FUJI ROCK FESTIVAL'01

     苗場では3回目となるFRF'01...本国UKではスタジアム級のビッグ・バンドが名を連ねるゴ−ジャスな1日目の極私的感想です。


■1st day(27 July)■


【16:00】   越後湯沢駅からのシャトルバスの中。車中から窓の外を見渡すと小雨が降り出してきた。やな予感・・・雨バンドTravisが降らせたのだろうか?
苗場に到着。割と涼しい。30℃位かな?ゲ−トまで約10分ほど歩き、お馴染みのリストバンドをつけてもらう。
今年も来たよ。はやる気持ちを抑えながら、足早に音のする方へ向かう。すると何かいい匂い。相方と顔を見合わせ、お腹はまだ空いていないけどレストランエリアをチェックしに行こうということになった。フジでのもう1つの楽しみである。

 今年も多国籍の料理が目白押しである。タイラ−メン食べたいね、なんて話してると、見覚えのある顔が目に入った。james_01james_02マニックスのジェ−ムスが、関係者らしき人たちと歩いてるではないか!周りの人たちは、気がついていない様子。私は、すかさずカメラを取り出しシャッタ−を押した。そして、とにかく"Hi, James"とか言いながら手を差し出したら、何と握手してくれたのだ。そこで何人かの人が気づき、「え、誰?」とか言ってざわざわしてきたので、彼らは足早に消えてしまった。今思えば、ニッキ−もいたような気がする。マニックスに詳しくないのでジェ−ムスしかわからなかった。でも着いた早々ラッキ−♪そしてミ−ハ−な私。

 視界にグリ−ンが広がる。ステ−ジの左手にあるお馴染みの大スクリ−ン。フィ−ルド・オブ・ヘブンやアヴァロン・フィ−ルドも和み系で良いのだけれど、やっぱり私はグリ−ンが一番好き。どこに行くにも便利だし、芝生に寝っ転がってもスクリ−ンで表情が見れる。反対に苦手なのがホワイト。遠いし、砂利フィ−ルドは砂埃がものすごく、スクリ−ンも無い(以前はあった)ので後ろの方だとまるで見えない。なのにどうしても観たいアクトはホワイトだったりする(笑)。

【17:10】   まずはTravis...おととい(7/25)恵比寿でショ−ケ−スライブを観て、すっかりファンになってしまった私と相方は、そそくさとステ−ジ前方のスクリ−ン下へ向かった。この場所は、スクリ−ンとステ−ジの両方が近くで見えるので、身の安全を守ることも考慮すると絶好の位置である。

travistravis2 いよいよメンバ−登場。恵比寿ではカ−キだったが、この日は、目も眩む赤のタンクトップで現れたフラン。どうやら後から仕入れた情報によると、彼は渋谷のビ−ムスが気に入ったようで、そこで購入したらしい。東京ショッピング通のノエルから聞いたに違いない(?)

そんなことはともかく、ライブは恵比寿とほとんど同じセットリストでフランのボ−カルも相変わらずうまかった。強いていえば、恵比寿のほうがもっとはじけてた、というか暴れてたかな。アンコ−ルにベ−スのDougieがボ−カルをとったデヴィッド・ボウイのカバ−"All the young dudes"や1stからのロックンロ−ル"Happy"もやらなかったしな・・・。(因みにDavid Bowieのカバ−曲は次のシングルのB-sideに入るらしい。)  それでもTravisファンにとっては、充分満足のいく内容だったのではないかと思う。

MCでは、蚊に刺される話とか子どもが成長して結婚して子供が出来て・・・みたいなどうでもいい前置き話が多かったけど、そこはフランの素朴なキャラゆえ許されるって感じ。印象的だったのは、熱唱のあまり曲が終わるたびに息も絶え絶えに「どうもありがとうございました。」とお礼を言うフラン。
あと「楽しい?」っていう日本語覚えたな!

Set List

  1. Sing
  2. Writing To Reach You
  3. Pipe Dreams
  4. As You Are
  5. Driftwood
  6. Why Does It Always Rain On Me?
  7. Turn
  8. Last Train
  9. Side
10. The Cage
11. Flowers In The Window
12. Slideshow
13. Blue Flashing Light

【18:30】   Travis終了後、夕食を摂りにグリ−ン隣のレストランエリアでエスニック料理を食べていると、レッドマ−キ−からやけにいい音が聞えてきた。なかなか良いBGMではないの。最初は、その程度だったんだが、だんだん耳がダンボのようになってきて、一体こいつらは、誰なの?とタイムテ−ブルを広げてみるとSemisonicだった。アメリカっぽくなくて、演奏もなかなかのものである。最新シングルの"All about chemistry"以外の曲も落ち着いた大人の雰囲気で珠玉だ。う〜ん、US勢、侮れないな。贅沢なBGMをありがとう!

【19:25】    いつの間にかすっかり日も暮れ、Travisで少し疲れたので、芝生でのんびりしていると、ステ−ジ・ライトに照らされたManic Street Preachers登場。後方には、ウェ−ルズの国旗がはためく。
まず目に止まったのが、ニッキ−のいでたち(笑)。噂には聞いていたが、女装趣味は本当だったのね。白のシャツワンピ−スにネクタイ、同じく白のハイソックス、そして遠くからでも認識できるほどの宝塚メ−ク。エンタ−テイナ−なんだなあ。

 ニュ−アルバムからの"Found that soul"で幕を開けたマニックス。やっぱジェ−ムス、歌といいギタ−といい、ただものじゃないわ。3曲目の前にMCで"Can you say this? イチ・ニ・サン、イチ・ニ・サン、イチ・ニ・サン・・・"とだんだん早口になり、いきなり大きな叫び声で"Faster〜〜〜"。
manics_1manics_2  そしてこの日、一番気に入った曲が4曲目の"Motorcycle emptiness"だった。マニックスのアルバムを1枚も持ってない私には、初めて聴く曲だが、ファンの間では人気度が高いらしい。曲の感じは、どこか若くて切なくてポップで、3人がティ−ンエイジャ−のように見えた。曲の前のMCで'92年の川崎チッタでの初来日時のエピソ−ドを話していたので、きっとその頃の曲なのかもしれない。

 それからIan Brownに捧げると言って演奏した"Let Robeson Sing"。Ianがこの曲のリミックスとバック・コ−ラスを手がけたということもあったりして親交があるのだろう。(マンチェとウェ−ルズ訛りがボンボン飛び交うのが目に浮かぶなあ・・・。)

"Motown Junk"は、文字通りモ−タウンへのオマ−ジュ。曲の始めと終わりにシュ−プリ−ムスのヒット曲(Baby love / Be my baby)のさわりを歌うのが印象的。イントロがガンズの"Sweet child 'O mine"に似てると思ったのは私だけだろうか?

小雨が時折降る中、ジェ−ムスがアコギ1本でやったバカラックの名曲"Rain drops keep fallin' on my head"も良かったな〜。会場の雰囲気が一気に和んだ感じがした。

そして圧巻だったのは、ラストの"You love us"。私もこの曲はなぜか知っていたので、みんなと大合唱できて良かった(笑)。この時、真面目に熱唱するジェ−ムスとは裏腹に演奏放棄したニッキ−と挙句の果てにはショ−ンまでドラムセットを壊し始め、2人がステ−ジを立ち去った後も、アンプを倒してコテンパンにやっつけていたニッキ−・・・マニックスは、ジェ−ムスだけじゃないんだということがよ−くわかりました・・・。

 それにしてもマニックス・・・本当にあなたたちは凄い!今まで知ろうとしなかった私を許して下さい。すっかり虜になりました。

Set List

  1. Found that soul
  2. You stole the sun from my heart
  3. faster
  4. Motorcycle emptiness
  5. Ocean spray
  6. Tsunami
  7. Masses against the classes
  8. Let Robenson sing
  9. Motown junk
10. Design for life
11. Rain drops keep fallin' on my head
12. Everlasting
13. Ready for drowning
14. Everything must go
15. So why so sad
16. Kevin Carter
17. If you tolerate this your children will be next
18. You love us

【21:35】   グリ−ンがかつてないほど人・人・人で埋まっている。異様な盛り上がりの中、"Fuckin' In The Bushes"が流れる。そしていよいよ本日のトリ、オアシス登場。

 物凄い歓声と押し寄せる人波で、ステ−ジ前方左側(指定席)で観ている私でさえ恐ろしくなる。ちょっとこれみんなオアシスファン?きっとホワイトや他のステ−ジは閑古鳥が鳴いていることだろう。トリッキ−かわいそう・・・。

oasis1oasis2 さて"Go let it out"でスタ−トした時点でもう既にピ−クに達しているかのようなクラウドを尻目にオアシスは、堂々とした風格で表情を変えることなく黙々と演奏をしている。特にファンでない私は、「わあ、生リアムだわ」ってな感じで珍しいものを観るような感じだったが、一気にその他大勢に化してしまったのが、4曲目のイントロを聴いた瞬間だった。"Moning glory"・・・かなり昔にこの曲でオアシスファンになりそうな時があったので、鳥肌がたった。まさかやってくれるとは思わなかったので嬉しい!いつの間にか"wake up,wake up"と叫んでる自分が凄かった。ライブに合ういい曲だな〜。

 リアムとノエルがMCの掛け合いをしたり、冗談を言ったりして(意味わからないけど)実に仲が良さそうではないの。アンディやゲムもにこにこしてるし、なんか幸せそうなバンドにみえたけど。ノエルは神経質にギタ−のチェックしたり、ゲムと打ち合わせみたいなことをしょっちゅうやってる。でもファンにもそれなりに気を配り、声を掛ける。60(70?)年代のフラワ−チルドレン・ファッションのJohn Lennonみたいなリアムは、口数こそ少ないものの、じっと聴衆を観察するかのように見つめてることが多かったな。そんな彼が思わずファンへの思いを隠せなかったのが、何の曲の時か忘れたがファンの大合唱に対して拍手をしたこと。そうでしょ、こんなに尽くすファンは日本人くらいじゃないの?幸せなバンドだね、まったく。

 全体的に1stと2ndからのチョイスが多かった印象だ。何故か"Be here now"からは1曲も演奏されなかった。私的には嬉しい選曲(知ってる曲が多いから)だったけど。
1本調子にならない、いいライブだったと思う。初めてオアシスを観たけど、やっぱり魅力があるよね。U2みたいな王者の風格で立派!
最後の最後にノエル一人がステ−ジに残り、倒れたマイクスタンドを起こしマイクをセットしなおして軽くポンとたたいたのが印象的だった。風貌がMr.Beanに似てると密かに思ってた私は、その仕草がますますビ−ンっぽくて思わず笑ってしまった。謎のひと言、「オウファ」とだけ言ってステ−ジから消えたが、あれはどう意味なの?周りも???状態。もしかしてウケを狙って「オッハ−」のつもりだったとか?


Set List

プロロ−グ〜 Fuckin' In The Bushes〜
  1. Go Let It Out
  2. Who Feels Love?
  3. Columbia
  4. Morning Glory
  5. Supersonic
  6. Fade Away
  7. Acquiesce
  8. Gas Panic!
  9. Cigarettes & Alcohol
10. Step Out
11. Slide Away
12. Champagne Supernova
13. Don't Look Back In Anger
14. Live Forever

Encore
15. I Am The Walrus


【23:00】   −−−1日目終了−−−
オアシス終了後、レストランエリアに向かい、私はラ−メン、相方は「やっぱイギリス人は、フィッシュ&チップスでしょ」と訳のわからないことをいいながら、腹ごしらえをして苗場を後にした。シャトルバス待ちで宿に着いたのが、夜中の1:30。バス待ちの間に体が冷えきったので、温泉につかり、今日の出来事をノ−トにまとめ、午前3:00就寝。

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