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タイトル★夢見ルオトメ

主演★相葉雅紀
書いた人★さっちゃん
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あたしは夢を見ていた・・・終わりのないような長い夢を。
決して冷めることのないような素敵な夢を・・・。

「おい、M子起きろよっ。バカM子っ!」
ふと目を開けるとそこにはフライパンを持った雅紀がいた。
「もう〜。今いい夢だったんだよ!あたしの王子様があたしを抱いて
 一緒に花畑に行くつもりだったのに・・・」
「ふ〜ん・・・で、花畑で何してたの??」
「だから、そこであんたが起こしたんでしょ?これからさ、せっかく
 あんなことやこんなことをするはずだったのに〜」
「何?じゃあその続きを俺とやる?(笑)」
「・・・(照)」
「やっぱお子ちゃまだね。さすが中2(笑)」
「もお〜っ(怒)」
雅紀はあたしの従兄弟。いっつもあたしをからかってきて、ホントむかつく!
でもあたしは、密かに雅紀に心を奪われていたのだった・・・。

今日は2月14日。そう、バレンタインデーだ。もちろんあたしは雅紀に
あげるつもりだった。そのために今日はチョコレートを作ろうと思ってる。
雅紀はのんきにTVなんか見てる。(きっともてないんだな・・・笑)
そう思った瞬間、雅紀の携帯が鳴った。
「もしもし?えっ?今から?い〜よ、別に。じゃあね。」
・・・一体誰から?あたしは聞きたかったけど怖くて聞けなかった。
女の子だったらどうしよう・・・あたしの頭の中を大きな不安がよぎっていった。

何時間か経ち、あたしのチョコレートは完成した。あとは渡すだけ。
でも肝心の雅紀がいない。一体どこへ行ったのだろう。心配になって外を覗いて
みると、近くの公園に雅紀がいた。するとその横には女の子・・・まさか彼女?
雅紀はそのこと話している。そして女の子が立ち上がって、雅紀に何かを
渡して去っていった。あれってまさか・・・あたしの中には
イヤな予感だけしかなかった。あれは絶対・・・チョコレート・・・。


ーガチャッー雅紀が帰ってきた。あたしは雅紀と目を合わすことができなかった。
雅紀の手にはチョコレート・・・涙が溢れて自分でも押さえることできなかった。
「どうしたの?あ、チョコレート。俺に作ってくれたの?」
雅紀はうれしそうにあたしの元へ来た。あたしは後ろを向いたまま言った。
「そうだよ。でも雅紀にはもう他の子からもらったチョコがある。
 あたしのなんていらないよね。いいの・・・自分で食べるし。」
・・強気なこと言っちゃった。本当はもらってても受け取って欲しかった。
でもあたしは素直になれなかった・・・なんでだろ?自分でもわからなかった。
「俺、お前のチョコ欲しいよ。だって・・・世界で一番好きだもん!」
・・・ぬあんだって〜!!あたしは爆発しそうな顔を押さえながら
雅紀の方を向いた。
「本当・・・のこと?」
「うん!!・・・大好き」
今あたしは幸せだ。こんなに幸せな事ってあるんだ。あたしも言わなきゃ
雅紀に思いを伝えなきゃ!
「あたしも大好き・・・」
言っちゃった・・・しーんとした部屋の中・・・あたしの心臓は
ドキドキ言って壊れそうだった。でも雅紀はあたしをギュッと抱いて
「お前のドキドキ、俺にも伝わってくるよ・・・(照)」

あたしの王子様ってきっと雅紀だったんだ。ねえ、雅紀。今なら言えるよ、
「夢の続きを雅紀と過ごしたいっ!」ってね(笑)

 ((完))



モドル