「・・・・何があったんだろう・・・」
敦美を俺の部屋に運んだ後、俺は二宮に問い掛ける・・・。
「あれは、普通の反応じゃなかったよな。」
「うん・・・。店に入ったときは何ともなかった・・・」
「ってことは、だ。敦美ちゃんはあの男たちを見て
怯えだしたんだ。普段はそうそう出すことのない
声を出して叫んだんだよな?」
「・・・どういうことだ・・・?」
「つまり、敦美ちゃんがしゃべらなくなったことに
あの男たちは何らかの関係があるってことじゃないか?」
「・・・あいつらが・・・?」
「まぁ、詳しく調べてみないとわかんないけどね。
俺、ちょっとあいつらについて調べてくる。そうすれば
何か見つかるかもしれないだろ?」
「サンキュ・・・。ごめん。色々と・・・・」
「このくらいなんでもないよ。翔は敦美ちゃんが
起きたときそばにいてあげろよ?多分まだ、不安定な気持ちだから。」
「わかってる。」
「それじゃ。また・・・」
「うん・・・」
二宮が部屋を出て行った後も俺は敦美のそばで考えていた。
あの男たちは一体誰なんだ?
敦美と何の関係があるんだ?
あの、敦美の怯え方は普通じゃない。
いつも敦美はしゃべらないけど、怯えてもいなかった。
でも、あの男たちを見た敦美は・・・。
いくら考えても原因がわかるはずもなく、
敦美は目を覚まさないまま、朝を迎えた・・・・。
「行って来ます。敦美に何かあったら
スグ電話してよ。」
母親に言い残して、俺は学校へと向かった。
「おはよう」
「二宮・・・。おはよう」
「敦美ちゃんは?」
「あのまま目覚まさない」
「そっか・・・。」
「うん・・・・」
「俺、とりあえず調べられることだけ、調べたよ」
と、言って二宮は俺に1枚のフロッピーを見せた。
「何かわかったか?!」
「あの男たちについて・・・・興味深い噂があるんだ・・・」
つづく
第3話へ
モドル