これは、彼らのベスト盤?と勘違いしそうな位、全曲シングル・カットOKといった感じのドリ−ム・ポップのオンパレで、かなりの名曲揃いである。その反面サウンド面での統一感が感じられず、やりたい音楽をやっちゃった−みたいなとこもあるが、私的にはその方が飽きがこなくていい。特にパンキッシュな"Sidewalk serfer girl"、トッド・ラングレン風の泣きのバラ−ド"It's not the end of the world"、ストリングスの美しさにテクノを織りまぜた"Juxtapozed with U"は良いです。他にもビ−チ・ボ−イズ風、サイモン&ガ−ファンクル風、コステロ風ありとバラエティに富んでおり、じっくり聴くもよしBGMにもよしで、長〜いお付き合いになりそうな予感。
"high land, hard rain"以降、出すアルバム毎、作風が微妙に変わりファンを困惑させたが、キラキラと輝くようなメロディラインと天才詩人ぶりは、健在でマイペ−スで活動を続けている。ここ数年は、レ−ベル契約もなく活動休止状態が続いているが、きっといつか新作を届けてくれると信じてるわよ、Roddy...
ダメダメ・・・もう私情入りまくりですが、本題に行きます!この"Here's some that got away"は、スタカン解散から3年後の93年にリリ−スされたB-sides&レア・トラック集なのだが、実に素晴らしいのだ。スタカンのCDでも一番よく聴くのがこれ。なんでもっと前にリリ−スしないの?って思ったものだが、そこがまたひねくれたWellerらしい。彼はジャム時代よりもスタカンのころが尖ってたらしい。スタカンは彼のやりたい放題でとっちらかってたけど、スリルがあったし、音的にはネオアコ〜ソウル〜ジャズの間でアシッドジャズの伏線を引いたのも彼らだと思う。黒人ソウルの猿まねといわれても、私にとっては唯一無二のバンドでした。