MORTAL ANTRECHMENT IN REQUIEM

ヴォーカルが自殺したことで人気に火がついた、カナダの変態ブラックメタルバンドのたぶん1st。音質はかなり良い。もう少し悪い方が雰囲気が出てよかったと思うのだが。このバンドを語る上で欠かせないのが、このヴォーカルだろう。もうとにかく個性的で気持ち悪い。泣き叫んだり、絶叫したり、呻いたり、オペラチックに歌い上げたりと実に表現力豊か。多分、演技ではなく素でやってます。たとえ演技だとしてもここまでやれば立派。ギターはこれといったリフはないのだが、こちらも気持ち悪いリフを弾きまくり。メロディアスさは皆無に近く、不気味なリフが延々と続く。ドラムもこれまた個性的。「あんた、スネア叩くのが嫌いなの?」と問いたくなるほど、スネアを使わない。時折、ロールやブラスト・ビートを叩くときに使う感じ。それ以外はタムやシンバルを叩きまくり。手数はとにかく多い。スラッシュ・ビートやブラスト・ビートはあまりないのに疾走感を感じさせる変な奴。

全6曲37分。楽曲、演奏だけでも十分気持ち悪いというのに、その上に変態ヴォーカルが乗っている素晴らしいバンド。オススメ!

BACK