私にとっての真理(vol.30)

このページでは、私が実際に聞いたJ-POPのなかからいくつかをとりあげ、

いろいろ書いていくものです。


特別編−Summer Rain(木村由姫)

なんで特別編かというと、このCDの詞を考察しようと思って取り上げたからです。

 

このCDを開いて詞を見ると、多くの節に「夏」に関係がある言葉が入っているのに

気づきます。最初からあげてみましょう(「夏」と入っている部分は除きます)。

「夏の雨」「太陽」「汗ばむ」「夕立ち」「Summer Rain」「素肌」「湿度と温度」「アスファルト」

「日差し」「しずく」

 

つまり、言葉の連鎖で「真夏の夕立」を描いているわけです。しかも、直接言うよりも

間接的にいっぱい並べた方が、バックホーンとして使いたい場合には効果的なのです。

とくに、限られた言葉で言わなければならないときには。

 

真夏の夕立というバックホーンを使って言いたかったことは、「短い間の印象的な」

ということだと思うのです。熱帯地方のスコールや、それこそ真夏の夕立に遭ったときの

印象を流用したかったのです。

 

もうひとつの流れとして、「恋い焦がれている私」というのもあります。そういえば、

「恋い焦がれている」というのも、「短い間の印象的な」にぴったりですね。

 

その2つの印象をつなぎ合わせると、こんな光景が私には浮かんできます。

「短い間の印象的な」+「彼のことを恋い焦がれている私」

=7月くらいにあって、3回くらいデート(かまたは1週間くらい一緒に下校)したあとに

彼のことを想って自分の部屋でやきもきしている女性

これを直接描いたら、それはそれでいい詞ができるのです。しかし、直接言わずに

バックホーンとして印象に残す詞もまたいいなと私には思えるのです。

作詞:麻倉真琴 作曲・編曲:浅倉大介


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