アノラック・・・何と甘酸っぱい響きだろう(笑)。90年代初頭数々のネオアコ・サウンドを聴きまくっていた頃の私は傷つきやすく将来への不安などで悩んだりして、自分自身を持て余していた。
Aztec Cameraを筆頭にグラスゴ−発アノラックサウンドには、そんな不安定な時期を共に過ごしたせいか、強い思い入れがある。その1つがThe Orchidsだ。学生最後の休みにイギリス一人旅をした時、グラスゴ−の小さなCDストアで購入した。彼らの名前さえ知らずに・・・。
宿に戻り、ウォ−クマンで聴いてみた。囁くようなボ−カルと澄んだギタ−サウンドに魅了された。そして、やはりどこかに暗い影を落とす。シュ−ゲ−ほどノイズを効かせているわけでもなく、サイケとまでもいかないけど、どこか爽やか一辺倒には終わらない暗さがあった。
レ−ベルがSarahというのも納得、な洗練されたサウンドは、一連のアノラックとは一線を画してた感がある。当時のBMX BanditsやBluebellsなどに比べると演奏のショボさはあまり感じられない。これは91年リリ−スで、残念ながら彼らがグラスゴ−出身の5人組ということ以外詳細は分らず。
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