Column
J
VOL.7
| ++++ 大変… |
| どんな職場でも、どんな職種でも、必ずあるのが「上下関係」。私は、基本的に年功序列な思考回路の持ち主です。体育会系なんで。ただし、後輩にあたる人物でも、仕事がしっかりできる人、基本的な礼儀をわきまえている人、とはいわゆる「タメ口」もききます。それは逆もあり、で、失礼な言い方かもしれませんが、自分のことを理解してくださってるな、という諸先輩とはくだけた敬語になることもあります。それもこれも、「尊敬」という気持ちがあるからこそ、ですし、自分の立場はわきまえて、自分のやるべきことは果たした上で、です。これ、私の(未熟ですが)理論。 が、すごく苦手なのが、「人にモノを教える」という作業。これが大層苦手です、そしてヘタです、ワタシ。人には「人の上にたてる人」と「上に立つ人をサポートする人」という二つのタイプがあると思うんですが、私は断然後者なんです。プレッシャーに弱いので、まず一番上に立つとロクなことがありません。実力を発揮できないばかりか、テンパって周りにも迷惑をかけがち。なので、先頭に立つ人の一歩後ろで、その人のサポートをする、周りに気を配る、仕事がしやすいように立ち回る、という方が私は断然得意です。とは言っても、最近は、自分の上に立つ人をサポートするだけでは済まされない役回りになりつつあります。年齢的にも経験的にも、それはどうやら逃れられないようで、最近は上に立つ人の代わりに、モノを教えたり、間違いを指摘したり。こんなにストレスになることだったんだ、とつくづく感じています。 特に、「注意する」のがひじょーにやっかい。私は別にその人が嫌いで注意するわけでは当然ないし、間違っているから「間違っている」と指摘するだけなのですが、中には(特に学生さんとか、お若い方々)「○○さんは、私のことが嫌いだから怒るんだわ」などと、勘違いする人もいて困ってしまいます。まずもって、そういう心構えで仕事(たとえバイトでも)をしに来ている時点で「ふざけんな!」ですよねぇ〜って感じなのですが。私だって、言いたくて言ってるわけじゃないのさ、みたいな。 とはいっても、私もまだまだ半人前なので、状況によっては、後輩にあたる人に「これってこうだよね?」とか、尋ねることがあります。教えあう、助け合うってのは、ある意味常識だと思うんですが、私が確認すると、「え、確か…そうだったと思います」とか「あ、…はい」みたいな曖昧な答えの人が多すぎて、これも困っちゃいます。私も、一応人を選んで尋ねているので(=つまり、その人ならちゃんとわかっているだろう、と判断して聞いている)、自信を持って「こうしてください」「それは、こうなりました」って教えてくれればいいのになぁ、と思うんです。はっきりした確認が取れないから、私はまた他の人に同じことを尋ねなくてはいけないし、またその人も「あ〜確か、そんな感じ」とか答えてくれるので(オイオイ)、瞬時に判断が求められるときには「勘弁してくれよー」ってことになってしまいます。 しかし、私が落ち込んでいるのは、そういう人たちに対して、じゃなくて、そういう人たちを上手にフォローするなり教えるなりして、動かすことができない自分に対して、なんです。つい先日、そんな状況になりましてね。私、なぜだか「クール」「動じない」と見えているらしくて。本当は内心めちゃくちゃテンパって、ドキドキしてるってのに。なので、あまりにはっきりしない状況と過ぎていく時間にイライラしちゃいまして。それでも、かなり気持ちは抑えて、感情的な言葉にならないように気をつけて発言したつもりだったんですが、なんせ自分でも「うわー不機嫌だなぁ」ってわかるような顔してましたんで(笑)、下の子たちがちょっと怖がってたのがわかって。申し訳なかったです。自分で人を動かす、なんて大仰なこと考えていませんが、同じところで同じ目的で働いているんだから、せめて、同じ方向を見て(=つまり、同じ理解のもとで)動きましょうよ、と言いたい。 そんな最近の中で気づいたこと。まぁ「今更」なことかもしれませんが、「言われればやる人」「言われてもやらない人」「言われても出来ない人」がいるんだな、と。パッと見、「言われればやる人」が一番マトモに見えるかもしれませんが、これは裏を返すと「言わなきゃやらない人」なので、他の二つと大差ありません。それでもまぁ、こちらから「○○してください」といえば、やってできる人ではあるので、まだこちらとしてもお願いしやすいんですが。「言われても出来ない人」、これはなかなか困ります。何度同じことを注意しても、毎回同じ間違いを繰り返すので、教える立場としては、非常に根気を要します。それでも、人の進み具合は人それぞれなので、自分が1週間でできたからといって、それを他の人にも強制することはできませんから、こっちが頑張るしかないというか。もちろん、ご本人にやる気があれば、の話です。最もやっかいなのが「言われてもやらない人」。わかっててもやらない人、自分から動こうとしない人、はつまりズルイ人です。誰かが代わりにやってくれるだろう。大変そうだから、自分からは手を出したくない、と考えている人だから。意外とこういう人も多いです。やる気がないなら辞めてくれればいいのになぁ、と正直思いますよ。一番迷惑。本人は、そういう態度を周りが気づいてない、とでも思っているのか、それとも無意識に楽な方を選んでいるのかわかりませんけど、それで「私が仕事ができます」という顔をしてうろついてるもんだからたちが悪い、本当に。そうなってくるとね、結局全部自分で動いた方が楽なんですよ。間違いも起こらないし、イライラもしないし。実際、そうやって日々過ごしている人が多い。「あんまり注意すると、全体の空気が悪くなるから」という人もいるし。だけどね、それじゃ何の解決にもならないじゃないですか。確かに、表面上は問題ないですよ。丸く収まってるように見える。でも、根本が変わらなければ、また同じことが絶対起こるわけで、間違いの繰り返しが延々と続くんです。そんなの、絶対によくないと思うんだけどなぁ。そういう態度を上が見せるから、下の子たちも「それでいいんだ」と、間違った解釈をしてしまうんだし。 それとも、ワタクシに悟りの境地が開ければそれでいいんでしょうか。ワタクシが未熟者だから、そう感じるの?あぁ…大変。
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