エクストリームミュージックというものをご存知だろうか。普通に過ごしていればまず耳にすることのない過激な音楽の総称である。実際私もネットをやるまではその存在すら知らなかったのだ。このジャンルはほんとに奥が深い。突っ込めば突っ込むほど面白いバンドが出てくる。ただしあまり突っ込みすぎると危険・・・。今回はそんな音楽の一ジャンル――DEATH METALについて話をしようと思う。え?聞きたくない?ま、そう言わずに。

DEATH METAL

デスメタル

 デス・メタル――それは聴いたら3日後に死んじゃう音楽・・・ではない。へヴィ・メタルを過激にしたものがスラッシュ・メタルであり、それをもっと過激にしたのがこのデス・メタルなのである。

どんな音楽なのかと言うと

・デス声という極端に歪ませた声で歌っている。もしくは吼えてる。
・音圧が凄まじく圧迫感がかなりある。
・曲展開が異様に複雑で速い。初めて聴く人は何をやってるのかさっぱりわからないかも。
・初めは全部同じ曲に聞こえる。区別がつかんのだ。
・演奏技術は超人的。トップクラスの連中はもはや人間ではない。
・ルックスは期待しないほうがいい・・・。音楽が顔にも表れてるのだ。
・恋人とのドライブの時にかけてはいけない。嫌われても知らんぞ。

 とまあこんなところかな。なぜ私がこの音楽をここまで好きになったかと言うと、人間の限界に挑戦してるとも思えるあの演奏力に惚れたのである。ひねくれてるとしか思えない複雑な曲をとんでもないスピードで演奏する彼等はほんとに素晴らしい。特にドラムはとんでもない叩き方をするやつがゴロゴロいるのだ。タイム感は素晴らしいわ、手数足数は多いわで唖然とするばかり。彼等は皆、ブラスト・ビートと呼ばれてるビートを駆使し叩きまくっている。

ブラスト・ビートを知らない人のためにちょっと説明。まあ、簡単に言うとハイハットorシンバルとスネア(小太鼓)とバスドラ(足で踏むやつ)の超高速ビートである。(高速だからといって滅茶苦茶に叩いてるわけではない。)このビートはほんとに片手だけでスネアを叩いているのか?と疑いたくなるほど速い。ブラストを知らない人がCRYPTOPSYやLAST DAYS OF HUMANITYのブラストを聴いたら両手で叩いてると勘違いすると思う。そのくらい速いのだ。ちなみに私はブラストの時もツーバス踏みまくってるドラマーが好きである。

 もうひとつこの音楽に惚れた理由があのデス声と言われてるヴォーカルスタイルである。彼等はより迫力のある声を目標とし、日々たゆまぬ訓練をしているのだ。噂によるとデス声専門のボイストレーニング所もあるらしい。無論ウソだが。んなもんあってたまるかっつーの。

最近ではデス声に満足できなくなってきたらしく下水道ヴォーカルというスタイルも生まれてきた。それにしてもなんだよ下水道って。素敵なネーミングではないか。

コレはデス声よりも遥かにタチが悪く下品な声なのである。どんな声なのかというと・・・嘔吐するときに出す「ゥヴォエッ」という声だと思えばいい。もしくは猛獣が敵を威嚇するときに使うあの声とか。そう言われてもピンとこない方は水中で思いっきり低い声で唸ってみるとよい。たぶんそれで下水道に近い声が出せるはずだ。ま、私はやったことありませんがね。

この声は慣れてない人が聴くと確実に気分悪くなるシロモノだ。私も最初はそうだった。個人的にはもはやここまでくると完全に変態の領域だと思う。

もしもーし、聴いてる人は変態じゃないよ。この声を出す人が変態なの。
はい、そこ、どっちもどっちだよとか言わないよーに。

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