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weekly short short December 2001
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4th week

 今年もあと残すところわずか。みなさんいかがお過ごしであったことでしょう。ボクは多分、皆さんよりも大変な思いをしていたのではないかと思う。うむ、そんな感じだ。
 今の塾で講師を始めて以来、2年近く受け持っている生徒さん(二人組み)がいるのだが、その子たちがうちに遊びにくると言い出したのだ。高校二年生の女の子の生徒さん二人。しかも友達まで連れてくるとか言い出す訳の分からなさ加減。こりゃ気が重い…。


 そんな話をペンギンとパゴさんにしてみた。すると思った通りの反応をしてくれた。特にペンギンはイッてしまっていた。女子高生という言葉で彼の妄想に火が点いたのだ。(今思うと女子高生という言葉から、深田恭子などといったタレントを想起していたのかもしれない。すべてを良い方に解釈したのだろう。)

 「いやぁ、いい話やね。そのときは是非呼んでくれたまえ。俺もホンマいい友達を持ったとね。hira君、ホントよろしく」ペンギンはそう言った。
 「まずhiraが普通にうちまでその子たちを呼んでくるとね。そしたら部屋には何故か俺が…」ペンギンは得意げにそう話し出した。

 生徒たちは案内された通り部屋に入っていった。すると、ペンギンがトランクス一枚だけを身にまとい、部屋の真中に座っている。
 「やあ、いらっしゃい」不敵な笑みを浮かべ、ペンギンは言う。
 「な、何、この人は!?」不信に思う生徒たち。
 しばらくの間沈黙があたりを包んだ。乾燥していたはずの空気が湿気を帯びてじっとりとしてくる。そう感じた。しばらくして湿気は体内から出てきた冷たい汗だったのだと気づく。その冷たい汗が恐怖に変わるのにそう時間は掛からなかった。
 「まあ、いいじゃないか。折角来たのだから楽しもう」ペンギンは一人の生徒の細い手首に掴みかかる。
 「は、放して!」振りほどこうとするが、なかなか離れない。別の生徒がドアノブに手を掛ける。しかしいくらまわしてもドアは開かない。「あ、開かない…」ガタガタという音だけが虚しく鳴り響く。ペンギンが手首を握る力はますます強くなっていく。ドアが開かない。部屋全体がガタガタと揺れ動く。冷たい汗がアゴの先から滴り落ちる…。

 ペンギンは、まあ、こういった話を終始にこやかにしていた。アホ。もう救いようがない。


 二人の生徒さんは本当に友達を四人も連れてやってきた。随分と気を使ってくれて、煎餅やらシュークリームやらなにやらと持ってきてくれた。こちらも気を使っていたのでケーキやらがあったりして、なんか、食べ物は大量にあった。みなさんしっかりした方たちで助かった。っちゅうか、生徒さんがしっかりしているのだから、そりゃあ友達もそんな感じだよな。ディーゴの相手もしてもらえて助かった。


 後日談

 年明けにたくやんが仙台からやってきた。ぷらぷらしたり飲んだりしていた中で、やはりこの話はした。すると思った通り妄想をパンパンに膨らませた話を聞かせてくれた。

 「スカート履いとる子おった?」たくやんは言った。まあ、確かにいたけど、スカートを履いてるからなんだ、と一応聞いてみた。
 「なんでやねん。おったらそらなんかあるやんか。おおっと、とかゆうて覗いてみたり…。まあ、妄想やね。ちょっとそんなこと思ったりしてん。ええやんけ。ちょっと頭がイリュージョンやねん。っちゅうか、スカートを履いてくるということはそういうことやで。ええと、そやな、コロコロクリーナーで絨毯を掃除する振りして、おおっと、ってな感じで覗くねん。コロコロっと。あぁ! こ、こんなところに埃がぁ! おおっと! コロコロ…」

 たくやんは、まあ、こういった話を終始にこやかにしていた。アホ。もう救いようがない。
救いようのないアホだと思うシュークリーム
(2002/01/09)

3rd week

 なんだかなあ。楽してお金って手に入らないかなあ。と思う今日この頃である。


 そんな思いはさておき、うちでよく食べるレトルトのハヤシライスがある。S&B食品の「なっとくのハヤシビーフ」だ。
 レトルトのハヤシライスの作り方は簡単(というかもう出来ている)。まず、袋に入ったままを沸騰したお湯で3分ほど温める。袋を切って、ご飯の上にかけて出来上がり。

 そのときに! 問題が発生するのだ。問題は袋を切るところ。袋にはひげもじゃのコックさんが描かれているのだが、そのコックさんの首がちぎれてしまうのだ。しかし、この残虐な行為なくしてハヤシライスにはありつけない。

 そう、これこそが仏教で言うところの「業」なのだろう。私たちは動物を殺し、植物の芽を摘み取り、それを食べて生きているのだ。私たちはその他の命を犠牲にして、その上に立って生きているのだ。
 私たちはこのレトルトのハヤシライスを食べるたびに、仏教の深遠なる教えを身にしみて感じることになるのだ。恐るべし仏教大国日本。恐るべしS&B食品。

「なっとくのハヤシビーフ」
http://www.sbfoods.co.jp/prd/newprd/shokuhin/text/retoruto.htm#n-h
食えりゃあいいんだと思うシュークリーム
(2001/12/26)

2nd week

 12月に入って急に寒くなってきた。まあ、当たり前のことではある。
 寒くなってきたら着る物も変わってくる。薄手のジャケットが厚手の重いコートに変わる…、はずなのだが、どうも踏み切れないでいる。コートは着ているときは良いのだけれど、それを置く場所に困ってしまうからだ。
 馬鹿なこと言っているな、なんて思う人もいるかもしれないが「学校は汚い!」のですよ。うむむ。


 そりゃそうと、先日うちの母親が携帯電話を持つことになったと言い出した。別にそんなもの必要でもなんでもないのにもかかわらずだ。
 話を聞いてみると「なんや、くじ引きであたってもうたんよ」とのこと。買い物をしたときにもらえる抽選券でガラガラとくじ引きをしたところ2等の携帯電話があたったのだそうだ。

 でも、これって得をしているのだろうか? 通話料金を払っていくことになるのだから、見方を変えれば携帯を掴まされているようにも思える。掴まされた(もう掴まされたことになっている)携帯の機種を調べてみると、一昔前のモノであったから掴まされたといっても差し支えないだろう。

 「藤原紀香がCMで宣伝してるやつですよ、これを要らないなんてもったいない、なんてゆうから名前書いてしもたんやけど…」
 うむむ、なんか上手いこと丸め込まれているように思える。一昔前の機種なんだから、CMも随分前のものでしょうが。やっぱり掴まされたのだよ。

 結局、後日解約をすることになったのだが、なんだかつまらない事で振り回されたような気もする。どうもスッキリしないなあ。うむむ。
スッキリしないと思うシュークリーム
(2001/12/26)

1st week

 塾で受け持っている高校三年生の生徒さんの進路が決まった。推薦で短大に合格したのだ。
 その短大は目白にあり、すぐ近くに学習院大学があるのだそうだ。それを知った生徒さんのお母さんは「学習院の男をモノにするのよ!」といっているらしい。

 「ってゆうかねぇ。お母さんが言うにはぁ、そういう男を捕まえられるのは今のうちだって言うのねぇ」
 確かにそうだよな、と思った。その子からすると学習院は高学歴。そういった男と接する機会というのは、学生を終えた辺りから無くなっていくのかもしれない。もちろん学生を終えた後に就く職業にもよるが。

 よくよく考えてみると、日本ってやっぱり学歴社会なんだなあと思う。だって、あなたの周りにいるのは同じような学歴の人でしょ? 学生時代はもちろん同じ学歴。その後、就職をするときに一緒になる人も似たような学歴になる傾向がある。学生時代の友人知人、そして仕事での友人知人、周りを見渡せば同じような学歴の人達ばかりである。
 もちろん例外もあるとは思う。こんな高学歴でこんな職業に! ってな人もいるが、やはり例外は例外。類は友を呼ぶのである。そういうのってつまらないよな、とも思うけど、事実なのだからしょうがない。

 話を戻して、短大と学習院というのはそんなに開きがあるとは思えないのだが、生徒さんのお母さんの言う通りなのかもしれない。学生のうちの方がガンガンいけるってな感じなのかもしれない。就職した後、高学歴くんとの出会いがあるとは限らない。

 「でもさぁ、学習院の人から見ると、短大生って馬鹿にされたりしないのぉ〜?」
 いや、それはないでしょう。まあ、中にはいるのかもしれないけど、普通はそんなこと考えないよな。むしろ短大生は歓迎されるんじゃないのかな。

 で、そこで思った。男の人は自分より下の女の人を相手にしたがる傾向にあるんじゃないかと。もちろん例外も沢山あるが、そういう人は確かにいる。東大生の女の人を彼女にはしたくないという感覚である。うん、じゃあ、短大生はやっぱり歓迎されるんじゃない?

 そもそも生徒さんのお母さんがこんな話をしたのも、自分の体験からなのだそうだ。「あのねあのね、うちのお母さんは就職してから…」と、長い話を聞かされたが、なんかリアルな話で怖かった。

 まあ、学習院の男をモノにしたからって薔薇色の人生が待っているわけじゃないとは思うけど、頑張ってモノにしてくださいよ。将来は養ってもらって、ばかうけ食べながら昼ドラ(キッズ・ウォーとか)を見る生活が出来るといいですね。
ばかうけ大好きと思うシュークリーム
(2001/12/11)

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