ここは、私にとって絶対必要なJ-POPを擁護するためのページです。
なぜ必要なのかも同時に書いていくつもりです。
ヴィジュアル系の変遷試論
ヴィジュアル系といえば、TKプロデュースとともに音楽業界の主流をひた走るジャンルの
ひとつです。X JAPANが提示し、GLAYやLUNA SEAが主流に持っていったヴィジュアル系
ですが、ある時を境に内容が大きく変化しているように思います。
X JAPANが提示したヴィジュアル系の内容は、「派手な格好をしているバンド」という
コンセプトでした。もちろん、歌の内容も独特だったのでしょうが、なによりも”派手な格好を
しているロックバンド”という点が新鮮な驚きを見せていました。X JAPANの「作品は、
後半になるにしたがい、静かなバラードが増えて」(オリコン7月12日号より引用)いったため、
80年後半から90年にかけて人々に受け入れられ、ツアーを通じてコアなファンも獲得して
いったのです。
いかにX JAPANがすごいといっても、1グループだけではヴィジュアル系を主流にすることなど
できないはずです。しかし、GLAYやLUNA SEAという追従者がでてきて、彼らもまたメジャーに
なっていったために、「ヴィジュアル系」というジャンルが完全にJ-POPの主流になっていったのです。
その後、PENICILLINやL'arc en ciel、SORHIAといった成功者が次々と出てきて、
「ヴィジュアル系」を普通名詞にしていきました。その内容は、「派手な化粧をしているロック
バンド」をひとまとめにしたものであったため、黒夢もまたヴィジュアル系と呼ばれた時期が
あったのです。
そのころのヴィジュアル系の定義は、
必要条件でした。トークになると、そんなにほかのアーティストと変わらないとーくでした。
しかし、ある1組が一気にメジャーに入ったことにより、「ヴィジュアル系」の定義自体が
変わってしまうほどの変化があったのです。
それが97年8月にメジャーデビューしたSHAZNAだった、というのが私が思っている仮説です。
SHAZNAとMALICE MIZERはただ2組でヴィジュアル系の意味するところを変えるほどのインパクトが
合ったと思っています。
SHAZNAの成功により、ヴィジュアル系の定義が
アーティストを指すようになりました。つまり、ロックバンドであることとヴィジュアル系である
ことが両立しなくなったのです。もちろん、Dir en greyのように両立させているグループも
あるのですが、彼らはロックアーティストとしてとらえるべきかもしれません。
もちろん、インディーズの世界ではもっとまえから変化があったのでしょう。しかし、
ヴィジュアル系の広がりを幅広いリスナーに認知させることは、SHAZNAが初めておこなったのです。
今後、”現代的”ヴィジュアル系は、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。彼らが
SHAZNA以来なしえていない「ミュージックステーション出演」を次に果たすのはどの
グループか、いまから注目しているべきでしょう。なにしろ、そこを押さえれば、しばらくは
最先端を走っていることになりますから。
私はオリコンを読みながら待っているんですけどね。
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