このページでは、J-POPに対する意見をあげて、それについて考えていきます。
J-POPは海外で聞かれていないのか(2)
「マルチ・ミリオンセラーのB'zやGLAYや小室哲哉の一連の作品は、アメリカやイギリスではなぜチボ・マットほどにも聞かれていないのだろうか。それは言葉の壁に加え、音楽づくりの発想が違うからだ。GLAYの演奏にはまだ各楽器の主張を楽しめる部分もあるが、B'zや小室哲哉の曲では編曲のバランスが優先されているので、アーティストの主張が目立ちにくい。これは「和をもっと尊しとなす」日本的発想で作られている音楽だと僕は思っているのだが・・・・・・。 (以上、FMfan 1999.No.13より抜粋、原文通り) |
前回に引き続き、この文章について考えていきます。
ここでいう「編曲のバランス」というのは、なにとなにのバランスのことを指しているのだろうか。
各楽器の主張があれば全体としての楽曲のバランスは壊してもいいというのだろうか。
すべての音に関して自分の手をいれないと気が済まない小室哲哉がつくる楽曲がどうして
「和をもって尊しとなす」音楽になるというのだろう。
アーティストごとにあれだけ違うカラーを打ち出せるのに、アーティストの主張が目立たないというのは
どういうことなんだろう。ボーカルが目立たないわけはないし。
もうこの文章は、「J-POPそのものをおとしめるためにかかれたもの」である、としかいいようのない
言葉が書かれている、と断定してもいいだろう。もちろん、FMfanに掲載されているという事実から
こういう文を喜ぶ読者に向けて書かれた文章である、としてもいいだろう。FMfanはもともと
FM波によるエアチェックを行う人に向けて発信している雑誌であり、NHK-FMというクラシックや
洋楽を主として流しているラジオ局がある以上、J-POPを聞かない人が多い雑誌でもある。
しかし、表紙に「J-POPの実力を探る」とかかれたのに惹かれて買ってしまった人がどうおもうか、
J-POPをすべておとしめるように考える人になっても不思議ではないだろう。こういうふうに
J-POPを語ることだけはやめてもらいたい。
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