このページでは、J-POPに対する意見をあげて、それについて考えていきます。
ジャンル内構造論(2)
| ボクはフックアップだと思うんですよ。今まで日本のヒップホップシーンから何組かのアーティストがオーバーグラウンドに行ったと思うんです。それはイーストエンドだったり、スチャダラパーだったりですが。でも、そこからのフックアップが足りなかったんじゃないかと感じていて。 (日経エンタ!3月号より抜粋) |
まず、あるジャンルが世の中にその意義を広く知らしめるためには、なんといってもあるグループ
(個人の場合もあります)がメジャーシーンに出てくる必要があります。マイナーアーティスト
ばかりだった場合、そもそもそこまでたどり着くことができない(それ以前に聞こうと思わない)
ですし、楽曲の説得力もでてこないですから。
その意味で、テクノにおけるYMO・ヴィジュアル系におけるX JAPAN・ヒップホップにおける
降谷健志の存在はそれぞれのジャンルが世に出るためには必要な存在だと思っています。
しかし、一組が世に出ただけではダメで、次々と新たな才能が出てこないといけないです。
そうしないと、ジャンル自体が一方的な偏りを見せますし、ジャンルを超えた社会現象を
ただ一組が次々と起こすことなどなかなかできません。
メジャーシーンは新たな音楽を求めています。しかし、文化活動を商売にするための前提と
して、商品になる前に莫大な投資をする必要がでてきます。レコード会社や事務所が躊躇なく
その投資を行えるためにはやはりある種の身分保障が必要になるのです。
それができるのはやはりすでに世に出たアーティストしかいないのではないでしょうか。
世に出た人が次の世代の人々を発掘する。こういう動きを作らないとやはりジャンル全体が
活性化することはないでしょう。その意味で、小室哲哉・YOSHIKI・降谷健志の存在が世に
おのおのが背負ったジャンルを定着させるためには必要だったのです。
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