THE KUNTAUTCULT


FROM THE PITS...

オランダの極上デスメタルバンドのたぶん1st。音質は曲によって微妙に違うが、音の分離もよく、重低音も響いていて問題なし。ヴォーカルは何を言ってるのかさっぱりわからないゲロ声と絶叫の2種類。前者は本当にゲヴォゲヴォ、ギュルギュルしてて素晴らしい。ほんとに人間の声なのか?ギターは硬質のゴリゴリとしたリフのオンパレード。メタリックな音なのでドロドロした感じはあまりない。リフのセンスもかなりいいと思う。ドラムはえらいこになってます。手、足ともに激速。特にツーバスの瞬間最高速度はあのFUNERIS NOCTURNUMのドラコをも凌駕する。ほとんど踏みっぱなしなので地鳴り状態。ブラストもシンバル鳴らしまくりでフロ・モーニエ級の速さ。特にツーバスブラストの破壊力といったら・・・。また、スネア、バスドラの音が重く非常に素晴らしい。昨今のブルデスバンドのようなスコココした音の軽いスネア音は嫌いなのだ。

全10曲34分。デスメタル好きで持ってない人は是非買うべし。余談だが、このバンド凄いのは確かだが、かなりふざけているバンドでもある。ジャケットからしてもデスメタルらしくない。しかも中ジャケは卒倒モノ。ある意味、死体ジャケよりタチが悪い。曲の方もあの名曲ヴィーナスをデスメタル調にカヴァーしたり、アコギによるインストを2曲入れたりしてる。一番笑ったのが7曲目。激速ナンバーが30秒続いたと思ったら、レストランで流れているような優雅なクラシックの曲にいきなり切り替わる。アルバムのラストも昔の映画のハッピーエンドのシーンで使われるような曲で終わったりとやりたい放題。このアルバムの次にでもちゃんとしたのを作ってほしかったが、これ以降さっぱり音沙汰なし。解散したのか・・・。

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