奇人・変人

 中学2年の頃の話。週末に一人で釣りをしに行った。いつものポイントでのんびりと釣り糸を垂れてたのだが何も釣れないので帰ろうとした時のことである。私の数メートル離れたところに一人の若い兄ちゃんがやってきた。何をするわけでもなくただテトラポットの上に立ってたのだが、次の瞬間いきなりベルトをカチャカチャと外し始めたのである。このカチャカチャという音が妙に生々しかったのは今でも覚えている。

 もうこの男が何者かはみなさんならおわかりであろう。そう、俗にいう露出狂というやつだ。そういう人種が存在するのは知ってたのだがまさか自分が遭遇するとは夢にも思ってなかった。

 奴はベルトを外し、ジーパンを下げ、自分のチ○コを取りだし高速でしごき始めたのである。自家発電開始!!といったところか。←なんのこっちゃ。滅多なことでは驚かない私も、さすがに奴がこのバカなことをし始めた時は焦った。頭はちょっとしたパニック状態。

「兄ちゃ〜ん。精が出るねえ〜。そろそろその先っちょからも精が出るんじゃねえの?」などと洒落たセリフが言える余裕はなかったのである。 ただただ怖かった。

早く逃げないといたずらされるのではないかと思い(ぶっかけられたりでもしたら大変だ。おムコに行けなくなる)、急いで釣り道具を片付け一目散に逃げた。まさに蜘蛛の子散らし状態だ。あ、僕一人しかいなかったのでこの表現は正しくないな。うーむ、こういうときはなんと言えばいいのだろうか・・・。

 そんなこんなで無事逃げれたのだが、この事件以来そこには行けないでいる。珊瑚も綺麗で魚もよく釣れるいいポイントだったのに。くそったれ。 

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