ビーイング系

〜J-POPというノウアスフィアの開拓


J-POPが成立する直前、おニャン子クラブによって破壊され、それにかわる方法論を

見出せないまま曲を出し続けてきた時代がありました。アイドルという枠は破壊され、

ミュージシャンであることを自他共に認めていたベテラン勢はテレビから撤退しており、

ベテラン勢についていった人たち以外の人や、新たにリスナーになる人たちのための

曲といったものがなくなってしまいました。

 

テレビから音楽情報を得ていたリスナーにとって、音楽番組がどんどん消えていくことは

情報源がなくなることを意味しました。ラジオを聴くという習慣がないために、ベテラン勢

の所にいくこともなく、テレビにはどんどんアーティストがでなくなりました。つまり、新規顧客

への供給源が細くなってしまったのです。

 

レコード会社にとっても、リスナーに音楽情報を届けることができないという事態に陥って、

曲を売ることができなくなりました。そんな中、新たな鉱脈を開拓していたグループが

あったことは、今では当たり前ですが、当時見据えることはできなかったはずです。

それがビーイングなのです。

 

B'z・ZARD・T-BOLANなど、顔がよく分からず、ファン以外には名前も知らない

アーティストが次々とヒットを飛ばしたのは、実に1990年頃からなのです。かれらこそ、

のちのJ-POPの隆盛を作り上げた集団であるといえるでしょう。

 

ビーイング系は、テレビにはでてきませんでした。そのため、「実力で勝負している」という

イメージを見せることができました。情報を伝えるということに関しては、徹底した「深夜枠

へのCM提供」という戦略にでました。深夜という時間帯は、当時、最先端を自称する

人たちが見ていた枠だとみなし、彼らだけに情報を提供することで、「私だけの宝物」と

考えてもらおうとしたのです。その結果、「知っている人はたいていファンで、知らない人は

全然知らない」というミリオンヒットが生まれてきたのです。

 

代表的アーティスト:B'z・ZARD・T-BOLAN・大黒摩季・小松美歩・倉木真衣・愛内里菜

熱狂度:★★★★☆(知っている人はたいていファンなのですから、当然でしょう)

新鮮度:★★★☆☆(結構新鮮な感じがしますよ)

統一度:★★★★★(今までここを脱した人は聞いたことないです)


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