えーと、何を血迷ったのか、松本まで遠征してきました。
やっぱり「柿落とし」っていうのは一度限りのことですし、
そこに屋良ちゃんが出演させてもらってる、というのは貴重かな、と思いまして。
というわけで、今回はグローブ座には行きません。
1回のみの観劇なので内容の把握はイマイチ…ですが
よかったらご覧くださいませ。

※十分にネタバレしてるので、内容を知りたくない方は
グローブ座で観劇後に改めてご覧になってみてください。


はじめに
 
 まず、「まつもと市民芸術館 小ホール」について少々。
 できたてほやほやでさすがにキレイでした。階段(もしくはエスカレーター)を上がると左手に小ホールがあります。そのフロア全体がロビーのようなつくりで、チケットをもぎって入るとすぐに劇場内という構造です。通常、客席への出入り口は、舞台から見て後方がメインで、それにプラスして左右にも扉が、という作りになっているので、左サイドにだけある出入り口にちょっとビックリ。こういうデザインなんでしょうけどね。そんなわけで、お化粧室はロビーにある1箇所のみ。外で待っていた友人によると、拍手や歓声が1階まで響いていたそうです。問題点としては、正面入り口にあるエレベーターがガラス張りで外から丸見えなことでしょうか。このエレベーターは出演者が楽屋入りする際にも使うようなので、ジャニーズの公演には不向きよね、絶対。そういう意味で言うと、関係者もまだ対応に慣れていないようで、色んなことが緩かったです。まぁ、グローブ座とは違うわけだし、地方の劇場で、しかもこれから地域に根付いていかなくてはやっていけない状況を考えると、こういう格式ばってない感じの方がいいのかもしれません。

 劇場としての座席は、舞台の正面に階段上にある座席と、2階のバルコニー席が左右にあるようでした。バルコニーから見た友人によれば、「照明がまるで自分に当たっているかのようで見にくい」とのことで、照明効果を狙うような演目には不向きのようです。カーテンコールで屋良ちゃんたちの視線はちゃんと行ってましたけどね。今回の「スカパン」では、舞台の左右にも席が2列ずつありました。が、舞台とはちゃんと段差があったので、舞台と一体化しているほどではなかったです。むしろ、パイプイスだったし、真横から見る形になるし、お芝居をちゃんと見るにはちょっと…という席だと思います(ファンだったら無条件で嬉しいのかも?)。ちなみにワタクシの席は超下手(↓下図の青色部分)。なので「むぅ…」という微妙な気分で松本へ向かいました。小さい劇場なので近くで見ることができるのは嬉しいのですが、やっぱりお芝居は中央で見ないとね、全体がよくわからないので。実際に行ってみると、1列目がなく実質の2列目からスタート。扉から入ってすぐの席でした。私の左側に壁があるんですが、同じライン上に扉がある感じ。


すごく簡単に書くとこんな感じ?相変わらず絵心なくてスミマセン…(汗)。3時間バス移動の後に座るイスとしては、やっぱり辛かったなぁ。小劇場はどこも似たようなシートなのですが、やっぱりここもそうでした。私は壁際だったので、途中からは壁にもたれて(その方が舞台もよく見えたし)何とか2時間10分ほどのお芝居を見終えることが出来ました。シートやバルコニーの手すりなどは黒で統一されていて、実際以上に狭い空間に感じられます。




生屋良ちゃん
 
 そうそう。肝心の屋良ちゃんのお姿について書かなくてはいけませんね。「真夏の夜の夢」での、超若々しいプリティな屋良ちゃんを皆様覚えていらっしゃいますか?黒髪が妙に可愛らしく、過去最高!と叫んだ覚えがありますが。そのキュートな髪型でパンフレットやチラシには載っています。あ、パンフについてはレポの最後にでもまた書きますので、ここでは省略します。実際に会った屋良ちゃんはかなり髪の毛が伸びていました。色は黒のままなので、今までに見たことがないような印象がありますが、髪型だけよーく見ると、10代の頃によくしていた長めの髪型に似ています。前髪はセンターで分けられて、サイドはモッサリの一歩手前、みたいな?でも可愛いですよ(甘い?)。お肌は小麦色でしたが、髪の毛が真っ黒なせいか、それほど違和感はなかったです。髪の毛が明るい色だと、小麦色が妙に目立ったりしますが、そういう不自然さはなかったです。グローブ座公演までずっとほったらかしだと…ちょっと長すぎる気もしないでもない、かなぁ。

 衣装は、屋良ちゃんが一番イタリアンっぽかったです。マーチンはいかにもお坊ちゃまな感じで、シャツにニットのベスト、パンツスタイルでした。屋良ちゃんは黒の皮パンツに黒靴(しかも大人っぽいの)、長袖のシャツは赤を基調とした派手な柄モノ。このシャツがイタリアンっぽさをかもし出しています。シャツの裾はパンツにイン。髪の毛の黒さ、皮パンツの黒とあいまって、シャツがとても引き立っています。この全体の雰囲気が何か(もしくは誰か)に似ているなぁ、と思って、でも答えが出ないまま終演を迎えて。前日に観劇した友人と話をした結果、わかりました!似ている"何か"とは「B'zの稲葉さん」でした。最近の稲葉さんじゃなくて、初期の頃の。派手なシャツに革パンツという感じと髪の毛の長さ、顔のシャープな感じが「プチ稲葉さん」。あ、これはあくまでも皆さんに屋良ちゃんのいでたちを想像していただくための"例え"ですから。「屋良ちゃんを他の人に例えるなんて!」と怒らないでくださいまし。




レアンドル的感想
 
 お芝居の中での屋良ちゃんの役柄ですが、屋良ちゃん(レアンドル)もマーチン(オクターヴ)も、お金持ちの息子。でも、親の言うことには逆らえないという、典型的なお坊ちゃまです。屋良ちゃん演じるレアンドルは、キレやすいというか、すぐにカーッとなる子で、串田さん演じるスカパンを怒鳴り散らすシーンがおそらく見どころなんだと思います。屋良ちゃんが怒ったときの声の張り方とかが、今までの「青木さん家〜」や「真夏〜」と似ていて、「あぁ、屋良ちゃんだなぁ」と。同じ人が演じてるわけですから、発声とか似ているのは当然なんですけどね、屋良ちゃんの怒り方はどこかやっぱり可愛いんですよ。スカパンが飄々としてるから余計にそう見えてしまうのかもしれません。怒るシーンで段々顔が紅潮してくる屋良ちゃん。そこに、ちょっとお馬鹿さんな、でも憎めないお坊ちゃんの姿が見えて、そこが串田さんの狙いだったのかな、なんて思いました。本気でつれなく冷たく怒っていたら、ただのいけ好かないボンクラ息子になっちゃいますからね。

 もう一つの屋良ちゃん的見どころといえば、やっぱりダンスシーンでしょう。これが、屋良ちゃんとマーチンで振り付けたダンスなんだなぁ〜としみじみ見とれちゃいました。が、これから見に行く方は、過度に期待しない方がいいかもしれません。ダンスとは言っても、これまで舞台で見てきたような、曲に合わせて踊るダンスとはちょっと違うので。曲はBGM的にバックに流れているだけで、きっちりそれに合わせて踊っているわけではないんです。だから、普段MAのダンスを見慣れている私たちにとってはちょっと違和感かも。踊っているのは屋良・町田・馬渕・市川の2カップル。なんでここで踊るんだろう、という素朴な疑問はあえて気づかないフリ…何にせよ、貴重な屋良ちゃんの見せ場であることには変わりないですから!いつもとは違う、とは言っても、振り付けはしっかりされています。まぁ女性陣でも覚えられるような基本的な振りつけでしたが、屋良ちゃんはさすが。一瞬で「ダンサー・屋良朝幸」の顔になってました。しかも、すんごく楽しそうな笑顔で。おそらく、このシーンは二組のカップルが楽しく過ごしている、ということを表現していると思われるので、レアンドルが楽しそうなのは当然なんですが、こう言う時の屋良ちゃんの笑顔は、いつみても本当に楽しそうで、素の笑顔なんですよね。あぁ、幸せ…しかも、ここで屋良ちゃんのバック宙が拝めます。踊っている途中で、屋良ちゃんだけが輪から外れて、舞台後方の壁にピトッとくっついたので「ん?」と不思議に思っていたら、その直後。短い助走でロンダード&バック宙。う、美しいっ!おそらく、串田さんがこのシーンに加えてくださったんでしょう。ありがたや。。。(拝)あ、そうだ。これから見に行かれる方にお願いが。このダンスシーンで、屋良ちゃんの衣装のパンツが皮パンから布製に変わっていたように私は見えたんですが…色は同じ黒なので気づきにくいのですが、多分ダンスとアクロバットのためにこのシーンだけ着替えたんだろう、というのが私の見解です。出番はそんなに多くないので、着替える余裕は十分にあると思うんですけど、どうでしょうか。ぜひ、ダンスと一緒にチェックしてみてくださいませ。

 私は一回しか見ていないので、どこがアドリブだったのか正確にはわかりませんでしたが、屋良ちゃん的に言えば、このダンスシーンでそれが見られました。屋良ちゃんが土台になって、マーチンがバック宙をしようとするんですが、実際はしてないようです。いつも回転する側の屋良ちゃんが、アッキーのような土台役というのも珍しくて貴重ですが(笑)。今日は楽日ということもあってか、マーチンのテンションが妙に高く、勢いをつけて助走をしてきて、何と!そのまま屋良ちゃんに飛びついた!しかも、「好きっ(ハート)」のセリフ付(笑)。勢いよく抱きつかれた屋良ちゃん、何とか咄嗟にそのままマーチンをだっこできてましたが、顔が真顔でビックリしてました。まさか、こんな手で来られるとは予想していなかったんでしょう。さすがマーチン。凡人には想像できない行動を取ってくれます。会場は大爆笑で大盛り上がりでしたけどね(^^;;)。その直後、「ざけんなよっ」ってな顔でマーチンを蹴ろうとしてた屋良ちゃん。ホントにビックリしてたんだね(苦笑)

 これも、これから行かれる方のためにちょっとご報告ですが、屋良ちゃんの出番は多くないです。レアンドルより、どっちかというとオクターヴ(マーチン)の方がスカパンとの絡みが多いので。なので、前半はぜひ純粋にお芝居を楽しみましょう。その方が屋良ちゃんが出てきたときの喜びも倍増しますし、屋良ちゃんがちゃんとお芝居の中で存在感を出しつつも、全体に馴染んでいる様子がわかると思います。今までのMAメインのお芝居とは違って、お芝居の一部として屋良ちゃんがいることをご理解の上、観劇してくださいね。ホントに、これは屋良ファンとしての切なるお願いです。(詳しくはまた後ほど)




その他お芝居的感想

 マーチンは「青木さん家〜」以来、すっかりああいうキャラクターが定番になってしまいましたね。一昨年のプレゾンしかり、今回のスカパンしかり。今回のスカパンではそれほど強烈ではないですが、あのイメージから抜け出すのが、今後のマーチンの役者としての課題かなぁ、なんて思いました。ダメ、というわけじゃないんですけどね。パックみたいなハチャメチャな役もこなせるわけですし、こちらが無駄な心配する必要はないと思うんですが、どうもイメージが重なってしまって。一つの強いキャラクターを持つということは、強みでもあり、逆に重荷にもなりかねない気がします。パナなんかもそうですよね。「青木さん〜」以来、どの役も似てしまっている気ように思えます。これは、MAに限らず、どの役者さんでもぶつかる壁なんでしょうけれど、これから、また機会があるなら、全く今までにないキャラクターを演じて、既成のイメージや印象をぶち壊して欲しいなぁ、と思いました。

 ワタクシ、恥ずかしながら今回初めて串田和美さんのことを知りました。演劇をやっている人には当然のように有名な方らしいんですが。「和美」を「かずみ」って読んでたし、女性だと思ってたくらいですから(笑)。スカパンのポスターに弾けた串田さんが映っているんですが、実物はあの写真より相当お年を召した感じでした。スカパンはすでに何度も演じていらっしゃるし、大演出家でもある方にこんな言い方は失礼なんでしょうが、私にはそれほどスカパンが魅力的に見えなかったんですよね、残念ながら。チラシやパンフレットのあらすじには「スカパンは口がうまくて世渡り上手」と書いてあって、その通りの人物像を思い描いていたんです。でも、実際に演じられていたスカパンは、口が上手いのも「何とか相手を煙に巻いている感じ」だし、世渡り上手というよりも、「ギリギリ滑り込みセーフでくぐり抜けている」みたいな印象が強くて。多分、私の中で、スカパンはもうちょっとスマートな人物だったんでしょうね。年齢とか見た目じゃなくて、行動が、と言う意味で。

 主人公のスカパンをそんな風に捉えてしまったからか、最後まで「フランス喜劇ってこんな感じなのかなぁ〜」としっくりこないままでした。フランス喜劇なのに、なんで舞台がイタリア・ナポリ?!と思っていたら、この「スカパン」は、作者のモリエールが亡くなる直前に、若い頃に影響を受けたイタリア笑劇に立ち戻って書いた作品なんだそうです。そう聞いても、「ふーん」という程度にしか私の知識がないのが情けない…。ともかく、演劇初心者には、ちょっと難しい作品かな、と私は思いました。喜劇と言っても、単に面白可笑しく笑えると言う意味の「喜」じゃない、その裏に隠された鋭い部分にまで思いを致せられたら、もっとこの作品の面白さが見えてくると思うんですけどね。精進精進。

 難しいと言えば。舞台上には、セットらしきものはなにもありません。ただの床と、後部の壁左右に色違いの扉。壁中央も暗転時に開いて小物の出し入れがあります。シーンは、暗転と明転の繰り返しで進んでいきます。暗くなるごとに場面が変わり、その都度小物のイスやテーブル、その他が舞台上に置かれます。この暗転と明転がすごく細かいんですよ。短いシーンは、たった1分程度で終了。それ以外のシーンでも5分おきに暗転と明転が繰り返されていく感じなので、舞台を集中してみるのが大変です。暗くなる度に、意識が分散してしまうんですね。もちろん暗転は瞬時なので10秒程度の長さではあるんですが、その度にシーンが変わっていくので、それを「今はどういう場面で、どういう場所の設定か」を理解できる頃にはまた次のシーン、という慌しさ。これは、演じている屋良ちゃんたちも慣れるのが大変だったろうなぁ、と想像ができました。

 大先輩・岡本健一さん。情けないシルヴェストルを好演してました。私個人的には好きですね。ただ、岡本さんじゃなくても務まる役、という気もしました。岡本さん自体はいいんですけど、串田さん演じるスカパンとのバランスがちょっと微妙だったかな、と。シルヴェストルは器用なスカパンを羨ましがっているらしいのですが、少なくとも舞台上の二人の関係を観る限り、そういう風には見えなかったんです。シルヴェストルがウダウダグダグダしている分、スカパンにもう少し「羨ましい」に値するようなスマートさがあったら、二人の対比が面白かったんじゃないかなぁ、と。

 オクターヴがこっそり結婚してしまったお相手、イアサント役の馬渕英里何さんは、とても愛らしかったです。パンフを見て知ったのですが、オクターヴの方が年下の設定なんですってね。実際に年下なのかな?確かに、マーチンはちょっと頼りない部分が(役柄上)あったので、彼を上手く操るというか、なだめるというか、そんな部分が可愛らしかったです。

 レアンドルのお相手、ジプシーの娘ゼルビネット役の市川実和子さんは初舞台だそうで。モデルさんだけあって、衣装は素敵に着こなしていらっしゃったのですが…お芝居の部分は、出番が少ないにも関わらずもう少しかなぁ、と。スカパンがレアンドルの父親・ジェロントを騙してお金を頂いちゃうんですけど、その話を聞いたゼルビネットは、相手がそのジェロントだとは知らず、ことの子細をバカ笑いしながら話しちゃうんですね。その笑い方が、まだまだモノにできていない笑い方というか、取ってつけたような感じで残念でした。ついでに言うと、屋良ちゃんとのバランスも…残念。身長差はいかんともし難いので、それをあれこれ言いたくはないんですけど、恋人なので抱き合ったりするシーンがあるじゃないですか。そういうときに、どうしても彼女に抱かれてる感じになっちゃうところがね。それでも、「いやん、屋良ちゃん可愛い〜」って思っちゃうワタシはえぇ重症ですとも(苦笑)。




ツボツボポインツ
 
 今回の舞台は、役者さんが舞台から客席へ降りることが多いんですね。岡本さんは、舞台下手の端に座って客席をいじったり、お客さんを切りつけて通路を暴れまわったり。串田さんは客席後方から通路を通って出てきたり。そして、極めつけがカーテンコール。ひとまず報告で私がBBSに「屋良ちゃんとハイタッチした」と書きましたが、これもカーテンコールでの出来事なんです。5日は楽日だったので全部で4回だったかな、カーテンコールがありまして。最初の1回は普通に舞台上でお辞儀して舞台後方へハケていきます。2回目に舞台上でお辞儀したあと、舞台上手から右脇の席の前を通って、舞台と客席の間通路へ降りて、そのまま客席最前列の前を通って、私の席のすぐ左にある扉から出て行きます。初日からこれはあったようで、お客さんはみんなそれを待っているかのように徐々にスタンディング。ジャニーズの舞台ではまずない光景ですが、今回の舞台ではここまでを含めてお芝居の演出、としているようです。だから、お客さんとしてもある意味堂々と手を差し伸べることができる環境だったわけです。そうは言ってもね、自席から離れたりとか、役者さんを引っ張ったりとかって、大迷惑のマナー違反には変わりないわけで。あ、これは次のコーナーで語りますね。

 私の席は、上の図で示したように、前から2列目だったのですが、左にすぐ扉があって前の列との隙間がポコッと空いているんですね。まぁそうは言っても2列目だし、みんながしてるような握手とかはまず無理だろう、と冷静に拍手してたんです。実際、役者さんが降りてくると、1列目の人たちは大熱狂状態で、役者さんに掴みかからんばかりの勢い。みんな(←屋良ちゃんたちのことね)大丈夫かしら…なんてのん気に心配しているうちに、役者さんたちは出入り口の扉にハケていきます。「あ、マーチンだ」と認識したときには、勝手に私の左手が伸びていました(オイオイ)。席の位置からいって、私の方が高い場所にいるわけなので、私が彼らを見下ろすような感じになっていて、多分マーチンは私の姿まではちゃんと認識してないと思うんですが、ニュッと出した私の手をパシンとタッチしてくれました。後でネットやあちこちで聞いたところによると、このカーテンコールでは、みんながマーチンを引っ張ったり掴んだりするので、マーチンはオドオドしっぱなしだったようです。なので、パシンとタッチしてくれたことはある意味キセキ?!この時点で、私の心はフワフワ夢の中〜ってな状態だったんですが、マーチンから遅れること数人、や、屋良ちゃんがやって来ましたっ(心拍数増加)。今度も私の位置からでは握手は無理だし、マーチンより(ちょっとだけ)背の低い屋良ちゃんのこと、私に気づくのは無理でも、せめてタッチしてくれたら嬉しいなぁ〜なんて欲張ってしまって、またしても左手をニュイッと出してみました。そ、そしたらですね、え、えーっと…(この後の事は意識朦朧な私に代わって、隣の席だった友人の話→)屋良ちゃんがバシッと私の左手と屋良ちゃんの左手でハイタッチをしてくれた、と。サラリと触れるだけのそれじゃなくて、仲間同士でやるような元気のいいハイタッチ。マーチンの「パシン」じゃなくて、「バシッ」。イメージで言うと、コンサートのお手振りタイムに、花道で仲間とすれ違った屋良ちゃんがするような、そういうハイタッチ。だったそうです。私はもう、そのズシッと重みを感じた左手に意識が集中してしまって。隣にいた友人に崩れ落ちてしまいました。あぁ、神様…(無言)

 この後も、何度か同じ扉から役者さんが出入りしたんですが、私の唯一の空間に関係者のオバさんが立ってしまってねぇ〜正直、心の中で「邪魔!」って思ったりもしたんですが、あんまり欲張ってもいけないしね。オバさんも一応仕事でやってるわけだし(と、必死に自分に言い聞かせる)、それ以上は諦めました。でもね、舞台上から松平健様もビックリの屋良ちゃん流し目を頂戴いたしまして、ますます昇天(南無)。最後の最後に屋良ちゃんがハケていく際にも、(私が高い位置にいたため)目は合わなかったのですが、バッチリ視線を頂きましたっ。屋良ちゃん、本当にありがとうっ。私の左手は一生の宝物です。この日のことは絶対忘れないからねー!ちなみに、今のところ、グローブ座でも同じようにやりたいと演出サイドとしては思っているらしいです。でも、冷静に考えると、グローブでそんなことしたら、まさに大パニックになるだろうな、ということは簡単に想像できるので、どうなるかは幕が開いてみないとわかりません。松本公演の話を聞いたファンがグローブ座でも同じように、席を移動したり後ろから駆け下りたりする様子があれば、きっと中止になってしまうことでしょう。いくら演出的にやりたいこととはいえ、役者・客の両方が危険な目に合っては本末転倒ですから。なので、興奮する気持ちはよーくわかりますが、そこはあえて冷静に行動して、彼らの思いをグローブ座でも実現させてあげてほしいです。

 さてさて。屋良ツボをご紹介。3回目のカーテンコールかな?客席から花束を持った女性が駆け下りてきました。初日にもあったようなのですが、初日はどうやら関係者だったとか。楽日はファンだったんじゃないか、と私は読んでいます(なぜなら、開演前にトイレで花束を入れて隠した大きな紙袋を持った女性が、身だしなみチェックしてたから)。さすが地方劇場。そういうとこ、緩いなーとちょっと怒りを覚えましたが。とにかく、串田さん、岡本さん、マーチン、屋良ちゃんの4人に花束を渡していました。最初に串田さんと岡本さん。その後にマーチンと屋良ちゃんも呼ばれて前へ。岡本さんかマーチンが(多分マーチン)、その女性の手にキスをしたんですよね。そしたら、それを見ていた屋良ちゃんも真似をしてキス。いやぁー屋良ちゃんも大人になったなぁ。じゃなくて!え?普通、そんなの見たら悲鳴あげるだろうって?そりゃねぇ、この女性たちが一般のファンだとしたら、ブチ殺したいですよ、マジで。調子乗ってんじゃねーぞ、と。でもね、それ以上に、劇場関係者として、色々考えさせられることの方が多くて。ファンであると同時に、関係者としての目で見てしまう自分がいるので、どこか冷静なんですよね。ま、とにかく、片膝立ててキスを落とす屋良ちゃんの王子様(ナイトの方が似合う?)っぷりは、貴重だったな、と。

 花束をもらったあと、一同が横一列に並んだところで、串田さんが前に出て挨拶をしました。そのときに串田さんは自分がもらった花束を子役(3〜4才)に渡してしまうんですが、実はこの子役、串田さんのお孫さんらしいです。パンフにもWキャストで名前がありました。で、このお孫さんが串田さんが挨拶している間、じっとしていられなくて後ろにあるセットのテーブルの方に身体を向けてしまうんですよ。そしたら、その左隣に立っていた屋良ちゃんがその子の頭をクリッと掴んで前に向けようと頑張ってました。でも、屋良ちゃんも片手でお花持っててうまくいってなかったですけど。屋良ちゃんとチビッコという組み合せが何ともツボでした。両手が空いてたら、ちゃんと肩を持って「前向いててね」ってできたと思うんだけど、片手なモンだから頭を掴む感じになっちゃってたのが、「屋良ちゃんてば、子供の扱いに慣れてないのね」って雰囲気でホノボノでした(^^;;)

 最後の4回目?のカーテンコールで、拍手が鳴り止まないので串田さんが舞台上で正座してお辞儀。土下座みたいな恰好になっちゃってました。そしたら、屋良ちゃんとマーチンもそれに続いて舞台に正座&お辞儀。後から岡本さんも加わって4人で土下座状態。その後だったか、確か屋良ちゃんが岡本さんと抱き合ってて、私から見ると屋良ちゃんは背中を向けていたんですが、岡本さんの手が屋良ちゃんの背中をポンポンと叩いているのが見えました。それを見たマーチンが黙っているハズもなく…マーチンも岡本さんと熱い抱擁(笑)。更にこの後だったかな?串田さんが岡本さん、屋良ちゃん、マーチンの3人をガバッと抱きしめてました。私も実はスキンシップ好きで、感動するとガバッと抱きついちゃう人なので(コラコラ)、彼らの気持ちはよくわかりましたね〜

 スキンシップと言えば、2回目のカーテンコールに出てきたときだったか、舞台後方から出てきた屋良ちゃんは、ジェロント役、つまりパパ役の内田さんとハイタッチしてました。舞台上では親子ながら、それほど絡みのないレアンドルとジェロントなので、意外な仲良しっぷりを見れて嬉しかったなぁ。もしかしたら、北海道でのワークショップからご一緒だったのかしら?屋良ちゃんは毎回大人の役者さんに可愛がってもらえて役得ですね〜息子キャラ開拓?(笑)




ちょっと考えてしまいます
 
 ここで苦言を一つ、二つ(いや、もっとたくさんになるかも)。うちのサイトに来てくださる方には、これから書くような事をする人はいないと信じていますが、何だかなぁ〜って思うことが多々あったので、あえて書き残しておきます。グローブ座ではこういうことがないことを祈って。観劇前に見たくないわ、という人はスルーしてください。観た後にでもできれば読んでいただきたいというのが私の希望ですが。

 松本に出かける前から、話には聞いていたんですよ。オクターヴとイアサントのキスシーンでファンが悲鳴をあげた、とか、屋良ちゃんが出てきたシーンの後の暗転で「屋良っちカッコいい〜」と周りに聞こえる声で言っちゃう人がいる、とかね。楽日だから危ないなーと不安に思っていたら、案の定。気持ちとしてはわかるんですよ。確かに、屋良ちゃんが出てきた途端、自分の顔がニヤけるのがわかりましたから。そこに屋良ちゃんがいるってだけで、ガーンとテンションが上がるのがわかるんですもん。だから、気持ちはわかります。で!も!そこにいるのは屋良ちゃんであって屋良ちゃんではないわけで。いるのはレアンドルという青年。もう屋良ちゃんが舞台に立ち始めて何年も立つんですから、そろそろファンの方もね、そういう反応はやめないと。いい加減恥ずかしいです。

 私の前の席の3人組は屋良ちゃんファンらしく、「屋良ちゃーん」とか「カッコいい〜」とか、とにかく反応がコンサートのノリなんですよ。カーテンコールの時なんて、席から離れて扉を覗き込んでましたし。目の前でそういうことをされて「あぁ、引くなぁ〜」って。自分の気持ちがサァーッと引いていくのが悲しかったです。何度も見ているんでしょうね、必要以上に大げさに笑ったりするんですよ。ああいうの、本当にウザイって、本人たちは一生気づかないんでしょうね。まさに、「自分がよけりゃそれでいい」タイプ。可笑しいところで笑うことはお客さんとして当然の反応です。でも、「過ぎたるは及ばざるが如し」。やりすぎは禁物です。

 やりすぎと言えば…下手のサイド席の1列目に(明らかに)岡本さんファンが座っていらして。スカパンとシルヴェストルのやり取りで、シルヴェストルが大げさに動く場面があるのですが、そこで岡本さんが大げさにしすぎて上手後方の壁にぶつかってしまったんですよ。あやうく舞台破壊。スカパンにも「お前、やりすぎなんだよ」って突っ込まれてましたけど。まぁそれ自体は楽日ならではのサービス(ハプニング)で楽しかったんですが、それを見た某岡本さんファン。「健ちゃん〜」って。あーあ、台無しだよ。この某ファンは、これ以外にもヤラかしてましたね〜。岡本さんが客を切りつける場面で、某ファンの2人隣の人を切りつけたんですよ。そしたら、わざわざそこまで身体を伸ばして、あえて切られに行ってるの。それで喜んでるから始末に終えない。そんなこと目の前でやられたら引きますよ、ホントに。仕事柄かどうか、悲しいかなそういう要注意人物には自然と目が行ってしまうんですよね(涙)。まだ何かやるだろうと思っていたら、やっぱり。カーテンコールでは前まで飛び出して岡本さんと無理やり握手してました。こ、コワ…マーチンが怖がる気持ちがわかる気がしました。いくら大切なお客様でも、見知らぬ人から引っ張られたり手をつかまれたりしたら誰だって怖いっての。おそらく、この方も、前述の屋良ファンもあちこちで同じ事を繰り返しているのでしょう。なのでこの辺でやめておきますが、こういうファンだけにはなりたくないものですね。人として恥ずかしい。

 あーそうだ。恥ずかしいと言えば(まだあるのか)、一番最初に役者さんが客席に下りてきたとき、階段の上から恐ろしいくらいの勢いで駆け下りてきた人(てか、見るからにおばさん)がいました。串田さんと(無理やり)握手してましたから、串田さんのファン?何か呆れることが多かったですね〜今回は。地方公演だと箍(たが)が外れてしまうんでしょうか。いやはや、本当に考えさせられました。




まとめ
 
 気を取り直して。屋良ちゃん、お疲れ様でした。まつもと市民芸術館については、実は建設に関していろいろ騒動(というか問題というか)があったらしく、なかなかいわく付の劇場だったんです。相当お金をつぎ込んで作ったようですし。だから、出演が決まったときも、「大丈夫かな」と不安に思っていたんですよね。屋良ちゃん自体がどうこう言われるというよりも、お芝居を受け入れてもらえるのかな、と。でも、ひとまず好評に終わったようでホッとしています。お芝居的には、求められていたものには、きちんと答えられたんじゃないでしょうか。出番の多い少ないを言うファンもいますが、脇役でも存在感のある役者さんはたくさんいます。レアンドルという役に選ばれたからには、屋良ちゃんだからできることもあったハズですし、屋良ちゃんの魅力はしっかり出せた、と私は思っています。もしかしたら、なかなかMAライブが実現しないことに焦りを感じているかもしれないけれど、いろんなタイプの作品に出会って、個性ある役者さんや演出家と出会える経験は、きっとダンスの世界でも役に立つと思うので、これからもいろんな面を磨いていって欲しいです。屋良ちゃんに会いに松本まで行って、本当によかったです。グローブ座には見にいけないけど、皆さんの報告を聞いて応援したいと思います。東京公演も頑張るのだよー!

 最後に、パンフレットについて。
 お値段は2000円でA3くらいの大きさ。手提げ袋類は必須です。手に抱えていても恥ずかしくないデザインですけれどね。グローブ座では見本が見れないかもしれないので、簡単に内容をご説明。一人ずつの写真&インタビューがあります。屋良ちゃんソロは見開きで2P。この写真が私の場合は決め手でした。ドアップの写真が恐ろしく男前です。この写真だけのために2000円払っちゃいました。後でよく中身を見たら、後ろの方に稽古の細切れ写真が載っていたので、それも十分見る価値アリ!です。役者さんたちの先頭でダンスを教えているシーンとか、感涙モノです。

 ここからは、これからグローブを見る方には申し訳ない私の勝手な言い分なので反転で。この「スカパン」は基本的にまつもと市民芸術館のために作られている気がしました。あの小さい規模の劇場だからこそ演出が生きるというか。それは、セットにおいてもそうだし、役者さんの動きについても。グローブ座は舞台もそれなりに広いし、客席との距離もあるし、1階席ならまだしも、2階、3階席からだと、雲の上から覗いている感じになってしまうのではないかなぁ、と。松本のバルコニー席でもそれを感じるくらいですから。といっても、串田さんもキャパシティの違いや舞台の違いも分かっているでしょうから、何か松本公演とは変わってくるかもしれませんね。それはそれで、両方見る方は楽しみになるんじゃないかな、と。私もどこがどう変わっていくのかちょっと気になります。グローブ座を観劇される方のお話、楽しみに待っていまーす!

04.09.07



最後までお付き合いありがとうございました。
約束どおりレポが書けて良かったよぉー(涙)
シェイクスピアデビューに続いて、
モリエールデビューも果たしました。
やっぱり古典は解釈が難しかったです。

さて、次回はマイミラ2でお会い…できますように(祈)



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