劇場エンタテインメント・マガジン[シアターガイド]
2001年12月号
教科書サイズの小冊子です。
演劇に疎い私は初めて観る雑誌でした。
本当は全文掲載はよろしくないのですが…
なかなか小さな書店では見つけにくそうな雑誌なので、
(事実、うちの周辺の書店にはなかった)
ゲットできなかった方のためということでお許しください。
表紙:クリスマス・ボックス(東山&黒木)
対談は3P。1P目はヒガシ、屋良ちゃん、岡さんのスリーショット。
屋良ちゃんたら、襟足の髪の毛がピョコンとハネてます。
座ってるヒガシの肩に手を置いちゃったりして〜〜〜(やってくれ、って言われたのねきっと^^;;)
話の内容からすると、どうやらこの対談が行われたのは初本読みの後のようです…
2Pめと3Pめが本文&写真。
屋良ちゃんの写真は胸から上のアップ。苦笑いをこらえたような表情で、お髭のアトが…
すっかり青年の顔つきです。「ミュージカルの魅力を見つけます/屋良朝幸」だそうです。
| ――――稽古場の雰囲気はいかがですか? | |
| 東山 | ずっとそれぞれが個人でボーカルレンッスンをやってまして、 全員がそろっての稽古は今日から始まったんです。 |
| 岡 | 今日初めて、ちゃんと役の人の声でせりふを聞いたので、ああ、こんな感じになるんだ…と。 |
| 東山 | 岡さん、すごいですよ!本読みなのに座ったままで歌い上げてましたからね。 |
| 岡 | いえいえ(笑)。 |
| 東山 | やっぱり皆さんの声を聞くのと聞かないのとでは大違い。 今日から本当にスタートして作っていかなきゃ、と思いましたね。 あと、屋良は「声が小さい」と演出の栗山民也さんに怒られてました。 (と先制の告げ口?に一同爆笑) |
| 屋良 | ハイ、一発めでイキナリ(笑)。僕はこういう“芝居”としての舞台はホントに初めてなので、 もう緊張して…いっぱいいっぱいで。 |
| ――――先輩から温かいアドバイスなどは? | |
| 屋良 | まだ特にはないんですけど、これからガシガシ来るであろうと…。 |
| 東山 | ガシガシってなんだよ(笑)。 |
| ――――踊りよりも歌が重要な作品のようですね。 | |
| 岡 | ミュージカルというよりは、音楽劇ですよね。 |
| 東山 | そうですね。どちらかというとストレートプレイに近いと思います。 そのほうが、お客さんが感情を込めやすくて、情景をきれいに出せるんじゃないかな。 家族愛をうたった、普遍的な大人の話なので、物語をしっかりと観ていただきたい、 ということです。 |
| ――――それぞれの役柄についてですが、岡さんは原作にはない、 語り部のような不思議な役ですね。 |
|
| 岡 | ええ、ひとりだけ空間を移動できる、非人間的な役というか。 いや〜、むずかしい!シーンとシーンとの間に僕の長ぜりふが入る場合が多いんですけど、 前のシーンをつぶさないようにしないといけないし、“ああ〜出てこなきゃいいのに、 あの人”と思われるのはキビシイでしょ?(笑) |
| 東山 | 僕は二役で、どちらも父親の役。年格好も似たような感じなので、 どう変化させていくかが今からの課題ですね。稽古の中でいろいろ試して、 探ってみたい。その作業が一番楽しくなるんじゃないかと思っています。 |
| ――――屋良さんは、東山さんの義弟の役。ご自身と同年齢くらい? | |
| 屋良 | そうですね、そんなに変わらない。大人の話だから大人っぽく…とかは、 あまり意識しないでやろうと思ってるんですけど…。 |
| 東山 | 意識したほうがいいよ。 |
| 屋良 | ハイ、します(変わり身の早さに一同爆笑)。 |
| 岡 | でも屋良君だけですよね、若い男のキャラって。ほかはみんな大人ばかりで。 |
| 東山 | そう。だから一番元気よくあってほしいんですよ。 屋良がいるだけで場面が明るくなるように、 いきなり体温が上がった感じでやってくれたらな、と。 |
| 岡 | 初めて舞台でしゃべる、その新鮮さをガンガン出してほしいですよ。 |
| 屋良 | すごいプレッシャーですが…(笑)。とりあえず周りをよく見て、 いいところは盗みたいと思います。自分なりに「こういう役だ」というのを 見つけてやっていきたいんですけど、まずは雰囲気に慣れないと。頑張ります! |
| ――――栗山さんの演出は、東山さんは何度か経験されてますね。 | |
| 東山 | はい。栗山さんは優しい中にも厳しさのある方で、 本当に的確なことを言ってくださるんです。心にズバン!と来て、 とても印象に残るんですよね。 |
| 岡 | 僕は初めて。楽しみです!何を引き出していただけるのか、と思うと。 |
| 東山 | 何気ないところにひそんでいるきれいな言葉を、栗山さんがピックアップして、 ああ〜なるほど!と思われてくれるんですよ。そこが好きですね。 |
| ――――皆さんに、改めて、ミュージカルの魅力についてうかがいたいのですが。 | |
| 岡 | まず劇場という空間が好きなんですよ。客席からは普段の生活と全然違うものが観られて、 舞台に立てば人の人生を演じることができる。その楽しみの上に、 自分の好きな歌がかぶさるので、ミュージカルに非常に惹かれているんです。 作品自体も大事だと思いますが、自分はやっぱり音ありき、のような気がしています。 |
| 東山 | よく仲間内で話をするのは、ある哲学者で「ミュージカルほど嘘っぱちな世界はない。 誰かが殺されてるのに横で踊ってたり、 両親にばれないようにと言いながら大声で歌ってたり。 いいか悪いかは別にして、それを理解できる人たちは文化的意識の高い人だ」と 言ってる人がいるんです。まさにそういうことだと。僕も表現者として、 そういう文化を担う一員でありたい。その最高峰がミュージカルだと思うんですね。 歌って踊って芝居をするという、人間の五感のすべてを使って、 またお客さんの五感を全部引き出さなきゃいけない。 ものすごく精神的な技術が必要ですよね。 |
| 屋良 | 僕にとっては、舞台に上がって人前で踊るということが、 自分の中で一番気持ちのいいことなんです。コンサートにしろ、ミュージカルにしろ、 そこがいいなぁ、と。でも今回は踊りより芝居の方がメインなので、 どうお客さんにきちんと伝えられるか…。 うまくできたら、それもきっと気持ちいいんじゃないかと。新たなミュージカルの魅力が 見つかればいいなと思っています。 |
| ――――「クリスマス・ボックス」で観客が見つけられるものとは何でしょう? | |
| 岡 | この作品からもらえるものが必ずあると思うんです。 黒木瞳さんのせりふに「これは涙じゃない。自分の中の氷が溶けていくのよ」 という言葉があるんですけど、たぶんお客さんも観た後に、 なにかガチっと固まっていたものが、ふわっと溶けていくように、 人に対して優しくなれるんじゃないかなって思うんですね。 今日の本読みで、そこに一番「ああ〜」と思いながら、 いち観客になって聞いていたんです(笑)。 |
| 屋良 | ストーリーが魅力的だから、全体が見どころだと思いますね。 今までそんなに自分の家族のことなど考えなかったんですけど、 この作品で改めて考えたり。きっとお客さんも同じ気持ちになるんじゃないかな。 |
| 東山 | チラシにもあるように「大切な人と一緒に観てください」という言葉につきますね。 ボックスの中に入っているものは人それぞれ違うと思いますが、 僕と黒木さんが演じる役では、家族愛が入っています。 みなさんが心の中に持っているクリスマス・ボックスの中身を それぞれに見つけてほしいな、というのが僕からの提案です。 |
| 屋良 | さすが! |
| 岡 | すばらしい〜!(笑) |
| 東山 | えーと。オチはつけなくていいのかな(笑)? |
いかがでしたか?
私は、ヒガシがミュージカルの魅力について語っている部分にひじょーにショックを受けました。
日頃の私の発言をご存知の方は「なるほど」とお分かりになるかもしれません…(^^;)
「ミュージカルほど嘘っぱちな世界はない。誰かが殺されてるのに横で踊ってたり、
両親にばれないようにと言いながら大声で歌ってたり。
いいか悪いかは別にして、それを理解できる人たちは文化的意識の高い人だ」という部分です。
ショックを受けるってことは、自分で当たってるって無意識に感じたのかな。
以上、文化的意識の低いsachiでした…トホホ(←根に持つタイプ)
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