私が聞いた意見(vol.11)

このページでは、J-POPに対する意見をあげて、それについて考えていきます。


レコード会社の問題点(2)

 私は、これまでのレコード会社の最大の問題点は、毎年たくさんの新譜を出して、どれが売れるか、だれがあたるかと、ただただ結果を待っているというセールスの方法だと思いました。これが、私のいういわゆる「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」式のセールスです。私は、このような従来のやり方を徹底的に廃して、新しい音楽ビジネスを展開しようと思ったのです。

(「ソニーの法則」 片山修著 小学館文庫より抜粋)

この文は、ソニー株式会社代表取締役会長である大賀典雄氏がインタビューに答えたものです。

ソニーがレコード会社をCBSと合弁で設立したとき、どういった方針で運営したのかを

語ったものです。

 

こういったセールスを仕掛ける会社は今でも存在します。しかし、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」

ではアーティストはまず売れません。こんな会社からリリースしたアーティストこそいい災難です。

 

CBS・ソニーは売れると思ったアーティストを自ら発掘して、そのアーティストに徹底した

プロモーション攻勢をしかけて確実にビックにしていったのです。郷ひろみや山口百恵は

CBS・ソニーが育てたアーティストです。10割配当を行っていたにもかかわらずCBS側から

よりたくさんの配当を要求されるほどの高成長をとげたのです。

 

その後も成長を続けて業界最大の会社になっていったのですが、その姿勢はまだ

失っていないようです。しかし、新人発掘のノウハウは他社もまねしたようで、

ビクターからはkiroro、Cocco、Dragon Ashが、

東芝EMIからは宇多田ヒカル、椎名林檎、Dreams Come Trueなどが、

それぞれ躍進していきました。今後のJ-POPはさらに広がりを見せることでしょう。

 

ソニーもthe brilliant green、Hysteric Blue、SIAM SHADE、などを発掘しましたが、

東芝EMIにはまだまだ負けているようです。もっとも、小粒ながらしっかりニッチをしめて

行くアーティストが多いのも事実です。今後ともがんばってほしいものです。


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