コンピュータ構成と通信 試験過去問 解答例 1)CISC、RISC RISC(Reduced Instruction Set Computer:縮小命令セットコンピュータ)は、使用頻度の高い(単純な)命 令だけを用意し、ワイヤードロジック方式で高速に制御する。これに対し、CISC(Complex Instruction Set Computer:複合命令セットコンピュータ)は、数多くの命令を制御する。RISCでは、プログラムの命令数は CISCに比べて大であるが、各命令の実行時間が短いため、トータルとしてCISC高速な動作を行うことが できる場合が多い。 2)省略 3)リピータ・ルータ・ブリッジ・ゲートウェイ リピータ: OSIの物理層レベルで、通信制御方式の同じLANどうしを接続する。複数の伝送路を接続し、ある伝送路 上の電気信号を再生・増幅して、別の伝送路に送り出す機能をもつ。なお、リピータで接続されている複数の伝 送路は一つのLANとみることができる。 ルータ: OSIのネットワーク層レベルまでのプロトコル処理機能をもち、異なるネットワーク間での接続を可能にす る主にWAN(Wide Area Network)を介してLAN間相互接続をする場合に用いられる装置である。ブリッジ機 能とルータ機能を併せ持つブルータとよばれるものもある。 ブリッジ: OSIのデータリンク層レベルで、伝送媒体や通信制御方式が異なるLANどうしを相互接続する機能を持つ。 また、端末のアドレスを識別して特定のデータだけを別の伝送路に通過させる機能をもつ。 ゲートウェイ: OSIの全ての階層のプロトコル変換機能をもち、メーカ固有のプロトコルからOSIのプロトコルへの変換 などに利用される。ゲートウェイは、異なったプロトコル体系のLAN間の接続やLANとWANとの接続に用 いられる。 3)回線交換方式、パケット交換方式 回線交換方式: 通信を行いたいという要求が発生すると、情報の転送に先立って送信側と受信側の間で固定的な回線を設定す る方式である。いったん設定された回線は、通信の終了まで送信者と受信者によって占有されるため、回線の利 用が終了するまで情報の交換は保証される。交換網内における処理が事実上ないので、交換機内の処理による伝 送遅延はほとんどなく、連続した大量データの電送に向いている。しかし、送信側と受信側で、同一の速度でし か情報の転送は行えない。 パケット交換方式: データをパケット(小包)とよばれる一定長の伝送単位に分割して伝送する方式である。各パケットには、宛先 や分割されたときの情報を格納したヘッダとよばれるものが付けられている。パケットを転送する際には、この ヘッダの宛先を参照しながら宛先までの経路を選択していく。中間回線において、障害があったり混雑していた 場合は、そこを回避した経路を選択することも可能となる。このように、データを転送する際に、経路選択を行 うことをルーティングとよぶ。受信側では、ヘッダを解析してパケットからデータを構成する。 4)イーサネット LANの構成方式の一つ。1980年、ゼロックス社が中心となり、DEC社とインテル社と共同で開発したLA Nの送受信方式で、CSMA/CD(*)方式を採用している。伝送媒体としては、同軸ケーブルを使用する。転 送速度は10Mbps。IEEE 802.3で標準化されている。より高速な100Mbpsのイーサネットも開発されている。 (*)CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection) 多重アクセス方式において、送信要求のあるノード(:通信ネットワークにおける中継点)が、チャンネル上に 信号を検出しなかったときに限って、通信を開始する方式。それでも、複数のノードからの使用要求があって信 号が衝突したときには、それを検出し、適当な時間だけ待ってから、もう一度送信要求を出す。 5)省略