ボーカルの持田香織はデビュー時

19歳)、ヒスブル、モーニング娘。、鈴木あみ、浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、八反安未果、Kinki Kids等が

あげられます(私にとってデビュー当時からアーティストだった人たちを書いています)。そして、

椎名林檎は10代ではありませんが、「無罪モラトリアム」は10代の頃に書き上げた曲を集めたものだ

そうです。

 

20年ほど前までは10代は人生を考えたりする年ではなかったはずです。それがどんどん低年齢化し、

進路問題から高校生が、いじめ問題から中学生が実存的な思考を重ねるようになりました。今では

高校を中退したり、中学を登校拒否すること自体が礼賛されている時代となり、10代だからといって

平凡を強制されることはなくなりました。どうやらこの現象も時代が求めたものなのかもしれません。

そのうちSPEEDよりも低い年齢でデビューするアーティストが出ることもあるかもしれません。


  次回の文 
過去の記事一覧  トップページへ戻る  

E-mail address:tursiops@geocities.co.jp 感想はこちらかブレーンストーミング会場へお願いします。