聞かずに理解(誤解?)する『triple joker』


3曲目は『WHITE BREATH』です。

 

この曲の歌詞を見ても、明らかな特徴は見えてきません。しかし、よく見ると、2つの

筋が補足しあっていることが分かります。

 

一つ目の筋は、「熱く愛しあいたい」というものです。『凍えそうな季節』を吹き飛ばすくらい

の熱さ、激しさで、主人公は彼女と愛しあいたいのです。『凍えそうな』『冬』『暖め合おう』

『吹雪吹く山小屋』『寒い』『暖めさせて』などの単語に、この筋が表れています。

 

もう一つ、『TV』『モザイク』『自由なフリ』『タランティーノくらい レンタルしとかなきゃなんて』

『敬語を無視』『妄想に憧れて』『本音四の五の』などの言葉で表現される筋があります。

それは、「自分が気づかないうちにいろんなかせがはめられている」というものです。

この筋自体は古くて新しいテーマでありますが、それを恋愛と絡めて表現した歌だという

点が、シングルに値する価値があったのだと思います。そういえば、こんな絡め方をした

曲のことを、意外と思い出せないんですね。

 

つまり、このような等式が成り立つのではないでしょうか。

「熱く愛しあいたい」+「気づかないうちにいろんなかせがはめられている」=

「彼女をつなぎ止めるために、いろんなことをしてきたけど、そんなことを忘れて、あの人と

愛しあいたいなあ、という妄想を抱いている男」

まったく、同情してしまいますね。努力しているにもかかわらず、振り向いてくれない女

が見えてしまいますので。

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