登場人物

小指のない女の子・・・“僕”と親しくなるが最後までお互いのある領域には踏み込まない関係で終わる。終始名前が登場しない。

鼠・・・“僕”の分身的存在。内面を語らない“僕”を補完するような存在。金持ちの家に生まれ、金持ちを憎んでいる。恐ろしく本を読まなかったが電話帳ほどある小説を読むようになる。大学を辞め、小説を書くと言い出す。「蝉や蛙や蜘蛛や、夏草や風のため」に書くことを理想とする。30歳になった今も小説をかきつづけており、その幾つかのコピーを毎年クリスマスに“僕”に送る。その1枚目にはいつも「ハッピー・バースディ、そしてホワイト・クリスマス」と書いてある。

ジェイ・・・“僕”と“鼠”にとって故郷のような場所である「ジェイズ・バー」のバーテン。中国人。家族の描写があまりない“僕”の親のような存在。


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