10代アートの考察(vol.11)

私が見るところ、10代が支持する10代が増えてきたように思います。

そういったアーティストを考察するページです。


モーニング娘。(3)

つんくさんはモーニング娘。で何をしたかったのでしょうか。女性をプロデュースすることで

シャ乱Qでは実現できない世界を作りたかったのでしょう。彼女たちを使うことでアイドル的な

親しみやすさと女性の猥雑さとの融合した世界を見せたいように私にはみえます。

 

それが正しいかどうかはわかりませんが、つんくさんはモーニング娘。のメンバーに「メンバー同士

で競え」という指示を与えます。指示を出すだけでなく行動でも示しでいます(デビュー曲大争奪戦、

メンバー3人増員<矢口真里、保田圭、市井紗耶香はこのときにメンバー入りしています>、

新ユニットへのメンバー席争奪戦など)。

 

このコンセプトはそれまでの10代アートにもアイドルグループにもなかったものです。バンドにも

TKプロデュースにもなかったはずです。あるグループに入った後でそのメンバーごとに競い合う

などということを実行したグループは、私の記憶の中にはありません。それまで、音楽業界での

戦いといえば、

  1. オーディション
  2. レコーディングでの自分との戦い&プロデューサーとの戦い
  3. コンサートでの客&他のグループのファンとの戦い←バンドの前座とか。最近では
    Pierrotがあるコンサートでやってました。

など、アーティストになるための戦いを除けば他者との戦いにすぎなかったのです。そして、

これらの戦いは、グループの絆をいっそう強くするために働いてきました。しかし、その一方で、

グループ内での立場は固定され、メンバーの成長を促すようには働いてこなかったのです。

 

いわゆる大物アーティストといわれる方々はこれらの戦いをも避ける傾向があります。自らの

道を行くと言えば勇ましいのですが、アーティストとしての成長を放棄しているように思われるのです。

 

これはたぶん長くなりますから、次回にも述べたいと思います。


前回の文  次回の文 
過去の記事一覧  トップページへ戻る  

E-mail address:tursiops@geocities.co.jp 感想はこちらかブレーンストーミング会場へお願いします。