椎名林檎とチャートとメディアと


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オリコン(9月27日付)に椎名林檎の特集記事が載っていました。今まで読んだ記事とよく

似ているようで微妙に違う内容で楽しんで読ませていただきました。さすがオリコン。

 

さて、その記事の中に「無罪モラトリアム」のチャートアクションがのっています。初登場2位という

形で存在感を見せつけた後、徐々に下がっていってるわけです。ふつうはこの後話題に上らなく

なり、順位を下げて行くわけですが、3月8日付で登場した後、5月17日付、8月23日付チャートで

順位を上げるという動きを見せているそうです。これといった宣伝活動をしたり、新譜を出している

わけでもないのに順位を上げているということは、彼女の歌に参った人が勝手に人に勧めている

事の現れといえるでしょう。いわばメディアが関知しないところでひそかに流布しているわけです。

 

デビューシングル「幸福論」は1998年5月27日発売ですが、チャート外(たぶん計測不可能になった

のでしょう)と大失敗でした。しかし1998年9月9日発売「歌舞伎町の女王」が最高50位、

チャートイン10週と計測可能な売上を示し、1999年1月20日発売「ここでキスして」でその

存在を広くしらしめたのです。

 

そのうち彼女の歌を「極私的感銘作品集」に加えることもあり得ます。しかし、椎名林檎はほかの

アーティストと同列に論するだけではいけないような気がします。そのうち論ずるつもりですが、

彼女は危険であると同時にきわめて今日的なアーティストであると思っています。

 

はたして10月27日発売のニューシングル「本能」とマキシシングル「幸福論」は初登場何位

なのでしょうか。彼女のファン(信者といってもいいでしょうか)がどれくらいいるのか、彼女の

歌はどれだけ世間を反映しているのか、気になってしょうがありません。彼女が泡のごとく

消えてゆくのか、それともフォロワーが出て新宿系が一ジャンルとなってゆくのか、東芝EMIの

懐の深さが問われることになるでしょう。

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