desert island CDs



・無人島へもって行きたいCD...つまり私のライフタイム・アルバムです。

rings around the world  " Rings around the world "/ Super Furry Animals
とある夏の日、CDストアでこのアルバムを偶然試聴した。はっきり言って時間つぶしだったので、別に誰でもよかった。が、適当に流すつもりが結局全部聴いてしまったのだ。軽く1時間は超えていたと思う。

これは、彼らのベスト盤?と勘違いしそうな位、全曲シングル・カットOKといった感じのドリ−ム・ポップのオンパレで、かなりの名曲揃いである。その反面サウンド面での統一感が感じられず、やりたい音楽をやっちゃった−みたいなとこもあるが、私的にはその方が飽きがこなくていい。特にパンキッシュな"Sidewalk serfer girl"、トッド・ラングレン風の泣きのバラ−ド"It's not the end of the world"、ストリングスの美しさにテクノを織りまぜた"Juxtapozed with U"は良いです。他にもビ−チ・ボ−イズ風、サイモン&ガ−ファンクル風、コステロ風ありとバラエティに富んでおり、じっくり聴くもよしBGMにもよしで、長〜いお付き合いになりそうな予感。

彼らは、ウェ−ルズ出身の5人組で90年代半ばから出す曲はほとんどTop10にチャ−ト・インするほどの人たちなのだが、私はグル−プ名以外何も知らなかった。FRF'00の時も別の日に参戦していたので、観る機会がなかった。(あったとしてもリスト外だったかも)こんなに偶然に無人島入りするアルバムに巡りあう事はそうあるもんじゃない。幸運に感謝!


singles  " Singles "/ The Smiths
Smithsを初めて知ったのは、80年代の終わりの終わり頃だったと思う。その頃聴き出したAztec Cameraとよく引き合いに出されていたので、アルバム"Queen's dead"を買って聴いた。曲自体はなかなかの珠玉作が多く良かったが、ヴォ−カル:Morrisseyの強烈な個性にどうも引いてしまったのだ。

それから数年後、再びそのアルバムを聴くようになった頃には、私も免疫がついたのか、抵抗なくすんなり聴けた。そして遅ればせながら気がついたのは、Morrissey&Marrのソングライティングの素晴らしさだった。どちらかというとネオアコ爽やか系のメロディを得意とするMarrと、それにそぐわぬ意味深なリリックで真っ向から挑むMorrissey。このアンバランスな2つの個性が作り出す(結果的に)ネガティブな世界は、独特のものがあった。

この"Singles"は、95年にリリ−スされた文字通りシングル・コレクション。彼らの音を一度も聴いたことがない人、コアなファン共に満足出来る一枚。


      
morning glory?  " (what's the story) morning glory? "/ Oasis
Oasisファン?答えは、No だ。でもこのアルバムを初めて聴いた時の衝撃感は、決して忘れないだろう。

もう6年も経ってしまったなんて月日の経つのは早いものだ。
この"morning glory"は、当時洋楽(というか音楽)離れをしていた私を再びあの場所へ戻してくれるのにひと役買ってくれた一枚である。あの頃は、ブリットポップ全盛時代で、似たり寄ったりのバンドが筍のごとく出てきて正直うんざりしてた。当然Oasisについても、またかといった感じで聞く耳を持たなかったが、ある雑誌でPaul Wellerが彼らのことを絶賛してたので、動機不純のままこのアルバムを聴いてみた。

私は、Paul Wellerに感謝した。久々に王道UK Rockを聴いた気がした。90年代にBeatlesやWhoは、ないでしょ、と頭でそう考えていても身体がそんな音に飢えてたので、かなり私的にはタイムリ−であった。

中でも気に入ってるのが、"morning glory" "cast no shadow" "hey now" の3曲。アルバムのタイトルにもなっているmorning...は、疾走感溢れるドライビング・チュ−ンで、さぞかしライブでは盛り上がるんだろうなあ。今年のFRF'01で初めて彼らを見ることになるが、果たしてこの曲をやってくれるだろうか?

追記:やってくれました(涙)。


high land, hard rain  " high land, hard rain "/ Aztec Camera
これ無くして私の青春は語れないほど、思い入れの強いアルバム。一言でいうと爽やかなネオアコ・ギタ−ポップ・マジックである。

Aztec Camera (= Roddy Frame のソロ・ユニット)は、アルバムリリ−ス当時('83)なんと19歳だったというから、驚きだ。曲調はバラエティに富んでおり、全体的にハッピ−で明るいメロディだが、リリックは少年時代特有の反抗心に満ちたパンク!そのもの。具体的にセックスだとかドラッグとか政治がどうのこうのといった表現はないが、今ある現実や自分への不満が大爆発した内容は、実に奥が深い。

Roddy Frameは、スコットランドのグラスゴ−出身で、独特の胸キュンメロディ−&青春応援歌は、今いるTravisだとかBelle&Sebastianに受け継がれてるような気がする。

彼のライブを90年以降5回ほど見たが、この頃はもう30歳前後という年齢もあって、尖った感じはほとんど見受けられなかったが、ギタ−も歌もうまく、MCもおもしろくて、意外にもエンタ−テイナ−だった。

"high land, hard rain"以降、出すアルバム毎、作風が微妙に変わりファンを困惑させたが、キラキラと輝くようなメロディラインと天才詩人ぶりは、健在でマイペ−スで活動を続けている。ここ数年は、レ−ベル契約もなく活動休止状態が続いているが、きっといつか新作を届けてくれると信じてるわよ、Roddy...


Here's some that got away  " Here's some that got away "/ The Style Council
80年代後半、FENという米軍向けのラジオ局からある曲がかかった。何かが始まりそうな押さえ気味のイントロからダ−ッと滝のようにあふれるリズムと宝石のようなメロディ−の雨嵐・・・脳天を撃ち抜かれたような衝撃とはこのことじゃないだろうか?
この曲は"My ever changing moods" だった。私は、必死になってこの曲の正体を探した。

懐かしいなぁ・・・Style Council(以後スタカン)は、私にUK音楽への扉を開いてくれたPaul Weller と Mick Talbotの2人組ユニットだった。彼らはUKのみならず日本でも人気があった。特にお洒落な横文字関係の職業の人にはスタカンは必須アイテムの1つだった(かも?)。また、音楽とは違うところでも(笑)好きだったのは、Paul Wellerさまの非常に美しい(かった)お顔。見れば見るほど美しくて DuranDuran とか Cure とかの厚化粧軍団とは比べものにならないくらいだったのよ。関係ないけど、今思えばなぜか両国国技館のこけら落としでライブもしました(笑)。

ダメダメ・・・もう私情入りまくりですが、本題に行きます!この"Here's some that got away"は、スタカン解散から3年後の93年にリリ−スされたB-sides&レア・トラック集なのだが、実に素晴らしいのだ。スタカンのCDでも一番よく聴くのがこれ。なんでもっと前にリリ−スしないの?って思ったものだが、そこがまたひねくれたWellerらしい。彼はジャム時代よりもスタカンのころが尖ってたらしい。スタカンは彼のやりたい放題でとっちらかってたけど、スリルがあったし、音的にはネオアコ〜ソウル〜ジャズの間でアシッドジャズの伏線を引いたのも彼らだと思う。黒人ソウルの猿まねといわれても、私にとっては唯一無二のバンドでした。

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