10代アートの考察(vol.7)

私が見るところ、10代が支持する10代が増えてきたように思います。

そういったアーティストを考察するページです。


初期の10代アート

10代アートは安室奈美恵やMAXやSPEEDが活躍したことで定着したジャンルです。

10代であることを利用して、10代にアピールするような音楽をやっていく、そういった戦略に

基づいていた人も昔はいましたが、それはおもに異性に対するものでした。それにたいし、

同性に向かって活動した人たちは彼女たちが初めてでした。

 

女性が女性に対して売ることは、男性が男性に対して売るよりもむずかしいものでした。

男性に対しては「かっこいい」男であればよかったのですが、女性が受け入れる女性とは

「女性でないような」女性のようなのです。

 

安室奈美恵は「自分もああなりたい」女性像を作って受け入れられました。MAXは踊りやすい

振り付けと「大人の女性の音楽」で受け入れられました。SPEEDは低年齢であるにもかかわらず

すごい踊りをすることと低年齢であるが故の”中学生との連帯感”でもって受け入れられました。

 

同世代に受け入れられた後は簡単なことです。流行現象になっているのですから、後追いして

くれる人は多数います。10代の上の世代にはこうして伝わりました。また、子どもが好きなことに

興味を持つ親もやがて好きになっていきました。こうしてミリオンセラーにまで売り上げていった

のです。

 

1997年末までは10代に語りかける10代は沖縄アクターズスクール出身者だけでした。いわば

10代は沖縄アクターズスクールの独占的な市場だったのです。しかしその構造も、安室奈美恵の

産休、SPEEDがベスト盤を出した事による「満腹感」で壊れる兆しを見せていました。

次回はその後の状況を書きたいと思います。


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