このホームページでは、私にとって絶対必要なJ-POPを擁護するためのホームページです。
なぜ必要なのかも同時に書いていくつもりです。
データ配信について思う(3)
前回に引き続き、音楽データのインターネット配信ビジネスが定着するかどうかを
書いていきます。
MP3の音質は、今までの音楽データとは違った特徴を持っています。それは、高音質で
ありながら、データ容量が少なくてすむというものです。そのため、インターネット経由での
データ配信が現実的になりました。今、インターネット上ではMP3による音楽データが
あふれています。レコード会社としても、販促手段としては何の問題もなく利用しています。
データそのものを配信しなくても、ストリーミング形式で配信すれば放送と同じ感覚で流す
ことができます(データは流さないので複製される心配もありません)。
しかし、それを商売にしようとするとまだまだ問題があります。会社側からみた問題として、
「データを売ってしまったら複製される可能性がある」ということがありますが、これは
技術的な問題および著作権法を利用することで解決できる問題です(要は複製が不可能か
または困難な形式でしかダウンロードさせなければいいのです)。あとは少額な取引を
手軽に行えるようにする必要がありますが、電子マネーが普及すればそれなりに解決する
でしょう。
一方、消費者側からみるとたくさんの問題があります。
これらは日本人特有の問題かもしれません。アメリカなどではすでに業界標準になる
くらいに普及していますから。しかし、MP3にかぎらず、インターネットに対するメンタル
バリアは日本人にはまだ高いのです。それさえ克服すればコンピューターをジューク
ボックスにすることは夢ではなくなったのです(技術的には)。あとは、データが氾濫する
ことでほしい情報が雑音に埋もれたり、データの信頼限界がさがるくらいに普及したとき、
果たしてお金を取れるのだろうかという問題は販売戦略の問題でしょうから、ここでは
論じません。
結論をいうと、たぶんデータ配信ビジネスは(日本では)定着はしないだろうと
いわざるを得ません。アメリカで定着したのは、レコードに再販制が適用されないことと、
レコードの流通機構が整備されていないことが前提としてあったので、「レコードを
通信販売で買う」という習慣ができていたからでしょう。「レコードを通信販売で買う」
という習慣が日本にはあまり定着してないので、通信販売に似ているデータ配信に
対する心理的抵抗が強いでしょうから。その抵抗を打破できるような販売戦略は
今のところ描けないですからね(アイデアはありますが)。
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