■□■□■□■□■□
タイトル★かせっとテープ
主演★二宮和也
書いた人★にのまり
■□■□■□■□■□
第3話
そのまま沙希は何も言わずに帰って行ってしまった。
俺は沙希から借りたカセットテープをラジカセに入れた。
ベッドの上でボーッとしてたら聞き覚えのある声がした。
俺はハッとしてすぐにカセットテープを巻き戻した。確かに沙希の声だ・・・!!
沙希(カセット):「和也へ。・・・なんか直接だと言いにくいのでこうしてカセットを通して言うね。
なんかハズかしいけどさ。・・和也にはラブラブって言ったじゃん、先輩とのこと。
・・・そんなんじゃないんだ。ホントに別れたいと思ってる。
最初はワルイけど人気もあったし、みんなにも『いいじゃん!付き合ってみなよ。』 って言われたから付き合ったし、すごく楽しかった。一緒にいて。でも、なんか違ったの。
先輩といると、いつもどこかで和也が見てるんじゃないか、とか・・・ 和也のことばっかり考えてた。で、分かったんだ。アタシは和也が好きなんだって。 ・・・それに気づいたときにちゃんと先輩に別れてほしいって言ったの。 そしたら先輩は別れない!って聞かなくて・・・。
とうとう付き合いを続けることになっちゃって・・・。 こんなんで好きって言われて和也もイヤだと思うけど、分かってほしかったの。 ・・・もう1度、先輩に話してみる。別れること・・・。」
そこでカセットテープの録音したモノはすべて終わった。
次の日、俺は朝、家から出て少し歩いたところで沙希に会った。なんか目を合わせられなかった。
でも沙希から声をかけてくれた。
沙希:「昨日のテープ・・・聞いてくれた?」
和也:「あぁ。よかったよ、あのバンド。」
沙希:「あのメッセージも聞いてくれた?」
和也:「ん?何のこと。」
俺はしらばっくれた。≪聞いた≫と言ったら沙希はまた意地っぱりなことを言うから。
そして、俺は昨日ある決心を固めていた。俺は今日、桜井先輩から沙希をうばう!!
そして放課後・・・。
いつも一緒に帰る桜井先輩と沙希のあとをつけた。タイミングを見はからって、俺は言う!!
すると、沙希が後ろを振り向いた。
沙希:「あっ、和也。」
俺は何も言葉を返さず、桜井先輩の前までズカズカと歩いた。
そして、深呼吸をして・・・
俺はこう言った。
和也:「先輩・・・俺も沙希のことが好きです!!」 ★つづく★
にのまりに感想メルを送る
小説のトップにモドル
|