近年の私にしては、異例(?)のハイペ−スでひと月に2度のライブ、今回はOcean Colour Sceneを観に行った。
新宿Liquid Roomは、はっきり言って狭い。こんな狭いスペ−スで演るなんて、OCSの人気も一時に比べると落ちたのかな...などと感傷的な気分になるが、ほぼ満杯に埋まったフロアを見て少し安心。しかし、客層が実にバラバラだね。制服のまま来た高校生(男子)やら、Weller大先生の時にいたような年配のおじ・・・いやおにいさん(笑)男女比率は半々ってとこかな?でも一番多いのは男女共私くらいの年代の人かも。
狭いので当然アットホ−ムな雰囲気の中、やんやの喝采の浴びてOCS登場。「コンニチハ!」とやけに流暢なデ−モンの日本語で始まったのが、OCS最高のドライビング・チュ−ンで最初から否が応にも盛り上がる。スティ−ブのピ−ト・タウンゼントばりのギタ−・プレイとホイッスルは、いつ観ても壮快。頭の辺は、だいぶキテるけど(10年位前はUK的美形青年)ギタ−の腕は相変わらず絶品だ。
これでもか、のグレイテスト・ヒッツ連発でサ−ビス精神旺盛なのはわかるけど、その割にはテンションが上がらない自分・・・。仕事帰りで多少疲れてはいたが、それは先だってのSpiritualizedの時だって同じだ。なのにあの時のような気持ちからは程遠い場所に居た。楽しんではいるのだが、妙に落ち着いていた。どこかにトリップして我を見失うというような不安もなく、感動に涙してしまうこともないという確信。
そう、この人たちは、昔とちっとも変わらないのだ。今日も酔っ払って上機嫌。愛想が良く、敷居も高くない。客と同じ目線でフレンドリ−な雰囲気作りをし、一緒に楽しみたいという姿勢はこの10年間一貫している。実にいい人たちなのだ。
一連のヒットパレ−ドが終わり、アコ−スティックセッションが始まると、そんな私のちょっとした憂鬱が吹っ飛んだ。壁にもたれてスロ−な"Step By Step"をボ−っと聴いていたら、すごく贅沢な時を過ごしていることに気づいた。こんな良い曲だったっけ?オスカ−のハモリとソロのパ−トも良かったけど、やはりサイモンのボ−カリストとしての力量を再認識させられた気がする。
後の"Get Away"でも同じことを感じた。この曲の良さもライブで再認識した形になるが、近年のOCSの新しい方向性を感じさせてくれる珠玉作だ。ミディアム・テンポでモジュレ−タ−を通したボ−カルと"away way way..."とエコ−がかかって、ドリ−ミ−でスペ−シ−。力強い青春応援歌もいいが、こっち方面も素敵だ。
要は、実力のあるバンドは何だって出来るんだ、ということなのか。でも、OCSは普段練習とかしてるとは思えない(笑)練習なんかしなくてもこんな風に並外れた演奏力とバランスの取れた配分が出来るのだ。また何気にそれをやっちゃうもんだから、こっちもつい気が付かなかったりする。
各メンバ−間の信頼度と個々の責任感の強さが生み出したプロフェッショナルバンド、OCS。今現在、レ−ベル契約の無い状態らしく(全然知らなかった)、そんな中で招聘してくれたSmashと、つい習慣のように足を運んでしまうOCSファンに素直に喜びを表した彼ら。
そうです、私らは多分当たり前のようにこの先ずっとあなた方を愛し続けることでしょう。
■Set list
1. Hundred Mile High City
2. The Circle
3. Up On The Downside
4. In My Field
5. Profit In Peace
6. Traveller's Tune
7. Mechanical Wonder
8. Foxy's Folk Faced
9. Step By Step
10. Somthing For Me
11. Besides Yourself
12. July
13. Better Day
14. Biggest Thing
15. Get Blown Away
16. One For The Road
17. The Day We Caught The Train
18. Get Away
encore
19. Robin Hood
20. I Wanna Stay Alive With You
21. Crazy Lowdown Ways
22. The Riverboat Song
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