このページでは、J-POPに対する意見をあげて、それについて考えていきます。
いろいろな音楽を聴きましょう
| (前略)もし、こういう曲のことを企画ものとか色ものとか言って、ハナからバカにしている人がいたら、そういう人たちははっきり言って、真剣に音楽を聴いていないんだと思う。そういう人たちに限って”見た目がオシャレなだけで中身はたいしたことない音楽”を必要以上にありがたがったりするし・・・。だから、みんな(だけじゃなく自分にも言い聞かせてるけど)見た目とかイメージとか先入観とかにだまされないで、いろいろな音楽を聴きましょう、と思うわけです。 (オリコンウィーク ザ・1番3月8日号より抜粋) |
近代哲学は、「客観的な世界などは存在せず、世界は各人がみたとおりにしか
存在しない」ということを論証しました。T・クーンは、科学史を研究するうちに、科学は
共通のパラダイムを通じてしか世界をみないのであり、もしそれが決定的に通用しなく
なったときにはじめてパラダイムをすてさるような「科学革命」がおこるであろう、と
言明しています。それぞれの専門ではこのような認識に達したのに、一般にはまだ
浸透していないようです。まあ、これはしょうがないですね。私がこれを理解するためには、
とてもめんどうな作業が必要でしたから。
音楽には「ジャンル」というものがあります。人はこの「ジャンル」という道具を使ってしか
音楽というものを認識できないわけです。その細かい定義は人によって様々ですが、
にもかかわらず「なんとなく」使われています。最初はそういう状況にうんざりしましたが、
自分もそういう思考をしていると気づきました。
ジャンルにとらわれているからと言って、「真剣に音楽を聴いていない」ということはないわけです。
むしろ、真剣に聞いているからこそジャンルをより深く理解(または利用とも言う)するわけです。
このひとだって、”“内のようなジャンルにとらわれているのです。そして、そのような音楽の中に
ある真理には到達しないわけです。
しかも、いろいろな音楽を聴いたからと言って音楽を理解できるわけでもないのです。
日高敏隆は、アリの絵を小学校の生徒に描かせるという実験(?)で、まずそらでありをかかせ、
次に実物を見せて描かせるとどういう絵になるかをみています。すると、そらでかかせたら、
あっているようなものからこっけいなものまで様々な絵がでてきました。そして、実物をみせて
かかせても、『驚いたことに、(中略)生徒たちのアリの絵はほとんど「進歩」していなかった』
と書いているのです。つまり、実物を見せたって何にもならなかったということを示しているのです。
それならば、いかにして音楽を聴いていけばいいのか、ということなのですが、これは
「自分が好むものを聞き、そうでないものも一応聞いてみる」事が肝心としかいえません。
どれがイイとか悪いとかはだれにもわからないのですから。そして、自分がいいと思った曲のことを
人に聞かせてどういう反応が返ってくるのかをみて以下の対応をきめるしかないのです。
このホームページは、私がいいと思った曲を人に言うために開いたようなものです。
ぜひあなたの「自分にとってイイ曲」をきかせてください。
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