2nd week
「ドゥー♪、ドゥー♪、ドゥー♪、デー♪、デー♪、デー♪」というベースで始まる曲といえば? そうです。ローリング・ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」です。みなさん今のでバッチリ分かりましたよね。ね。ね。
さて、そのストーンズの「Jumpin' Jack Flash」を使っている、キリンの「KB」のCMをご存知だろうか。蝶ネクタイを身につけた頭の薄い白人のおじいさんが公園を散歩していたときのこと。そこで練習をしていた女子サッカー選手を華麗なドリブルで抜き去り、オーバーヘッドでゴールを決める。最後に、やっぱKBじゃな、ってな感じでキメル、というCMだ。
このCM、普通に考えたらどうも変だ。頭の薄いおじいさんをヒーローにするCMってどう考えても“普通ではない”。そこで、ボクはふと思った。この人はひょっとしたら超有名人なのではないだろうか。だからこそ、こうやってヒーローとしてTVCMに出てくるのだ。そう考えるとつじつまが合う、ような気がする。うん、そうに違いない。頭が薄くてサッカーが上手い白人のおじいさん、それは、イングランドの往年の名選手、ボビー・チャールトンだろう。
ボビー・チャールトンはマンチェスター・ユナイテッドの選手で、もちろんイングランド代表でもあった。彼が繰り出すシュートはキャノンシュートと呼ばれ、66年のワールドカップでは、イングランド代表を優勝に導いた。英国王室からナイトの称号を受け、今や「サー・ボビー・チャールトン」である。
紳士の国であるイングランドの中でも最も紳士然とした選手である。そう考えると蝶ネクタイも合点がいく。そして、現役の頃から頭は薄かった…。
これだけの理由を並べたものの、どうなんだろう。本当にボビー・チャールトンなのだろうか。いや、見た目からもそうに違いない、などと思ってはみるものの、ハッキリとは言い切れない。うむむ、どうやって調べようか。
といったときに役立つのがインターネット。「yahoo!」にて、「キリン KB」で検索を掛けてみた。すると一発で出てきた。さすがIT革命である。森元首相万歳である。間違っても「イット革命」と読んではいけない。
その、一発で出てきた「KB」に関するウェブサイトには
「実はこの老紳士はあの有名な・・・・ 」
などと書いてある。はいはい。わかりますよ。ボビー・チャールトンだって言うんでしょ。はいはい。と思って次のページへのボタンをクリックしてみると、やっぱりそうだった。うむむ、なんのオチも無い。まさにその通り。ご名答。このコーナー的には本当に面白くない。
ボビー・チャールトンは忠誠、忠義、といった言葉が本当にぴったり当てはまる本物のスーパー・スターであった。彼は生涯マンチェスター・ユナイテッドというチームに所属した。15歳のときにバスビー監督に誘われて以来ずっとだ。
マンチェスター・ユナイテッドでは、チャンピオンズカップからの帰路で主力選手の殆どを失うという飛行機事故に遭った。そのとき生き残ったのはチャールトンを含めてわずか3名。そして、悲劇の事故を乗り越えてチャンピオンズカップを制したのが10年後のこと。10年越しのチャンピオンズカップ制覇であった。そんな経験もした。
そして後年、サー・ボビー・チャールトンは頭のてっぺんの髪の毛をすっかりなくして日本のTVCMに出演する事になる。華麗なドリブルは未だに健在。今回は得意のキャノンシュートではなくオーバーヘッドでゴールを決めた。最後に「KB」を手にしてキメてみる。が、隣の女子サッカー選手に奪われてしまう。
まあ、今度このCMを見るときは注目して見なされ。あのおじいさんはサー・ボビー・チャールトンですよ。サーですよ。ナイトですよ。頭は薄いけどスーパースターですよ。
↓キリン「KB」のウェブサイトはこちら↓
http://www.kirin.co.jp/brands/KB/
●今週のtoto
第11回(5月12日) 8勝5敗
オッケー、オッケー、ベリークール。とにかく予想通りジェフ市原は勝った。とはいえ、かなりギリギリな試合をしていたのだが。この調子だと次節が危ない。
今回はJ1、J2でまんべんなく外してしまった。特にボク以外にも多くの人が外してしまったと思われるのがジュビロ磐田と清水エスパルスの試合だろう。確かにどっちが勝つのかなんとも言えないとは思える。だが、やっぱり磐田に賭けないという選択肢は限りなくゼロなのだな。今までの試合を見ていれば誰もがそう思うだろう。今回も磐田の方が間違い無く押していた。うむ、それにしても当たらない。