このページでは、J-POPに対する意見をあげて、それについて考えていきます。
レコード会社の問題点(2)
| 私は、これまでのレコード会社の最大の問題点は、毎年たくさんの新譜を出して、どれが売れるか、だれがあたるかと、ただただ結果を待っているというセールスの方法だと思いました。これが、私のいういわゆる「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」式のセールスです。私は、このような従来のやり方を徹底的に廃して、新しい音楽ビジネスを展開しようと思ったのです。 (「ソニーの法則」 片山修著 小学館文庫より抜粋) |
この文は、ソニー株式会社代表取締役会長である大賀典雄氏がインタビューに答えたものです。
ソニーがレコード会社をCBSと合弁で設立したとき、どういった方針で運営したのかを
語ったものです。
こういったセールスを仕掛ける会社は今でも存在します。しかし、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」
ではアーティストはまず売れません。こんな会社からリリースしたアーティストこそいい災難です。
CBS・ソニーは売れると思ったアーティストを自ら発掘して、そのアーティストに徹底した
プロモーション攻勢をしかけて確実にビックにしていったのです。郷ひろみや山口百恵は
CBS・ソニーが育てたアーティストです。10割配当を行っていたにもかかわらずCBS側から
よりたくさんの配当を要求されるほどの高成長をとげたのです。
その後も成長を続けて業界最大の会社になっていったのですが、その姿勢はまだ
失っていないようです。しかし、新人発掘のノウハウは他社もまねしたようで、
ビクターからはkiroro、Cocco、Dragon Ashが、
東芝EMIからは宇多田ヒカル、椎名林檎、Dreams Come Trueなどが、
それぞれ躍進していきました。今後のJ-POPはさらに広がりを見せることでしょう。
ソニーもthe brilliant green、Hysteric Blue、SIAM SHADE、などを発掘しましたが、
東芝EMIにはまだまだ負けているようです。もっとも、小粒ながらしっかりニッチをしめて
行くアーティストが多いのも事実です。今後ともがんばってほしいものです。
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