10代アートの考察(vol.15)

私が見るところ、10代が支持する10代が増えてきたように思います。

そういったアーティストを考察するページです。


浜崎あゆみ(3)

彼女は1st『poker face』から5th『Depend on you』までチャートのベスト3に入った曲はなく、

『A Song for XX』がミリオンヒットに入ったときにいきなりブレイクしたように語られてきました。

その後も販売戦略を練って今ではチャート常連になっています。曲について考察できない

埋め合わせとして、所長が記憶している販売戦略を記録してみたいと思います。

 

●彼女は『poker face』で1998年4月にデビューしました。その後、2ヶ月間隔で『Depend on you』

までをリリースしました。その事によって、常に新曲リリース状態にするとともに、今までの曲を

過去の遺産にしてしまいました。コアなファン以外は全くついていけませんでした。

 

●そして、初めてのアルバム『A Song for XX』は、シングルコレクション的なオリジナルアルバム

でした。そのことで、今までついていけなかった一般のファンに買わせることに成功しました。

その結果がミリオンヒットなのです。

 

●彼女はシングルリリースとともに精力的にテレビに出てきました。そして、曲の芸術性を

裏切るキャラクターでたちまちテレビの常連になっていました。

 

●「浜崎あゆみはバカじゃない」という広告が音楽雑誌に載ってましたね。あの顔も印象的

でした。

 

●そして、つんくとのデュエットで『Love〜since1999〜』を発表しました。つんくからの依頼だった

そうですが、全く意表をつかれました。そして、浜崎あゆみ名義で『Love〜Destiny〜』をリリース

して、『Love〜since1999〜』の話題性をほとんど吸収してしまいました。バラードという形式で

ロングヒットを記録したことにより、一発屋になる危険性はほとんどなくなったと言えるでしょう。

<ちなみに、つんくの方も『Love〜抱き合って〜/Love〜since1999〜』をリリースしましたが、

10月18日付までの記録で売上枚数4.2万枚だそうです。>

 

●そしてキャラクターを生かした「桃の天然水」CM出演です。華原朋美が確立した世界を

受け継ぎつつ、華原色を完全に無くしてしまいました。

 

●ここまではゆっくり目の曲をリリースしていた彼女が『Boys&Girls』でいきなり大変身しました。

まさに「輝きだした僕らをだれがとめることなどできる」のでしょうか、というくらいの勢いですね。

 

●そしてあのマキシシングルですよ(なんて書いたらいいのでしょうか)。シングルなのに74分

めいっぱい使って14曲収録したのですから、話題にならない方がおかしいですよ。これは

やられましたね。ここまで引っ張った話題性を引き継ぐ話題性を獲得しました。

 

●それで「白あゆ」「黒あゆ」ですよ。もう彼女の大胆な性格にはまいりました。

 

ここまで販売戦略を練りに練ったアーティストがいたでしょうか。しかも、ここまでやっていながら

まったく好感度が落ちていないというのも不思議なことです。やっぱりあゆの人徳なのでしょう。

かくいう私も、彼女の魅力に参っている一人ですから。


前回の文  次回の文 
過去の記事一覧  トップページへ戻る  

E-mail address:tursiops@geocities.co.jp 感想はこちらかブレーンストーミング会場へお願いします。